見出し画像

【部員紹介】2年S&C松岡「出会いと成長の場所」

アメリカンフットボール以外のチームスポーツにおいても、やはり主役は選手。選手が直接勝利を勝ち取ってくるもので、選手が強くなくては試合には勝てない。しかし、そうしたチームの勝利の裏にはスタッフの努力がある。
ストレングスアンドコンディショニング(以下S&C)は選手のコンディションの管理・体力の強化を行う重要な役職。しかし、現在部員は2年生2人。何十倍の人数の選手を相手にする彼女らの負担と責任は、とても大きいものだろう。そして2年生ながらポジションリーダーとして、チームを牽引する彼女は、チームに対しどういった想いを込めて日々取り組んでいるのだろうか。


 2年S&C(ストレングスアンドコンディショニング トレーナー)
 松岡綾香
 


S&Cとは
"ただ見ているだけではなくて、グラウンドで戦っている選手とともに、チームの勝利に貢献していると感じたい”
これが、この部で私がS&Cを選んだ理由でした。

練習前のウエイトトレーニングルームで選手のトレーニングの出席から記録の管理、フォームチェックから、
体重の増減が激しすぎる人や食事方法に悩んでいる人への手伝いをし、カロリー計算、食事メニューのフィードバックをすることなどが主な活動となりますが、どの役割も”選手の努力のそばにいる”ことが魅力だと思っています。

選手の努力を近くで見られるからこそ、試合で活躍している選手の姿を見られるのは自分のこと以上に嬉しさが込み上げます。

その瞬間が何よりもやりがいです。


もちろん、最初からうまくいくことなんかなかった
失敗したことも、怒られたこともありましたが、卒部された先輩方は、わからないことだらけの私たちに一から丁寧に教えてくださいました。
練習後一緒に夜ご飯を食べてくださったり、たくさんお話ししてくださったり、とても優しい先輩方でした。

業務に追われ、理解と行動が追いつかず、つらいと思っていた合宿のとき、当時の主任、大塚さんがお気づきになられたのか、その日は夜遅い時間に相談に乗ってくださりました。
今の私があるのも、先輩たちのおかげです。本当に、感謝しかありません。

松岡2!


一方的ではなく、一緒に努力すること
私たちは選手にトレーニングを指導する立場です。
一定以上のトレーニングができない自分が指示をしても、選手側から受け入れられないことは感じていました。

それでも、言わなくちゃいけない。SCとしての威厳を保つために、正しいことを堂々とアドバイスできるようになろう、と思い自分自身もトレーニングに取り組みました。
紙面上ではなく、自分が実際にやることで教える内容や伝え方にも自信を持てるようになりました。

スタッフと選手、立場は違いますが、こうして“一緒に努力すること”に意味があるのだと思います。


2年生で主任を務める
4年生のみだった先輩方が卒部されたため、S&Cユニットは私たち2年生のみ。
2年目にして、チームを引っ張る立場になったことはもちろん不安と心配しかありませんでした。
それでも、一つのユニットとしてチームから必要とされている以上は役割を十分にこなさなきゃいけません。

そこで気をつけていたことは、”周りの人を頼ること”です。
チームがうまく回ることを第一にして、
同期や他スタッフの先輩、OB・OGから教えてもらい、わからないことをわからないまま進めないよう、コミュニケーションを絶やさず物事に取り組みました。

主任としてチームを支えつつ、
今年でたくさん経験を踏み、上級生・同期・後輩全ての学年にとって頼りになるトレーナーになりたいです。


私が今この部に所属しているのは
そもそも私が入部した経緯は新歓イベント※注 で部員の雰囲気に惹かれたから、でした。
部員、スタッフともにノリが良く、そして学年立場を超えて仲の良い温かい雰囲気。
自分も一緒に部活をしたい!と心から思いました。

実際入部してもう一年が経過しましたが、このイメージは今も変わりません。

私が部活に入って一番よかったと思えることは、最高の仲間に出会えたことです。同期の三根はオフの日にも遊ぶほど他の部員と仲が良く、自粛期間中もオンラインで連絡を取り、毎日一つの題目を決め、知識をつけるために一緒に勉強をしています。
たった二人のポジションになってしまった今、こんなにも信頼できて、相談に乗ってくれる彼女にはたくさん助けられています。


BIG BEARSだからこそ
監督、コーチ、先輩…部活動を通じで様々な人と出会ったことは、自分自身の成長の糧になっています。

あのとき私をS&Cに誘ってくれ、トレーナーとして育ててくれた先輩方、
指導くださるコーチの皆様、部員たち、かけがえない仲間と出会えたことは、私にとって一生の思い出になると思います。

自分自身のためにも、支えてくれる人たちのためにも、日本一になりたい。そして、トレーナーとして力になれたと胸を張ってと言えるようになりたい。
これからも自信を持ってチームを引っ張っていけるよう頑張ります。

松岡3


※注
毎年4月初頭に行われる、フラッグフットボールの新歓イベント。今年度は中止

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?