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小学校教員の半数が休み時間ゼロというニュースを読んで思うこと

どうも!

元小学校教員のワタリです!

今回は、「小学校教員の半数が休み時間ゼロ」というニュースを読んで思うことを元小学校教員目線で書いていきます。


まず、思ったことは、「やっとこの問題が明るみに出たか」ということです。

そして、明るみに出たところで、解決しにくい問題だなと思いました。

私自身、休み時間をとったのは、トイレに行く時だけでした。昼休みになるまで1回もトイレに行かない日も多かったです。

そもそも、休み時間に小学校教員が何をやっているかというと、
・生徒指導(子ども同士のトラブルの解決など)
・丸つけ(宿題の確認など)
・教室移動(体育や理科など)
・児童の監視(ケンカの防止)
・児童と遊ぶ、話す
・次の授業の準備
・トイレ、水分補給

上記のようにたくさんのやることがあります。
授業と授業の間の10分程度では、とても休めません。

多くの社会人からしたら、こんなにハードなことはないと思います。一般企業で働くみなさんは、トイレや水分補給、おやつ、休憩などは自由なタイミングもしくは、決められた時間にしっかりと取れるのではないでしょうか。

一般企業とのギャップが教員志望者の低下を招いている原因の1つだと思います。


解決案

休み時間に学級を監視する人をアルバイトでもいいので雇う。

教員は、子どもから目を離せないことが原因で、休み時間を取れていません。(他にも原因はありますが)
なぜかと言うと、見ていない時に子どもがトラブルを起こしたり、怪我をすると、担任の教員に責任問題が発生するからです。
トラブルの処理にはたくさんの時間とストレスがかかります。
それを避けれるなら、休み時間を犠牲にした方がいいと考える先生が多いのではないかと思います。

誰か代わりの人が児童を見てくれていたら、教員は、職員室に戻ってコーヒーを飲んだり、椅子に座ったりして休めるのではないでしょうか。

しかし、現実的には、各クラスごとに監視員を雇う予算は国や都道府県、市から出してもらえないでしょう。
全国でこれをやると、相当な金額になりますし、人員も確保できないでしょう。

なので、残念ながら解決は無理だと思います。(お金が出ないので)

文科省には、頑張って財務省に予算交渉をしてもらいたいものです。


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