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ChatGPTを使ったキャラクターAIでセリフの再現度を上げる方法

はじめに

チャットGPTを使ったキャラクターAIの作成は結構多くの方がやられていることだと思います。私自身も様々なキャラクターをチャットGPTを使って再現をしています。実際にキャラクターAIを作成するプロンプトについては私の以下の過去記事や他にも色々と記事を作成されている方々がいらっしゃるのでそちらをご参考ください。

その中で1つ課題となっているのがキャラクターのセリフの再現性があまり良くないというところにあります。これに対しての解決方法は大きく2つあると考えています。1つ目が、最初のキャラクター生成で提示するセリフ情報を潤沢にすること。2つ目が、キャラクターAIが出力したメッセージを校正すること

本記事では、これの2つ目の方法を試した結果についてまとめたものになります。


やり方

それではここから具体的な方法にのやり方について説明していきたいと思います。

簡単ではありますが変換のイメージを表した図を下に記載しています。やり方の味噌は実際のキャラクターのメッセージを参考事例としてキャラクターAIによって出力したメッセージをGPT4を使い校正させるというところにあります。これにより大量のキャラクターセリフデータをキャラクターAI作成時に入れなくても良いという利点があります。

メッセージ変換イメージ図


デモ

それではここから先の手法に基づいて実際にGPTで試してみた結果について記載していきます。今回ベースしたキャラクターはハミダシクリエイティブに登場する和泉妃愛というキャラクターです。一部界隈の人以外は知らないキャラクターなので知らない方は、そういうキャラクターでデモをしたんだな~~と思っていただければ幸いです。

今回のデモでは、キャラクター参考メッセージとして単純にキャラクターのセリフ情報を一覧としてあげるのではなくキャラクターAIによって出力された感情状態に基づいてDBから該当する感情ラベルのセリフ情報を取得し、それをキャラクター参考メッセージとして使用しました。(流れは以下の図を参照)

デモでのメッセージ変換全体像

それで実際にChatGPT上で動かしたものが以下になります。まだ数回しか試してないのですが、現時点では単純にキャラクターAI(GPT4)に出力させたものよりも元になったキャラクターらしいセリフを出力するようになったと感じています。

キャラクターAIとのやりとり
メッセージ変換のやりとり


おわりに

ここまで記事を読んでいただき誠にありがとうございました。一応GPT4だけではなくGPT3.5の方でもメッセージ変換を試したんですが、そちらの方だと同じプロンプトではいい感じにセリフを校正することはできませんでした。もしもっとより良い方法なのがあればコメントいただけると嬉しいです。

それでは良いクリエイターライフを

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