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20200322

昨日今日とネット回線が繋がらない事が多くて、調べてみたら大規模な障害が発生していたらしい。

とにかくずっと鼻水とくしゃみが止まらなくて、なかなか寝付けなかった。ずっと意識が混濁している感じ。考えがまとまらない。春はいつもこうだ。特に今年はコロナウィルスの影響でマスクがどこにも売ってないので、常にノーガード。ティッシュも残り少なくなってきた。つらい。つらいけど耐えるしかない。鼻をかむたびに頭が痛くなって、いつかそのままブチンといって倒れてしまうんじゃ無いかという想像をした。

「うしおととら」を読みはじめた。

くも膜下出血の記事を読んでぞっとする。祖父が倒れた原因もくも膜下出血だった。寝ている間に出血し、そこからずっと半身不随で寝たきりになってしまった。背筋がいつもピシッと伸びてて、灰色の髪が似合う歌が大好きなおじいちゃんだった。寝たきりになってからは認知症の症状も出ていてほとんど話せなくなっていた。いつかお見舞いに行った時に姉の事を忘れていた。それでも姉は祖父の手を握って話しかけていた。僕はなにも言えなかった。早くそこからいなくなりたかった。薄情だと思う。でも見ていたくなかった。

昔、演劇部だった頃に主役をさせてもらった事があった。それを母が寝たきりの祖父に伝えたら、意識が混濁していて何故か僕が劇団四季に入ったという風に祖父は理解したらしく、祖父は喜んで少し泣いていたと母から聞いた。現実にはありえない笑い話として聞かされたけど、僕はなんというか、驚いた。割と就職やら生き方やらに厳しい家柄だったので、もし自分がそういう道を選んだとして喜んでくれる人がいるんだということに驚いた。そんな事実は無いんだけど、でもその出来事はずっと覚えてる。ずっと真面目に倒れるギリギリまで働いていた祖父だったけど、歌う事が好きだったもんね。

僕はまだずっとふらふらしている。

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