New FRISKケースにレーザーカッターで穴をあける。 Raspberry Pi Zero編
祝! Raspberry Pi Zero発売
ついに本日(2017年2月24日)、日本でもRaspberry Pi Zeroが発売されましたね!
http://mag.switch-science.com/2017/02/23/raspberry-pi-zero-v1-3/
https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/46
私は昨年、英国から直輸入していました。
https://shop.pimoroni.com/collections/raspberry-pi-zero
基板を入手したらケースが欲しい!
基板を入手したらケースが欲しいですよね?
Raspberry Pi ZEROが発表されてからしばらくたった時に、FRISKが新しくなりケースが一回り大きくなりました。
これまでのFRISKケースでは蓋側にぎりぎり入るサイズでした。
新しいFRISKではちょうどピッタリ入るケースになりました。
Raspberry Pi ZEROのために設計されたかのような・・・タイミングも絶妙だったのでびっくりです。
FRISKケースを入手したら穴をあけるのですが・・・
Raspberry Pi ZEROにはUSBコネクタが2個、HDMI、MicroSDがありFRISKケースに入れたまま使用するにはFRISKケースの内ケースと外ケースに穴を開ける必要があります。
しかしこれが・・・すごくメンドクサイ・・・ABS素材のため簡単に切れるのですが思い通りの位置、大きさで穴を開けるのには苦労します。
お手軽にレーザーカッターで穴を開けたい!
プラスチック素材にお手軽に穴を開けられる装置といえば・・・
レーザーカッターですね!
今回はDMM.make AKIBAにあるTrotec Laser Speedy 300を使用したいと思います。
まずは図面から!
Raspberry Pi ZEROのコネクタ位置については実機を実測し、Inkscapeを使用して作図しました。
SVG形式で保存されていますがAdobe Illustrator CCでも開くことができます。
線の細さ、加工順等はレーザーカッターに合わせて微調整する必要があります。
既存のケースをレーザーカッターで切るのは難しい。
レーザーカッターは通常、ハニカムテーブルが搭載されています。
アクリル板など板物から形を切り出すのは簡単なのですが、既存のケースを切ったり、穴を開けるには原点を決める必要があります。
残念ながらハニカムテーブルの原点は目安でしかないため原点を作成する必要があります。
今回、Raspberry Pi ZEROケースに開ける穴は側面にあるため、立てた状態でレーザーカッターに置く必要があります。
残念ながらハニカムテーブルはこのような作業には不向きです。
FRISKケース専用冶具を作る。
FRISKケースの内ケース、外ケース用の冶具を2個作成しました。
この他に短辺の加工を行うための冶具もあります。
FRISKケースをセットするとこんな感じになります。
内ケースには出っ張りもあるので冶具を工夫する必要があります。
完成!
お手軽に? Rasoberry Pi ZEROケースを作ることができました。
FRISKおじさん曰く、FRISKケースは無限の可能性を秘めていると思いますので活用してみてください。
この記事は
この記事は 2017/02/24 に ものづくりログ へ投稿した記事をnoteへ転記しました。