NUCLEOさん解体新書
NUCLEOとは
STMicroelectronics社が販売している手頃な価格で入手できるmbed対応STM32搭載ボードです。
現在(2016年3月26日)公開されているmbed Platform 93個の中で20個がNUCLEOです。
さらにSTM32搭載Platformはなんと33個で全体の1/3!
とにかく種類が多い!
どのNUCLEOを使っていいか分からないときはスイッチサイエンス様のWikiがオススメです。
http://trac.switch-science.com/wiki/Nucleo
3月7日にmbed PlatformにNUCLEO-144タイプの
NUCLEO-F746ZGが追加されました。
更新&販売希望!
今回、解体(探る)するNUCLEOはNUCLEO-F042K6を選定しました。
NUCLEOはタイプ毎に基板をで、基板上ジャンパーでターゲットチップの違いを吸収しているようです。
SD-3000II スポットエアー方式“SMTリワーク装置”
リワーク装置を使用してターゲットチップを外します。
NUCLEO-F042K6は既にピンヘッダが実装された状態のため捨て基板としてユニバーサル基板を使用してリワーク装置の冶具にセットしました。
リーワーク装置にはホットエアーが出るノズルがありますのでターゲットチップに合わせセッティングします。
温度等をセッティング後、作業をスタートさせます。
半田が溶けたところでサッとターゲットチップを外します。
ターゲットチップを除去したところ内側に未使用のパッドが
出現しました!
LQFP32のターゲットチップが付いていましたが基板は
UFQFPN32にも対応できるように作成されているようです。
STM32F0、LQFP32で一番Flash容量が大きいチップはSTM32F051K8T6でしたのでチップ単体で入手し、交換しました。
残念ながらmbedオンラインコンパイラはSTM32F051K8T6に対応していませんがGithub
https://github.com/mbedmicro/mbed
にてSTM32F0DISCOVERY(STM32F051R8T6)がポーティングされていましたのでMDK-ARM(オフラインコンパイラ)にてFlash容量などを調整後、バイナリファイルを生成し、Lチカにて動作確認を行いました。
最後に
ソフトウェアに関してはさらっと流してしまいましたが詳細についてはDMM.make AKIBAにてお声がけ頂ければ幸いです。
※本記事は3月26日に開催されました”mbed祭り 2016@春の新横浜”にて使用した資料を元に記載させていただきました。
DMM.makeでは施設見学ツアーを行っておりますので各種測定機器等ご見学いただけます。
施設見学ツアー https://akiba.dmm-make.com/about/easyReserve/2
会員費用等につきましては会員登録ページをご覧頂ければと思います。
会員登録 https://akiba.dmm-make.com/entries/selectPlan
この記事は
この記事は 2016/03/27 に ものづくりログ へ投稿した記事をnoteへ転記しました。