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2/29 【会話型ゲーム】「訪問」(仮)テストプレイ

「おいでよ どらま館」について

どらま館では2024年2月末~3月頭に「おいでよ どらま館」と題して、さまざまなワークショップや上映会をまとめて開催します。どらま館noteではその各企画の詳細について紹介しています。「おいでよ どらま館」全体については以下のHPをご確認ください。


企画概要

コミュニケーションゲーム「訪問」のテストプレイ。
座談会形式でルールを決めて話します。

どらま館劇場企画「手探りの準備」で進めている、ハラスメントと第三者の関わりしろを考える企画の関連で試してみる話し合いの場の試演です。
1月から複数回、人を集めて、テストプレイしてブラッシュアップを図りつつ、問いを共有したいと考えています。

担当

宮崎晋太朗(みやざき しんたろう)
1984年生まれ、神奈川県出身。
大学入学から演劇をはじめる。卒業後は、遊園地再生事業団、鰰、悪魔のしるし、ニカサン等に俳優として参加。2014年に演劇・舞踏公演の企画や都市計画のプロデューサーの中原蒼二が主宰した立ち飲み屋ヒグラシ文庫にて店舗経営やイベント制作を学ぶ。2018年から2023年9月まで、早稲田小劇場どらま館に劇場制作として従事した。現在は次の活動に向けて充電準備中。

日時

2月29日(木) 18:30〜21:30
※開場は18:00からになります。

会場

早稲田小劇場どらま館 1F楽屋

定員

6名まで

参加費

無料

予約

お問い合わせ

お困りのことなどございましたら以下のメールアドレスまでご連絡ください。
waseda.dramakan.group@gmail.com(「おいでよ どらま館」担当)


もっと詳しく

ひとりでできるもんサークル(もんサー)/手探りの準備メンバーの宮崎です。
昨年の秋口から、もんサーと手探りの準備のどちらの場所でも、ハラスメントの事案とその事案を取り巻く第三者の関わり方について考えています。

傷ついたひとのケアと現場復帰、傷つけたひとの謝罪・更生については、演劇の現場関係者の多くが難しさを感じていると想像します。その難しさのひとつに、ハラスメントが起きた際の、第三者にあたる周囲のひとの関わり方があると思います。事案や当事者から離れて見守るというのは、二次被害を生まないためには必要なことで、不用意な介入は控えるべきですが、同時に、周囲のひとも、自身が傷つくことを恐れてしまい、必要以上に距離を置くことで事案当事者が孤立する状況があると感じます。

被害・加害のどちらにも言えると思うのですが、起きてしまった出来事(=事実)とそれをいまどう受け止めているか(=傷つきを含めた本人の想い)を、集まりの中で理解されることが、当事者本人の尊厳を回復するために必要だと、私は思います。
そのためには、課題は、事案の周囲にいる第三者が、その当事者の痛みを、自分に引き受けられるだけ受け止めて、その出来事に部分的に関係することなのではないかと考え、そうならば、それを安全に行う方法とはどんなやり方なのか、と頭をひねっています。

その検討の一環で、会話形式のゲーム「訪問」(仮)というのをつくってみました。1月から、いろんな人と試演して、ゲームのブラッシュアップとこのゲームの設計の意図を議論の土台にして、私の問いを共有できればと考えています。

いまのところ、集まった人で、自分の思い出をおしゃべりをする座談会形式のゲームになると想定しています。ゲームの仮題を「訪問」としました。参加者は、おしゃべりをするとき、設定された二種類の「訪問先」を選ぶことができます。どちらかひとつを選ぶと、それぞれ発言の仕方にルールがあるので、それにならって、おしゃべりする、というのを考えています。
このゲームには参加者同士の勝ち負けはないのですが、おしゃべりが終わったあとに、各プレイヤーが「じぶんの話をしたなあ」と感じ、この会全体を俯瞰したときに(マイクラみたいに?)ひとつの「街/地図」が浮かび上がるようなゲームが作れたら、、と考えています。なんのこっちゃ、という感じですが、「おいでよ どらま館」でもテストプレイしてみるので、ぜひご参加ください!

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