不眠症(睡眠障害)
【要約】
睡眠に問題を抱えている人は多く、国民の5人に1人に問題があり、20人に1人が薬物治療を受けています。
薬物治療を開始する前に、他の疾患が隠れていないか(睡眠時無呼吸症候群、うつ病など)、日中の生活リズムの見直し、運動量を増やす、悩み事の解決、仕事量の調整、寝酒の減酒・断酒を試みましょう。
睡眠薬について、短いタイプと長いタイプの2つに分けます。またベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、新薬系、その他の4種に分けます。
その他とは睡眠薬には分類されませんが、副作用として眠気が出る薬で、その副作用を応用して利用します。
ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系は長期に使用すると依存性があることが知られており、新薬系から試すことが推奨されています。
睡眠薬とアルコールの併用はできません。
睡眠薬を飲み、生活リズムが整ったところで、薬の減薬を開始します。
減薬時にはいきなり全てを中断せず、徐々に少しずつ減らしていきます。