ハードスキルとソフトスキルの重要性[ほぼ自分向け]

こんにちは。今回は、割と真面目な話だらけになると思います。特に次の5カ月と大学卒業までの過ごし方が今後の自分の方向性を良い意味でも悪い意味でも決めてしまうことは分かっているので、一旦整理したくてこのテーマで書きます。私が日本の大学にいた時は、少なくともこういうスキルを付けた方が良いとか、その指針の選択肢を与えてくれるような授業に巡り合うことはありませんでした。ただ単に学術寄りの科目ばかりを履修してたからそうなっていた感があり、一概に誰が悪いとか、「これだから、日本は~」みたいなノリで言っているわけではないです。日本の大学の奇妙なところは多くの社会人、学生に就職予備校として捉えられている側面があるのにも拘らず、殆どの学生がアカデミアはおろか特に何の勉強もしないから予備校の役割なんてほぼ果たしていないことだと思います。一方で、私は教員サイドに問題があるとは全く思いません。なぜなら彼らの責務は学問を教えることであって、別に外からの勝手な期待に応える必要は無いからです。他の要因としては 、企業が大学名重視だったり、GPAを指標としてアテにしていないこともあるんでしょうけど。

前置きが長くなりましたが、そんでもってアメリカの大学で少し勉強していて思うことは、就職予備校の色はこっちのほうが遥かに強いということです。つまり、教員も生徒も大学は社会に出るまでの準備期間であることを価値観として前面に出していることが多いという感じです。ある授業では、その学位で何が出来るかを考えろと明確に言っていました。その価値観の上で、タイトルにもあるハードスキルとソフトスキルの重要性について学び、自分のこれまでの姿勢を反省し、来期から卒業までは意識を変えて頑張ろうと思った次第です。そもそもハードスキルとソフトスキルとは?という話なんですが、前者は財務の知識など技能に近いスキルと私は捉えています。その一方で後者は身だしなみ、快活さ、コミュ力といった対人関係でのスキルと捉えています。その両方をバランス良く意識して上げていこうとの一見当たり前に見えることを説かれました。そんなの当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、次の言葉とセットで考えてみてください。「窮地に陥っても他人は自分を守ってくれない。自分を守ってくれるのは自分のスキルであり、金を生むのも自分のスキルである。」この意識が今まで全く自分の中に無かったので、なあなあと日々を過ごしていたのだとこの言葉を聞いた日の夜に反省をしました。もっとも、就職活動を本格的に迎える前にこの事実を認識できたのがとにかく大きかったです。就職活動には色々な辛さがあると思いますが、その1つに自分の客観的なスキルを現実として突き付けられるということがあると思います。ふと履歴書のフォーマットを埋めてみようと思ったら、定量的なハードスキルとしてアピールできるものなんて特にないんですよ。この視点をもっと早く持てていたらなあと思ったものです。だから、日本の多くの学生は明確なハードスキルがないために、手を替え品を替え定性的かつ主観的なソフトスキルの捏造合戦をする結果に陥るのだと思いました。(例えば、明るい、情熱的、ハードワークとか)ここから言いたいことは、自分がどのハードスキルを伸ばせば勝負出来て、同時にどのようなソフトスキルを鍛えれば自分が輝けそうなのかを目標と照らし合わせて考えれば指針としては間違ってないんじゃないかなと勝手に思ってるということです。常にこの視点を持って行動の指針とすれば、ハードスキルがちゃんと向上するはずです。恐らく就職市場でレベルが違う人は早いうちからその事実を知っていたか、経験則で分かっている人たちなのかもしれませんね。尊敬の一言に尽きます。自分の話で言えば、留学中に英語を勉強する(原因)→留学後にこのレベルにしたい、なぜなら…(結果)を欲しい結果から考えれば、ハードスキル上昇の具体的な道筋が見えてきますよね。漫然と英語を伸ばしたいではなくて、この能力でアピールするには、今からどうするべきかで考えるべきなんでしょうね。留学中はハードスキル向上のために頑張ろうと思った契機となりました。そうすれば、恐らく「留学中に何を得たか」や「大学生活で何を成したか」との抽象的な問いに対しても誰が見ても明らかな定量的ハードスキルの羅列で対応できるのかなと思いましたし、自分で自分の育成ゲームをしているみたいで今後の勉強に対するモチベーションが爆上がりしています。あとは、よくある就職セミナーで「こう書けば~」みたいな実質的にソフトスキルをでっちあげるテクニックを教えているだけの本質的ではないことにも惑わされない耐性がつくことも期待しています。特にこの手のテクニック系の甘い考えのものに自分は無意識に飛びつきがちなので。切実にこのスキルが自分を守るという考えとソフトスキルとハードスキルの認識をもっと早く得たかった。。。

こんなことを考えていたらふと私の学部のある外国人教授が1年半前に言っていた「大学が社会までの準備期間だという位置づけならば、大学にいる時間はフルタイムの仕事をしていると思いなさい。だから、勉強は最優先事項であるべきだし、きちんと勉強をしたり定時に来ることが人生の規律を生み出す。」との言葉と繋がり、自分の怠惰さがよく分かりました。

取り敢えず、留学期間はハードスキルを鍛えるために、勉強している時は働いていると思って頑張ります。

それでは!



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