レート1800代到達:刀毒の立ち回り

本記事にて2021年1月~3月においてふるよに電子版で使用した刀毒の立ち回りについて紹介します。

私は経歴としてふるよには紙版は交流会を数回参加、電子版は2021年3月19日現在でレート1800前後の現状ランキング3位です。最高成績は1月上旬における達人帯マッチでの22連勝です。したがって、電子版環境を意識した記事を特色として楽しんでいただけると幸いです。

メガミの選択理由


使用するメガミは外見など好みで選ぶ方法が一番です。このようなこだわりがなく、推しが実装されていない、勝率を上げたいという前提の元で刀毒をオススメします。

キャプチャ

選出理由は最も安定して勝つことができるからです。

電子版において特定のメガミの組み合わせが最も強く、他の組み合わせが下位互換になるといった事はありません。

しかし、ヒミカ(銃)に対してシンラ(書)が強いといったメガミによっての相性差が存在します。

電子版は公式大会で用いられる頻度の高い3拾1捨の形式と異なり、選んだ2柱のみで戦う通常選択形式のためメガミの相性差を強く受けます。

その為、対策が存在しない場合不利となる5つのメガミの組み合わせを選択したメガミで戦う事は可能かを評価し選択を行います。

仮想の相手となる5つのメガミの組み合わせは以下の通りになります。

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①刀扇:月影落としを受け、豊富な攻撃札と打ち合えるか

②銃忍:壬蔓ヴァーミリアンによる遠距離のレンジロックを解決可能か

③傘槌:間合い0におけるレンジロック、遠心撃の圧力化で戦う事が可能か

④書枢:完全論破りげいなーのデッキ破壊、森羅万象えれきてるのダメージレースに打ち合えるか

⑤毒騎:豊富な攻撃札、生きる道特化の防御力など複数の勝ち筋があるデッキに対しての対応可能か

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以上の「刀扇、銃忍、傘槌、書枢、毒騎」の5種のデッキに勝てるデッキを選びます。

私はこの5つのメガミの組み合わせに勝つため以下の4点が評価項目にあたると考えます。

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1.優秀な攻撃札が切り札、通常札が複数枚存在するか

2.切り札によって月影落としを受けられるか

3.間合いを2以上変化させる前進、後退札が存在するか

4.通常札に間合いを変化させる対応札が存在するか

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したがって私はこれらを満たす刀毒を選択します。

またマッチしやすいメガミの組み合わせを意識した選択でも上記の評価方法は有用であり、刀毒が強いです。

2021年1月~3月において級位帯におけるマッチングが多い組み合わせは、「刀扇」、達人であれば「刀扇、傘槌、書枢、刀書、刀騎、忍傘」と感じており、①~⑤の相手に対して行った対策で戦う事が可能です。

デッキ構成


基本構成は以下の通りになります。この基本構成から相手によってカードを差し替えてデッキ構築します。

【通常札】

斬/一閃/柄打ち/飛苦無/毒針/遁術/毒霧

【切り札】

月影落とし/浦波嵐/流転の霞毒


そして相手によって以下のように入れ替えます。

・扇全般:[IN]叛旗の纏い毒 [OUT]流転の霞毒

・銃忍:[IN]抜き足 、滅びの魂毒[OUT]一閃、流転の霞毒

・書枢:[IN]滅びの魂毒 [OUT]浦波嵐

・刀毒:[IN]叛旗の纏い毒、圧気 [OUT]浦波嵐、斬

基本的な立ち回り


[1]手札の引き直し

毒針、斬、飛苦無を引いた場合デッキの1番下に戻します。3ターン目に間合い4へ移動し、攻撃する事を理想とするための行動です。

[2]デッキ1巡目の立ち回り

1ターン目 宿し エンド。 間合いを空け、自由に間合いを調整する為の行動です。

2ターン目 宿し 毒霧 エンド。

この時に、弛緩毒を送ります。宿しによる早期破棄をしない場合、相手の手札を圧迫する事ができ、早期破棄した場合は流転の霞毒と飛苦無を受けるためには、相手は前進しなければなりません。相手が前進を行った場合、次のターンに斬や毒針の射程圏内に入ります。

3ターン目 攻撃札の使用と間合い調整。

攻撃札を使用します。対応を意識した順番で使用してください。この時、相手が対応札を使用する時、時間を掛けて使用する人間なのかといった情報を拾います。

[3]デッキ2巡目以降の立ち回り

基本的に間合い2での交戦が主になります。同一ターンに「柄打ち→飛苦無→毒針→流転の霞毒→一閃」を使用する事が最大打点となりますのでこのセットを手札に揃えましょう。

また相手はこの動きを警戒し、被害を最小限にするため手札が4枚存在する場合の柄打ちはライフに通ります。遁術を温存する為、柄打ちで止める行動も強いです。

相手が刀毒デッキに対して警戒する点

①遁術が手札に存在するか

相手がユリナなど間合い3を得意とする場合、遁術を警戒してきます。これを逆手に取り、[3]で紹介した遁術を使用する攻撃は次に自分が再構成する手番まで温存し、遁術の圧力をかけます。

②月影落としを受けられるか

このデッキの勝負の決め手は月影をどのタイミングで当てるかです。相手は月影落としのライフダメージを防ぐため、対応札が無い場合はオーラを4以上にしなければなりません。

これは相手はライフが4以下であった場合、オーラ5にも関わらず一閃や飛苦無など2/2の攻撃をライフで受けなければいけない事を意味します。したがって終盤は対応札がない相手は積極的に攻めていきます。

発生しやすいバグ


発生しやすいバグを紹介します。20連勝以上の連勝が続いている時などは「扇、毒、枢」に対しては切断する事をおすすめします。

・同一ターンに弛緩毒と圧気の破棄を行う。→フリーズ

・同一ターンに弛緩毒2枚の破棄を行う。→フリーズ

・山札1巡3ターン目に置いて、毒針に対し詩舞で対応される。→ダメージは入らないが毒をデッキトップに置かれる演出がされる。相手がこの毒の表示札を使用した際にフリーズします

相手に合わせた立ち回り

環境の相手に合わせた立ち回り

以下に相手に合わせた立ち回りの例を紹介します。

・刀扇

間合い2・3にいる事を意識し立ち回ります。間合い3での攻撃に対し遁術を使用した場合、間合いは5になり相手の追撃はなくなります。したがって遁術が捨て札にない場合、相手は間合い3のみで使用できる一閃を使う事は難しいのです。遁術を捨て札に置かず常に圧力をかけることでダメージレースが有利になります。

相手切り札による受けも叛旗の纏い毒で完全に無効化できるため有利対面です。

・銃忍

壬蔓によるフレアの獲得、ヴァーミリアンフィールドによる後退を繰り返し相手の攻撃可能間合いに入らないようレンジロックを行うデッキです。

対策として1ターン目に毒霧を使用し、弛緩毒を送ること。

抜き足を使用し間合いを縮め、同一ターンに斬と毒針を使用することを繰り返しライフを減らすことを行います。

相手ライフが5以下のタイミングで抜き足後の攻撃に月影落としを加えることで勝てます。月影で倒せる機会はこちらのライフが2以下の時が多いためそれまで辛抱強く耐えます。

遇に間合いが近い構成の物もありますが、柄打ちと遁術を入れていれば対応できます。

傘槌

間合い0にされるレンジロックを行われる事が多いです。またこちらの後退などの行動対策か、ダストを0にされる戦術を受けます。よって安易な宿しは砂風塵+ゆらりびにより行う事ができない為、ライフ3以下の決死の状態になるまで耐え、相手ライフの自然減少とライフダメージによるフレア生成を狙います。

攻撃を行う際は対応札のもぐりこみを計算にいれた上で、柄打ち遁術月影落を行います。

また相手ライフが4以下の場合に遠心撃を使用された場合、こちらのオーラが5でも浦波嵐を発動し遠心撃をライフで受け、生成されたフレアで月影落としを使用して勝てます。

書枢

「完全論破りげいなー型」、「森羅万象えれきてる型」の2つの型が主流です。

完全論破型はシンラの切り札完全論破をクルルのりげいなーという使用済みの切り札を再度使用することで相手の捨て札のカードを封印し相手のデッキ破壊をする型です。

したがって完全論破型は通常札を使用せず、相手が再構成によるライフダメージが蓄積するのを待ちます。引用を警戒すればオーラも特に必要ないため十分にフレアをため、機会を見て月影落としで勝ちます。

森羅万象型は斬、飛苦無などを使用し、確実にダメージを与えてください。相手デッキが2巡し、こちらのライフが6点を切ったあたりで相手が詰めにくるのでそれまでに対応を超えてライフにダメージが与えられているかが勝負です。

存在する初見殺し性能が高い存在を知っておく

以下に初見殺し性能が高い電子版のメガミの組み合わせを記述します。

ただ毎日決まった時間にマッチする事を続けた場合、基本同じ人とマッチするため対策が容易になっていくので適宜調整します。

①刀書

天地反駁を展開した後の圧気即破棄による3点のライフダメージ。立論月影落としや森羅判証によるデッキ。デッキ枚数と扇動の詭弁に注意します

②銃扇

クリムゾンバレット→バクドラ→千歳の鳥のコンボに注意。遁術による回避ができるが、風舞台で0距離からの場合もあるため計算が必要です。

③毒扇

毒を送られた後、無窮の風によって捨てさせデッキトップを固定し生きる道を通す型が存在するため警戒します。

④毒忍

壬蔓→流転の霞毒を繰り返す攻撃重視のデッキ。1巡目は弛緩毒を使い、オーラを減らす事はやめることはやめ常にオーラを纏っておく必要があります。

⑤槌枢

りげいなーでメガロベルを使いまわし、無限に回復するデッキが存在する。ただ相手は月影落としの受け札がないため回復以上のダメージを与えることができていれば解決します。

まとめ


刀毒は優秀な攻撃札と月影落とし、その他相手に合わせ調整できる札を持つため2021年3月の環境下における電子版について有利に立ち回る事ができます。刀毒を使い、相手に合わせた立ち回りで勝ちましょう。

また本記事冒頭部のタロット画像は桜降る世に決闘をの公式様からのふるよにコモンズより引用させていただきました。感謝を申し上げます。

*ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME