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シャングリラまとめ


○エピソード2背景ストーリーにおいて

 エピソード2は世界の支配を目論むアンノウン、ゼニスらとそれに抵抗する主人公勢力との戦いを描いた物語である。

鬼丸、アホほど強い

 シャングリラはそのラスボスとして登場した。これだけ見れば他のラスボスクリーチャーらと何ら変わらないが、実際は覚醒編のラスボスであったΖを操っていたエイリアンの裏で暗躍していたエピソード1のラスボスアンノウンの上位的存在であるゼニスたちの王という、黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕みたいな立ち位置である。

ボスの大渋滞

・その誕生


 クリーチャーの思念の結晶であるゼニス。始まりのゼニスであるシャングリラはガーディアンらの「平和の為に戦い続けなければならない」、「文明を問わずすべてを守りたい」「外敵を排除したい」という矛盾した心から生まれた。
 誕生した時期についてはグレイテストシーザーが放った超銀河弾HELLとは関係なく発生していた、禁忌とされた星の力(メテオバーン)を持っていたなどのことから不死鳥編辺りでは無いかと推測される。

メテオバーンは不死鳥編で登場、
神化編で再プッシュされた。


 

 ・ゼニスとは


 ゼニスとはクリーチャーたちの思念が数千年をかけ実体化したものである。感情と文明を失った代わりにゼロの力を得たとされる。全ての文明を超越した存在とも。
 シャングリラ以外のゼニスは、恐らく本拠地ニルヴァーナ・ゼニシアにて、シャングリラが思念を実体化(ゼニス化)させることによって生まれているのではないかと考えられる。
 その名の意味は天頂。自らを従来のクリーチャーが進化した存在であり、新たに世界の頂点となるべき存在と考えている。実力もかなりのもので、一体一体が各章のラスボスクラスの力を持つと言う。また従来のクリーチャーから見ると非常に巨大であり、美しいと感じるものもいるらしい。そういった面でもこれまでのクリーチャーとは一線を画した存在であることが窺える。

無色の体に映える虹
これもまた相反する2つの性質 矛盾

・ゼロの力とは


 ゼロ文明ゼニス固有能力エターナル・Ω。恐らくこれこそゼロの力と呼ばれるものでほぼ間違いないだろう。ただしこの能力が背景ストーリーにおいてどのようなものだったかは触れられていない。

ゼロ文明の紋章
第6の文明なので6を意識したデザインなのだろうか
めちゃカッコいいので再録版にも付けて欲しかった…!


 シャングリラは「愛」と「憎」という矛盾した感情を無くす為にゼロの力に目覚めたとされる(必殺技がLOVE×HATEなの、捨てたもので戦うっていう矛盾ですよね)。このゼロの力は魂の力という記述がFTに見られるが、やはり詳細は不明。

再録してくんねーかな


 エターナルは「永遠」「不滅」、Ωは「終わり」「究極」を意味する。ゲームでの能力的に不滅で究極の存在だと解釈することもできるし、永遠と終わりという矛盾を超えた能力と解釈することもできる。キーワード能力の中でも特にイカしたネーミングである。
 また進化ゼニスはすべて超無限進化・Ω、進化GV・Ωなど、進化・Ωを持っている。こちらは名前にも「極」とある通り、究極を意味しているのだろう。

…知らない子ですね

・目的

 その目的は世界をゼロに塗り潰すこと。戦いの歴史に疲れたため、その歴史を終わらせること。デュエマのラスボスの多くが世界の支配を目的としているが、シャングリラは世界を無に帰すことを目的としている。
 なお他のゼニスらはこのことを知らされず、本当に世界を支配する為に動いていた可能性が高い。しかしシャングリラにとって世界の支配はあくまで中間目標であり、最終目標に至るまでの通過点に過ぎなかった。
 滅ぼすのに何で支配すんの?とは思いますが、先に支配しておいた方が滅ぼしやすかったとか、手順として必要だったのではないかとか、ゼニス特有の矛盾だとか、単なる後付けで設定に齟齬が生まれたとか、そんな風に考えてます…

矛盾の苦しみから救おうという情
その為に全てを消してしまおうという無情
究極の平和の為、世界を滅ぼす

・その強さ
 

 背景ストーリーではストーリー終盤にて鬼丸&修羅丸と激突。主人公である鬼丸はそれぞれがラスボス級の力を持つと言われるゼニス連中を1対2でボコれるくらい強いし、修羅丸もキングコマンドドラゴンを従えるゼニスだった為、相当な実力者であることが窺える。シャングリラはこの2人が力を合わせても手も足も出ないほど強大だったと言われている。
 修羅丸が己の力と魂を鬼丸に託すことで鬼丸と合体し、鬼羅丸へとパワーアップしても苦戦した。そこに姉であるプリンが駆け付け、彼女の持つ「自由」の力がシャングリラの「封殺」の力を相殺したことで勝機が生まれ、相討ちという形で消滅した。


ゼニスの力を極めた者同士の激戦に割り込むプリンの姉御
すげぇよ

○エピソード3において

 エピソード3は世界の停滞こそ平和だとするオラクル教団と、それはつまらないだろと反発するアウトレイジの戦いを描いた物語である。シャングリラはゼロの力を信仰するオラクル教団の至高神として登場。悲しいかな、争いの遠因となってしまっている。


恐らく神格化されたシャングリラ
自らが目指す理想郷、無の世界に辿り着いた際の姿とも解釈できそう

○シャングリラ格について

 シャングリラ格とは、パラレルワールドや別の世界線でも現れるシャングリラと同格、同質の役割を持った存在のことである。その役割とは大雑把に言うと、「争いに疲れたものが現れた時、相反する性質を持つものが1つになった時、それが世界を終わらせるほどの脅威となって立ちはだかる」というものである。このシャングリラ格を超えられなかった世界線は文字通り無となり、消滅する。
 具体的にはドラゴン・サーガ世界に現れたゼニスである「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト、「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロードがこれに該当する。

ドラゴ大王に殲滅される
アイツ舞台装置的な役割とはいえ強すぎるよ…

 エピソード世界に登場したシャングリラはセーブ&ロードと比較して見ると、シャングリラ格の中でも特殊で強大な個体だったと推測できる。以下に相違点を列挙する。

差がデカすぎる

 

○まとめ

✔︎「戦争」と「平和」の矛盾からゼニスとして誕生
✔︎「愛」と「憎悪」の矛盾からゼロの力に目覚める
✔︎矛盾の苦しみを無くすため、世界をゼロに帰す

○関連カード

上がシャンで下がグリラってコト!?

 シャングリラが生み出した闇のガーディアンの一体と言ったところでしょうか。外見がシャングリラの下半身と酷似しています。シャングリラの元となったクリーチャーとも考えられるし、シャングリラが自信と似せて生み出したガーディアンとも考えられますね。


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