大上博行@アトツギハカセ(志望)

和紙問屋のアトツギとして8年間勤務。様々なぶつかりを経て新ブランド「和紙田大學」を企画…

大上博行@アトツギハカセ(志望)

和紙問屋のアトツギとして8年間勤務。様々なぶつかりを経て新ブランド「和紙田大學」を企画。 その後家業を離れて、オーストラリアのビジネススクールに留学。新規事業作りについて学ぶ。 帰国後は、アトツギを支援する団体で、かつての自分のような人たちをサポートしています。 コーチング勉強中

最近の記事

学びマニアの私がこだわったアトツギファーストのリニューアル

 オンラインコミュニティ「アトツギファースト」を、11月から大幅にリニューアルします。 コホートベースモデルという学び方  今回一番こだわったのは、「仲間同士で学べる」というスタイルです。 「コホートベースモデル」というアメリカを中心とする最先端の学びのスタイルを採用。といっても非常にシンプルかつ原理的です。  Udemyなどの一般的な動画教材の修了率は著しく低いそう(7%程度)です。これはデータにも出ていますし、私自身もセールでたくさん買いますが、恥ずかしながら完走し

    • 博士課程で学び始めた

      妻と子供達が マレーシアで大きなチャレンジをしている裏で私も日本で1つチャレンジを始めた。 それが博士課程の取得だ。私は今近畿大学の商学研究科・谷口研究室で博士課程に在籍している。博士課程はよく足の裏の米粒なんていう風にも揶揄されたりもする。要するに取っても食えないということらしい。 自分のビジョンを持った なぜこんなにも、一見意味のないかつ労力が大変かかることをやろうと思ったのかというと、コーチングのおかげだ。The COACHというスクールでコーチングのレッスンやコー

      • 妻と子供たちが、マレーシアに半年から3年間の留学に行きます。

        2023年4月25日から子供と妻はマレーシアのインターナショナルスクールに通うために留学をすることになった。 何がベストかはさっぱりわからないし、今の予定では3年間という風に考えているけれども ひょっとすると半年で帰ってくるかもしれない。そんな曖昧なものでもとりあえずやってみようとなった。 教育には唯一の正解なんてないし、何かを批判したいわけでもない。ただそこに至った過程を振り返りながら書いておきたいと思った。最初に書いておくが、長いです(笑) 家族でのオーストラリア留

        • アトツギがやりたいことを持ち続けるには、コーチングが効果的。

          どうも、大上です。ゴードンと呼ばれています。アトツギU34という、家業の承継予定者向けのコミュニティを運営しています。 アトツギ(家業の承継予定者)にとって大事なのは、「経験シェア」で視座を上げることと「自己理解/自分がやりたいことをやる」だと思っています。前回「経験シェア」を書いたので、今回は「自己理解」について。自己理解を深めるにはコーチングを活用する方法が良さそうです。 アトツギの成長は会社の成長 私は、常々事業承継は、アトツギにとってのキャリアデザインだと考えてい

        学びマニアの私がこだわったアトツギファーストのリニューアル

          どんな話も「経験シェア」と捉えると、ものすごく楽になるという経験シェア

          どうも、若手アトツギが挑戦できる場を作るアトツギU34に所属している大上です。ゴードンと呼ばれてます。 アトツギにとって厄介なことの一つに、他の会社や先輩経営者と比較して優劣を感じすぎてしまうことがあります。でも、これは「経験シェア」なんだという捉え方をすると、一気に楽になります! 他の人の活躍ってほんと眩しいですよね 周りの成功している企業や人を見ると、ついつい自分なんて、とか、自分にはそんな情熱ない、才能もないよ、と卑下したくなります。めっちゃよくありました。 でも、

          どんな話も「経験シェア」と捉えると、ものすごく楽になるという経験シェア

          もっとアトツギ目線の事業承継支援ってあってもいいよね

          どうも、大上です。 アトツギU34というオンラインサロンを運営する団体に所属しています。 今日は一アトツギだったものの立場から主観全開でnote書きます。 結論、親族内承継の場合、(お金の流れが生まれるので)株を持っている現社長から子供にいかに継がせるか、の方向でしか支援がないのでもっとアトツギ目線で伴走する人が増える必要がある!と考えています。 現社長すっぱり変われない問題 一般的な事業承継では、現社長が突っ走るだけ突っ走って、もうあかんかもとなってはじめて承継について

          もっとアトツギ目線の事業承継支援ってあってもいいよね

          今、名刺が厚い!!

          https://gearpatrol.com/2018/12/29/how-to-pick-a-business-card/ 上記は、アメリカのガジェットメディアの記事ですが、紙屋としては楽しいものでした。アメリカの名刺マスターが語ります。 冒頭の動画では、日本でもツイッター上ではすっかり有名になったアメリカンサイコのシーンからスタート。浮き上がる文字、上品な厚み、雨雲のような白。本文中の言葉でいくと、名刺は個人を紹介する、触れられる良さが、昨今のテックにはない部分だとの

          「オリジナルの紙を作る」ロマン

          和紙の王様、越前和紙の里に行ってきました。写真は、紙の神様をお祀りする「岡太神社」。 とある、新しいお客様仕様の和紙をオリジナルで抄造するためでした。 オリジナルの紙を作るって、ロマンじゃないですか!? 和紙のメリットってどういうところだろうといつも考えます。勿論、歴史があったり、風合いが良かったり、色々とあるのですが、じゃあ和紙じゃないとだめかというと、和紙じゃなくてもいいケースも多いです。 結構明確なメリットとして、「オリジナルの紙が作れる」っていうのがあります。

          「オリジナルの紙を作る」ロマン

          デザイン思考と、デザイン思考の先の使い方

          人間中心設計、いわゆる「デザイン思考」の必要性が叫ばれて久しいです。僕も、めちゃくちゃ大事だと思っていて、目についたものは読むようにしています。人の動向を、しっかり見て、エスノグラフィーの手法を使いながら、課題を発見して(問いの質が、課題の質に依存する)、ラピッドプロトタイピングをし、まずは市場に問う。クラウドファンディングなどとも相性のいい考え方です。 ただ、これ、言ってることはわかるしその通りだと思うけど、最初に物事を起こすときって、デザイン思考だと限界があるんじゃない

          デザイン思考と、デザイン思考の先の使い方

          とりあえずモノを作ってみることがたぶん1番大事

          リーンスタートアップという言葉があります。ようは、完成形じゃなくてもいいから、まずは世の中に出して、そっからチューニングしていこう、と。 最近読んだ「サブスクリプション」という本でも、永遠のベータ版についての記載がありました。 ソフトウェアだったら、こういうことが可能ですよね。どんどんクラウド上でシステムをアップロードしていくことが出来ます。 我々が作る紙ものの場合は、「完璧」なものを、提供しないといけない、という観念が強いです。 しかし、です。 誰に喜んでもらいたい

          とりあえずモノを作ってみることがたぶん1番大事

          商品は広報であるし、それってめっちゃ大切

          トップ写真は丑の刻参りセット。 先ほど起業家の家入一真さんの投稿を拝見してその通りだなと思いました。 会社のストーリーを語り続けていくことがとても有効。 私の所属する会社は、和紙の問屋で、BtoBがメインでした。封筒会社さんとか、神社仏閣用の印刷をしている加工会社さんとか。そもそもPRすることもほとんどなく営業活動だけで仕事が回っていたときは良かったのですが、景気が悪くなると、一気にガラガラと崩れだしました。生活習慣が劇的に変わって、和紙の出る幕がなくなったんですね。

          商品は広報であるし、それってめっちゃ大切

          紙は情報伝達から、情緒伝達になって、もう一度面白い

          どうも、和紙田大學の学長です。 和紙屋をやっています。紙離れが進む中、次は和紙の時代が来る!と信じている数少ない業界人です(笑) インターネットショッピングが全盛で、新聞はデジタルに置き換わって、紙はどんどん減っていっています。印刷の市場規模もこの10年くらいでだいたい2兆円くらい減ったそうな。 かくゆう私も、70年続く和紙屋の4代目候補のくせに、最近は電子書籍を多用しますし、apple pencilでipadにノートを取ったりと、ずぶずぶの現代人です。紙に書くと、無くす

          紙は情報伝達から、情緒伝達になって、もう一度面白い