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音に頼らない世界

【スターバックス コーヒー nonowa国立店】と【ダイアログ・イン・サイレンス】に行ってきました🌱

【スターバックス コーヒー nonowa国立店】

⚪️どんなところ?

・国内初!世界で5店舗目のサイニングストア(他はマレーシア、中国、ワシントン)
・主なコミュニケーション手段として手話を使用
聴覚に障害のあるパートナー聴者が一緒に働いている
 缶バッジが胸についている(ろう者:耳のマーク、聴者:手話のマーク)

・注文は手話指さしで!音声(音声変換ツール)や筆談(筆談用ボート)もあるそうな♪ (自分が行ったときは使われていなかった)

・商品の提供時はデジタルサイネージに番号が表示されるみたい!(自分が行ったときはそんな混んでいなかったからか使われていなかった)
・デジタルサイネージには商品番号以外に、挨拶で使う手話も表示されていた!(ありがとう おつかれさま 何? またね 楽しんでね 嬉しい コーヒー イチョウとか18種類ほどの手話が順番に表示されていた)

・壁にはカラフルな手話の絵も!ろう者の両親を持つコーダのアーティストの方が制作した作品みたい!

・駅直結で、小売店が並んでいたり、色んな人が訪れるような広いフロアの一角にあった!入りやすい✨

車椅子用のテーブルもあった!

・近くにはろう学校があるそうな〜

⚪️一連の流れと感想

 店に入るや否や、店員さんとお客さんが手話で楽しそうに会話している光景が…!注文する人も手話を使っている…!手話で楽しそうに会話しているのを見て楽しそうだな〜何話してるのかな〜?と胸を躍らせながらも、自分が入っていけるかわからない世界が広がっていることに少し緊張。

 手話はできないけど、簡単な手話の見本もあるし、指さしも使えるから〜と思いながらも、不安ですぐ列に並べなかった😂どーやって注文してるかじっくり確認しながら、イメトレし終えてから並びにいった。自分も伝えられるかな?大丈夫かな?とすごくドキドキ😰
 待っているとレジの手前のカウンターで店員さんが笑顔で視線を合わせてくれて、その笑顔になんかほっとしたなぁ。(店員さんはマウスシールドをつけているから表情がわかりやすい✨)

 指さしで商品の種類と大きさを選んで、数を伝えて、①ホットorアイス、②お持ち帰りor店内は手話で伝えることに。イラストで描かれた手話の見本があって、それを指さしでどっち?と聞きながらも実際に手話をみせてくれたから、すごくわかりやすかった⭐︎
 伝わったとわかったときすごく嬉しかった😊店員さん同士も手話で伝え合うから、レジ内がものすごく静かだった!レジで商品と値段を確認して、支払い終えたらすぐ商品をもらえました♪

 同じ日本で、海外に来て言語が英語になったわけじゃないけど、その時のようなドキドキがあり、言葉を発しなくても伝わる喜びを感じました✨


【ダイアログ・イン・サイレンス】

⚪️どんなとこ?

音のない世界で、言葉の壁を越えた対話を楽しむエンターテイメント
 音を遮断するヘッドセットを装着し、音声に頼らず対話をする達人である聴覚障害者のアテンドにより、音や声を出さずボディーランゲージなどで互いにコミュニケーションを取る方法を発見していくもの
 体験時間は90分

⚪️対話の森について

・サイレンスを含む3種類の体験を行なっている。
 ①ダーク:目以外の感覚で味わう → 見た目や固定概念から解放 
 ②サイレンス:表情やボディーランゲージで楽しむ → 言葉や文化の壁を越える 
 ③タイム:年齢や世代を超えて、生き方を語り合う
 見えない、聞こえない、老いるとはどういうことかを楽しみながら疑似体験でき、様々な違いを超え、対等な対話を体験できる
・世代、ハンディキャップ、文化、宗教、民族           など、世の中を分断しているたくさんのものを、出会い対話によって繋ぎ、ダイバーシティを体感するミュージアム
・「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は世界41カ国以上で開催されている
 日本では1999年の初開催から各地で短期開催されていたが、2020年6月東京浜松市に常設会場ができた

⚪️一連の流れと感想

 音が聞こえるのが普通だから、音が聞こえない世界はどんなものかわからない。何が始まるかわからないドキドキと不安を感じながらのスタート!
 説明を聞けない。文字が表示されるような言葉として理解できるような説明もない。相手を見るだけ。相手の表情や手の動き、きちんと見てないと理解が難しい。思っていた以上に観察力が必要なことに気付く。
 色んな活動をしていくんだけど、そうする中でアテンドさんがすごく表情豊かに私たちに何かを伝えてくれたりして、表現の豊かさに驚きつつ、緊張も時間の流れとともに解けてきた。

 でもやっぱりところどころよくわからない部分があって、言葉を話したり聞けたりする便利さに改めて気付いた。
 その一方で言葉に頼りすぎて足りてないものもあるなぁと思った。今は特にコロナの影響もあって相手の表情が見えづらい。目・眉・マスクからはみ出るくらいの表情を使うことで気持ちを表現でき、顔を向き合わせて相手の気持ちを理解しようとすることで伝えられるし伝わるなぁと。

 音のない世界から音のある世界に戻ってきたとき、当たり前だと思っていたものが違うように見え、少し世界が広がって見えたような気もしつつ、見え方が違うってこーゆーことかともどかしさを感じつつ。
 自分が気付けていない、想像できていない世界を体験することは、自分とは違う見え方があるということに気付ける素敵な体験だなと思いました。
 自分はまだまだ自分の見え方でしか生きられていないけど、もっと見え方も考え方とか相手のことを知ろうとして、想像力を持って関わっていけるようになりたいと思いました💭

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