「売れたから、有名になったから離れる」という現象について

やっほー、あめ子だよ。

Twitterで、「売れたから、有名になったから俺はいらないよね」って応援しなくなるってどういうことなん???

というお話を見まして。

確かに応援される側としては寂しいことだなぁと思う一方、ファン心理としてはわかる部分もあるなぁと思って、ちょっと書いてみようかなと思います。


応援される側の視点

応援される側としては、何にもないところから自分を応援してくれた方って本当にかけがえのない存在です。
一番つらい時期に支えになってくれた、頼りになる人です。

未熟な自分を認めてくれた、声をかけてくれた、その方の行動ひとつひとつがどれだけ自分を励ましてくれたか。

じゃあ目指していく広いステージは、やっぱりその人にも見てもらいたい。
立派になったよって、見てもらいたい。

でも、がんばって頑張って進んで進んで、振り返ったらその人はいない……って、なんで?
わたしはあなたとも一緒にこの景色を見たかったのに。

って、思っちゃうよね。きっと。

正直こちら側の視点は、あめ子はまだあたたかくゆっくり歩いている最中なのでほとんど予想です。


ファン側の視点

めんどくさいオタクおよびファンでもあるあめ子は、この心理何となくわかります。
あめ子個人の感覚になりますが、どう感じるのか書いてみますね。

たとえば、最初は人もまばらなライブハウス。
一生懸命パフォーマンスするけど、最前列まで来て見てくれる人は誰もいなくて。
そんなとき、前に行ってあげると、呼びかけに応えてあげると、どこか安心して本来の力を発揮してくれるみたいな。

最初の一歩、そしてそこからしばらくの間を支えてあげたいみたいな。
そんなファン心理も、勝手だけどあるんですよね。

そうやってどんどん自信をつけて、成果を出して、大きい会場へ行けるようになったりしたときに、
ああ、もうわたしが居なくても歩いていけるんだね…って、眩しく遠くから眺めるようになる。

応援をやめてるわけじゃないし、どうでもよくなったわけじゃない。
遠くからは見てる。

多分こういうファンが受け取っているのは、自分個人への感謝とか、向けられる表情とか、
まぁ自分主体であるものを受け取っていることが多くて。

「自分に向けられる言葉」が「みんなへの言葉」になっていったときに、自分という個はなくても成立するようになったんだなって感じるのかなぁ。
と思います。

自分は面倒くさいファンである自覚がある。
見返りなしで応援できるようないいファンじゃない自覚もある。

じゃあ、誰かに迷惑をかける前に、最前列から下がろう。

そういうことも、いいとか悪いは置いておいて実際にあるし、これからバーチャルでもそういうことがどんどん出てくるんじゃないかなって思う。


じゃあ、Vの者はどうすればいいの?

正直、あめ子は人気者になったことないからわかんない!

ただ、上記のファン心理はあめ子の個人的な感覚にしろ、

ファンの方ってわざわざこんなこと教えてくれないじゃないですか。

何を思ってそうなっちゃったんだよ??っていうのがわからないと対策も立てようがないのかなと思って。
だから、ひとりの面倒くさいファンとして、「こんな思考に陥りがちだよ」っていうヒントになればいいかなと思って…なるかな…

面倒くさいファンの側面を持つ者として、あめ子が応援されるときに自分なりにやっていることとしては、「あなたに」感謝しているということを伝えていくことかなぁ。
応援している人に関係ある人でいたい、その実感がほしいという気持ちを抱きがちなので、そこをきちんと満たしてくれる方にはついていっちゃうから。

あめ子はそこまで有名人じゃないし、あめ子自身やれる範囲でしかやっぱりできない部分もあるけれども。
たとえばのらきゃっとさんとかは、たくさんの人に向けて「あなたに」感謝していますよ、「あなたと」歩きたいですよ、と伝えるのが本当に上手ですよね。

ファンとしても無理して応援していると絶対に続かないし、いらない感情が出てきたりもするので、理想は「つい応援しちゃう」という状態かなと思っています。
うっかり手が滑ってタワー2本投げちゃったけどな~仕方ないな~俺の手が滑ったからな~○○ちゃんは悪くないな~~~~、みたいな?笑

まあお金が絡まなくてもついリプしちゃう、ついコメントしちゃう、というように、ファン自身が「やりたいからやったことが結果的に応援してた」みたいなのが理想かなって。

あとはもうその人の話し方が好き、歌が好き、作品が好き、生き方が好き、とか何かしらに惚れてもらわないと、長く応援してもらうことってむずかしいのかな~って思う。


もう少し言うなら、バーチャルもまだまだ始まったばかり。

だから、もし「俺はいらないよね」って離れた方がいたとしても、自分さえ生きていれば懐かしくなってまた会いに来てくれるかもしれないよね。

応援される人とファンとの関係って、けっこう長い目で見ていてもいいのかな~ってあめ子は思っています。


あめ子も応援される側としてはまだまだ未熟で、とまどうことや迷うこと、不安になること、たくさんあります。

でもその度に真摯に考えて、消化して、みんなに誠実に向き合っていくしかないのかな~って。

あめ子はあめ子にできることしかできないんだよな~って思います。

この文章も誰かの役に立つかはわからないけど、もし今すぐ役に立たなくても、未来で役立ててくれる誰かがいたらいいなと思って書きました。

人間も妖精もいろいろな気持ちを抱くものだから、うまく付き合っていこうね。

ではでは、またね~

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