新型surfaceの発表が意外と攻めてる件について
新型surfaceがようやく発売された。あまりに楽しみにしていたので思わず脱糞忍者になりかけたが、今回のsurfaceシリーズはまさに「想像の斜め上をいく」ものになっていたので、書き残しておきたい。
まずはsurface pro7だが、こちらは特に目新しいところ、無し!
ようやくタイプCのUSBが装備されたくらいか。サイズなどにもほぼ変更はなく、マイナーアップデートに近い。てっきり最近はやりのベゼルレスになると思ってたのに……そう思ってたところ、やっぱりありました、ベゼルレスのsurface!
surface Xである!(発音は男塾風に)
チップセットに改造したスナドラを乗っけたマシンで、基本的な性能はsurface proとそこまで変わらないらしい。
ソフトがどこまで動くのか、非常に楽しみであり恐怖でもあるが、ワクワクさせてくれる端末であることは間違いない。人柱の皆さん、期待して報告待っております!
なんか非常に消費電力が低いらしいので、かなりバッテリーが長持ちするとかしないとか。低電力ということで、発熱もマシになるのか、気になるところではある。
端子がUSB-C端子二つだけ、というのが惜しいけど、まあ仕方ないかな……
あとはそれ以上に気になるのが、32ビットアプリしか動かないので、ほとんどクロームブックみたいな使い方になりそう、ということである。だったら収納できるペンの意味って何なの……?
疑問が湧かないわけではないが、今回のXはおそらく実験機的な位置づけなので、これから64ビットアプリにも対応してくれれば一気に神端末になれそうなポテンシャルは秘めている。これからどう発展させるか、楽しみに待つとしよう。
そしてやってきた、surface Duoとsurface Neoの二画面端末の発売である!
二画面端末とは、予想の斜め上を行く発想でビックリした。サムスンが折り畳み端末を発売したが、これは一つの画面が折りたためるというもの。今回のsurfaceは二つの画面が別々にあって、中心のヒンジで折りたたんで収納できる、というもの。
ちなみにDuoとNeoはただ単に画面の大きさだけでなく、乗っかっているOSも違う。小型の方(Duoの方、画像下)はアンドロイドOSを採用したのは英断だと言えるだろう。一応電話できるが、電話機として作ったのではない、とのこと。
一方、Neo(画像上)の方は片面で9インチの画面があり、広げるとかなり大きい。こっちには専用キーボードを装着できるらしい。折りたたんでそいつを装着すると、まるでラップトップのように使えるという。しかも残った画面をタッチバーやタッチパッドのようにも使えるという。
ぶっちゃけ実際の使い心地を想像するに、多分そこまで快適ではないだろうが、「二画面でこんなことやってみました!」という分にはけっこうなのではないか。こういう挑戦する精神は大切だし、こういうところから何か新しいものが生まれるのではないか、という気にはさせてくれる。
ちなみにNeoの方はOSがウィンドウズXという、二画面専用のOSが乗るみたいなので、そこにも注目している。わざわざこういうOSまで新調して作るというので、MSの本気感は伝わってくる。
発売は来年の年末と、少し先である。まだまだOSの開発や、二画面のユースケースに対応したアプリの開発などの取り組みがまだなのだろう。そこも含めて、発売までにどれだけ完成させてくれるか、楽しみではある。
今のところ二画面の活用法として真っ先に思いつくのは漫画などの書籍の閲覧であろう。中央に8〜9ミリ程度のヒンジ部分があるため、スムーズな見開きを再現することはできないが、それに近いものはできるであろう。アプリ側で対応してくれたら神だが、kindleはあまり完成度の高いアプリではないので、そこらへんがどうなるか……たしかウィンドウズでは起動すらおぼつかなかった状態だったはずだ。
二画面のユースケースはなかなか思いつかないかもしれないが、意外と自宅のPCではディスプレイをもう一つ足している人も多い。ひょっとするとスマートな二画面の使い方もあるかもしれない。
他に思いつくものとしてはラップトップのように置いて仮想キーボードとして使用、Duoの場合ならゲームの画面と仮想コントローラー(動画でも紹介されていたが)という使い方もあるだろう。
さて、まだサーフェスシリーズはラインナップがある。サーフェス・ラップトップも3となってアップグレード、15インチが加わることになる。ちなみに今回の13インチはインテルの最新チップが搭載されており、MacBook Air(存在感が空気)の3倍ほどの処理能力があるそうだ。
さらに15インチ版にはAMDのチップが搭載されることに。
ついにMSとインテルの関係が以前ほどベタベタしたものではなくなったが、これはこれで楽しみだし、競争があるのは業界にとってもいいことだろう。インテルは最近では技術の進歩に対してあまりリードできていないように感じる。もちろん、製品化されてないだけで他にもいろんな研究は続けている。おそらくインテルが見据えているのは現状の技術ではないだろう。現状のプロセス微細化には必ず限界が来る。そう見越して、積層化やシリコンに代わる半導体素材の発見など、様々な次世代の構想を練っているようだ。ぜひとも次世代では新技術で巻き返してほしい。
何はともあれ、まずはラップトップ3ではインテルvsAMDという対決が同じ製品で見れることになる。どういう性能になるか楽しみなので人柱の皆さん、よろしくお願いします! ちなみに発売は2画面端末以外は2019年内なので、人柱さんは忙しくなりそうですね!
実を言うと、PS5の発売も2020年末なので、以外にも来年が楽しみである。
2020年はオリンピックより楽しみなものが増えてよかったと思う。
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