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『PK shampoo.wav』2枚目解説

疲れた。もう書けん。

福島カイトです。
さて、2枚目の解説に取り掛かろうと思います。それにしても、データ容量の限界を越えて2枚組になったの、マジでアホやな。テイルズオブシンフォニアやん。いや、もっと良い例えあったやろ・・・死ね・・・

ほな、解説始めます。

【奇跡】

完全リテイク。シングル音源は結構ぼやっとした音像だったので、心機一転、どちらかというと音圧を重視したミックスに仕上がってます。特にドラムの音圧はマジでアホ。バキバキに歪ませてます。その上最後に音源自体を歪ませてるんで、破壊的な音圧になってますね。ギターリフもファズファクトリーの鋭い音に変更しました。

そういや前回この曲をRECした時は、まだファズファクトリー持ってなかったなあ。我らが関西大学の先輩・あきけいさんがある日突然プレゼントしてくれました。本当にありがとうございます。

元気かな、あきけいさん。あきけいさんは僕の3つ上の代で、木の葉の里の額当てを巻いて飲み会に来ていた伝説の先輩です。彼はあの高等忍術・火遁豪火球の印を凄い速さで結べます。その上ムーンウォークも得意。口癖は「チョリメ〜ン」。いや、何の話やねん・・・

気を取り直していきましょう。シングル版に比べて、間奏後の展開がめちゃくちゃ色々変わってますね。まずコード進行。1サビと違って、IVから始まります。切ない。ここからテンポがゆっくりになってるんで、メジャートニック始動の明るい雰囲気よりも、サブドミナント始動の冷たい雰囲気の方が合ってる気がしますね。このコード進行に合わせて展開を作っていったんで、キメの位置も自然と変わりました。2回し目のリードギターのクサフレーズも、ちょっと滑らかなニュアンスで弾いてます。にしけんのベースフレーズもセクシーに変わってますね。乳首がぷっくらしてることで有名(?)なにしけん。ライブのたびにニプレスをつけている事から「ニプケン」とも呼ばれています。sexy…

元々前半後半の変化が特徴的な曲でしたが、音圧向上とアレンジの変化によって、より一層緩急がついているのがわかりますね。

m7

学生街全能幻想と同様、サブスク版神崎川.epと市營葬儀のシングルに入ってる曲です。この曲も過去に一度解説してますね。今回のミックス・マスターは若干ブライトな雰囲気に仕上がってて、耳が気持ち良いです。

書くことなくて寂しいな・・・なんとか文字数稼ご。

この曲の終盤のクソむずいギターソロには、実は歌詞があります。何言ってるか分からないでしょう。昔レコーディング中にふざけて歌ってました。一応歌詞載せときます。

長宗我部 長宗我部 長宗我部 長宗我部
長宗我部 長宗我部 長宗我部 長宗我部
鰻の蒲焼美味しいっぜ〜
鰻の蒲焼めちゃ美味っし〜いぜ〜〜〜〜
キュウリ キュウリ キュウリ キュウリ キュウリ
ま〜た〜地獄の夏が来る〜

聞こえましたか?聞こえたら教えてください。
ごめん俺、変わってる子やから・・・

君の秘密になりたい

これ、ドラムとリードギターはリミックスのみ、ベースとバッキングは全部リテイクです。奇跡のシングルに入ってる音源と比べて、ドラムの音圧の上昇ヤバくないですか?いやヤバい。ていうか、ドラムがリテイクなしのリミックスのみなこと、気付かなかった方が殆どじゃないですか?我らがゴッドエンジニア・友松さんと四苦八苦した甲斐がありました。超イケてます。ヤマトさんの歌も取り直して、より豊かなニュアンスが出てますね。

まずイントロのギターがアホほど増えてます。増えすぎ。特にリフ直前の、下降する不協和音コードが良いよね。ヤマトさんがゲラゲラ笑いながら入れてました。
流石っす。

リフ部分もギター本数めちゃくちゃ増えてます。なんならリフのハモリも弾いてます。自分で弾いておいてアレですけど、このリフマジで好きや。通称ジブリ。なんかジブリっぽくない?(伝われ)

ベースの音は全体的に硬めに変わってますね。歪みも多めで、ドライブ感があります。奇跡のシングルを出した辺りのにしけんは、ようわからんウンコのような音が出る赤いベース(通称:赤ウンベ)を使ってたんで、まあそらまともなベースで弾けば音良くなりますわな。あのようわからんベース。見た目だけはカッコいいベース。ほぼにしけんやん。いや、にしけんは見た目さえも・・・

にしけん最近遊戯王にハマりまくって、時折カズキさんの家まで行ってお泊まり決闘(デュエル)してるらしい。キモい。墓地に送りたい。

3D/Biela

これも解説書いたことあるやん。もうええって。
そしてこれもミックスかなり弄って、音圧感上げてます。これもかなりブライトめに仕上がりました。

間奏のソロギターは、もう1本重ねてダブリングさせてみました。曲としてのテーマに沿わせると、こっちの方がいいよね。

あと、Bメロ「消えないで遠くまで」部分にもギターを追加。上昇するオクターブ奏法と、下降する高音コードを交差させてます。これも上記の通り、3D/Bielaという曲のテーマに沿わせた結果こうなってます。アジカンみたいでかっけー!俺アジカン、アフターダークしか聴かんけど・・・

凄まじい余談ですがあのアジカンが結成時、バンド名を「ASIAN KUNG-FU GENERATION」にするか「ゴーゴーシーチキンボーイズ」にするか迷った話は有名ですね。アジカンになってよかった。マジで。

サビも俺が弾いてるアルペジオが聴き取りやすくなってます。ヤマトさんは半音下げの開放弦コード、俺は4カポの開放弦コード。チューニングの違う2本ですね。これも上記の通り・・・

一番分かりやすい変化として、アウトロにギターのオカズが何本か増えてますね。指弾きの滑らかなギターが印象的。またもや2本の上昇と下降の交差。上記・・・

ギターの追加によって、よりテーマに沿ったアレンジに仕上がりました。あと気付いた方も多いでしょうが、これもボーカル歌い直してます。本当上手くなりましたね、ヤマトさん。

京都線

唐突なノイズから始まります。いやあ、破壊的な音圧。この唐突さがさらに音圧の凄まじさを際立てているんですが、代償として前回のバージョンのイントロで弾いていた、プリンセスプリンセスの『M』風の下降フレーズは墓地に送られました。そう、リリース召喚です。『M』、ライブでは毎回弾いてるんでご安心を。いや別に安心せんでもええか。何やねんアレ。あほくさ。

この曲も『星』と同じく、テンポがかなり上がってます。そしてギターの本数は前回のおよそ6倍。悪魔の数字。今回のアルバムの中で一番トラック数が多いのはこの曲でした。パン振りからEQまでかなりこだわってミックスしたんで、音圧ならアルバムトップクラスでしょう。

大元のアレンジに関しての変更点は殆どなく、あえてシンプルな構成を崩していません。ビートやコード進行のシンプルさも、この曲の持ち味といえるでしょう。
実際コード進行が変わったのは「月を2人ボーッと眺めたり」部分だけですね。

アウトロギターソロの終盤に、ギター2本がユニゾンする新しいソロフレーズを入れているんですが、僕はこのフレーズがこのアルバムで一番気に入ってます。2本目のギターは、あえて若干チューニングを狂わせて弾いてみました。ドラムのブラストビートも相まって、なんかこう、ちょっとした不気味さがありますよね。最高。

そういえばフェードアウトしきる直前、ハイスタンダードの名曲『STAY GOLD』の間奏リフが鳴っているのに気付いた方いらっしゃいますか?ここはにしけんが弾いてくれたので、俺たちの間では「ケンスタンダード」と呼ばれています。にしけん、頑張って弾いてくれたのに墓地送ってごめん。

二条駅

ヤマトさんのソロ音源『衛星都市計画』に先に収録された楽曲。あっちのアレンジもめちゃくちゃかっこいいですよね。アルバム最後の曲とあって、全曲の中でもとりわけ落ち着いた雰囲気で始まるイントロ。この2カポの開放弦使ったアルペジオリフ、めちゃ素敵でしょ。

間奏のギターソロは、音数減らしてゆったり聴かせようとしました。今聴いたらまあまあ音数多いな。イケてるので良しとしましょう。

さて、この曲の見せ場の一つ、間奏後の落ちサビ部分ですね。かなり独特な雰囲気ですが、これバッキングコードとボーカルは普通に拍子を取り、ドラムとベースは3拍子で切り替わるフレーズにしてあります。なかなか厄介でした。よく頑張ったな、決闘者(デュエリスト)コンビ。前半でこの奇妙なアレンジをすることで、「ガタンゴトン」以降普通の拍子に戻る際のカタルシスが産まれてますね。それに、3っていう数字はなんだか信号機を連想させませんか?連想しろ。

そして大サビ部分。「信号機につけた名前」部分のコード進行の変化が綺麗ですね。1サビと違い、半音下の経過音が挿入されてます。何より歌メロの追い込み、最高!

さて、普通の曲ならこのまま終わるところですが、ここで終わらせないのがヤマトパンクス。F#キー→F#mキーへの3度転調。キーをあげ、さらに追い込みをかけます。そのせいで2回し目の「分度器」部分のコーラス、あまりにも声高すぎる。hiE?ですかね。PK shampooの中でもトップクラスの高音程です。このままじゃ俺、両声類になってしまう・・・

さて、普通の曲ならこのまま終わるところですが、またまたここで終わらせないのがヤマトパンクス。アウトロでF#m→D#キーへ転調。実はこれ、最初のキーであるF#キーの平行調、D#mの三度転調になってます(D#m→D#)。F#mからD#への転調はほとんど繋がりがなく、割と咄嗟な転調と呼んでいいものなのですが、最初のキーの同主調であることから、ギリギリすんなりと受け入れられる、非常に面白い転調です。ごめん、あんま言ってること、わかんないよね。大雑把に言うなら、パリピのB君と陰キャのC君が知り合いなのは、どちらもキョロ充のA君の友達だから、みたいな感じです。

あとこの部分、上記の友人関係(?)を際立たせるために、イントロの開放弦アルペジオリフを転調先のキーで弾いてるんですが、音の関係上どうしてもカポも2→3に変えなければいけません。しかも猶予は4拍しかないんで、ライブの時は鬼です。ワイ君が高速でカポ移動するとこ、良かったら見てってな!

ちなみに最後のキー、市營葬儀のサビのキーですね。ボーカルの音程も市營葬儀と同じなので、何か意味があるのかもしれません。いや、ないかもしれません。知らん。適当言ってゴメン。

ここまでの歳月を感じさせるような、素晴らしいアレンジ。俺たちの集大成ともいえる楽曲でしょう。ヤマトさん、カズキさん、関係者の皆さん、聴いてくれた皆さん、そして墓地にいるにしけん、ありがとうな・・・
なんとかフィールドに戻してあげよっかな。あいつも頑張ったしな。

【まとめ】

墓地のにしけんを除外!

PS.ツアー絶対来てね。

↑買わないと損

https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=IB260015

↑来ないと損


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