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Samba-Kings ep

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!


今回はSAMBA「Kings ep」を紹介します!


UKのダブステップアーティストSAMBAによる2019年発表のEPになります。大名作。クラシック。この二言に個人的には尽きると思っております!これまで聴いてきたダブステップと思い込んでいたもの(スクリレックスなど)を根本から覆し、正しきダブステップへの道へと案内してくれた恩人的EPです!bs0radioでdisc shop zero回で紹介してくれたE-jimaさん(リスペクト)感謝です。



一曲目表題曲の「Kings」。
最高。神。すごすぎる。鳥肌が立つ。あと何個この曲の素晴らしさを形容するような言葉がでてきても筆舌し難い一曲です。ダブステップでありながらベースを全面に押し出した音色では無くむしろ高音から中音域が主役とも言えるような音になっています。重低音の凶暴性が身を潜め、むしろ優しさをも感じさせてくれる音です。しかし、そのような音色が「AKIRA」の世界観のような荒廃した大都市を想起させ、ニック・ランドがダブステップの中に見出した「加速主義」観が如実に表されているのだと自分は感じざるを得ません。もう一度言わせてください。最高。

二曲目の「Paleluv」。こちらは一聴すると分かりますがオリエンタル且つ中華圏な雰囲気を醸し出すトラックです。中国でも山脈側、キルギスとの国境ら辺の雰囲気(行ったことないですが・・・)を感じさせてくれます。序盤から鳴る笛の音が題名にもある「Pale」(淡い)なムードをより一層際立たせています。

三曲目の「Explain」。このEPの中で唯一、ダブステップの凶暴性とも言える重低音を全面に押し出した作品なのでは無いかと思います。序盤のドロップから繰り出されるそれまでの曲の「優しさ」や「淡さ」などをぶち壊してくれる重低音にまずは食らいます。ドロップ直後に突然の転調にハープ?音による幻惑性。からの重低音。躁鬱が短い期間で一気に訪れてくる感があります。恐らく何かしらのドラッグ禍の中で創作されたのではないかと勘ぐってしまうほどいい意味で狂った音楽です。

四曲目の「Haru」。こちらも二曲目同様、オリエンタルなトラックの雰囲気があります。こちらは裏で鳴るベースラインに対して琴?が織りなす温和なメロディが展開していく流れです。題名の「Haru」は外国語では無く恐らく日本語の「春」が由来になってるようでSamba自身の日本観をこのトラックに反映させたのだと思われます。(オリエンタルな音色はそこが由来かも・・・?)

ということで今回はSamba「Kings EP」を紹介しました。繰り返しにはなりますがこちら本当の大名作です。全人類必聴盤だと個人的には解釈しています。これを入門盤にダブステップを掘り始めてもいいくらい聴きやすい不朽感があります。デジタルでも購入可能ですので興味がある方は是非!


Sambaは他の作品も自分と同年代とは思えないほど素晴らしいので興味ある方はチェックしてみてください!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325

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