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【インディーズゲーム】デイブ・ザ・ダイバークリア感想(ネタバレ無しver)

こんにちは。突然ですが……
おじさんっていいよね。

この始まり方で読んでくれる人がいれば嬉しいですが。
デイブザダイバー、クリアしたので感想をつらつら書いていこうと思います。
大筋のネタバレをしないので、これから買おうかな?という方にお勧めの記事になっております。

ネタバレも含む私の率直な感想を見たい奇特な方は後日記載しますのでそちらを読んでいただけたら。

プレイした環境はニンテンドースイッチですので、そちらも参考まで。


あらすじ

主人公のデイヴというマナティのような体系のオッサンをサングラスのイケおじ、コブラが雇い生態系がヤバヤバの海近辺で寿司屋を営もう、というストーリーです。
寿司屋の店長になるのはコブラではなく、彼の友人のバンチョ。
彼らをはじめとした大量の自我が強いキャラにもみくちゃにされながら、気が良いおじさんであるデイヴとなって成功を掴もう!!

序盤のキャラクター

デイヴ:
主人公の男性でスシとビールが大好き。だらしのないわがままボディに反してかなりしっかりとした性格をしており、主人公補正も相まってスーパーキャラクターになっています。そもそもあそこまで一人でダイビングしない
しかしそのすごさはストーリー中目立つかというとそうでもないです。
ですが操作して、話をすすめるうちに「こいつなんでもできんな」と様々な事をこなし、しかしてそれを生かしきれないコブラの社畜の才能を見せてきます。
とても可愛い。とても可愛いです。

コブラ:
彼が居なくてはこのゲームは始まらなかった。そんな重要人物ですが……その奔放さはピカイチで、かなりヤバいおじさまになっています。
……ですが、こちらもキャラがとがっているだけでゲームの立ち位置としてはデイヴの補助役であり、優しく感じてしまう事もありました。イケおじ。
豪快な男性であり、アコギであり、自分の商売のためならデイヴを好き勝手振り回しますが、抜けている所も。憎み切れない親友キャラです。
日本人だったら完全にブラック企業の上司役。

バンチョ:
バンチョ寿司のオーナーです。かなりの頑固者で通っており、彼の管理下にあるものは彼が絶対。
彼を語るのにかかせないのは、滅茶苦茶に写真のセンスが悪い事です。
バンチョは恐らく作中デイヴに続き……あるいはデイヴを越えてドットが凝ったキャラクターで、このゲームのグラフィック魅せ担当とすら思えるほどです。是非その理由を確かめてみてください。すぐ察するレベル。
彼が握る寿司がこの作品の中心となるわけですが、彼自身にはそれなりの過去も……。

総合:
とにかくキャラが濃いです。この後も続けて出てくるキャラは結構な人数がいますが、とにかく男性キャラが濃すぎます
女性キャラはなぜかそこまで尖ってないですね……濃くはありますが。

主なゲームの流れ

朝、夕方、話が進めば夜と海に潜り、バンチョが握る寿司ネタを探してくるというのが主なシステムです。
この海の神秘(ゲームシステムの都合上)により持って帰れるものは食材と少しの素材だけで、装備などの持越しは地上で強化済のものしかありません。

ランダムマップ制度になってはいますがパターンは少なく、「あ~、この入口ならこういうマップだな」と解るので変に迷う事はありません。
……が、このゲームの少し難しいところは「移動コストとHPが同じ事」です。要するに【酸素ゲージ】ですね。
ダッシュするとみるみる酸素が減っていくので、そこをサメに襲われてほとんどの素材を失う……なんて事も序盤はザラです。

進むにつれ楽にはなりますが攻撃力の高い魚や毒などの特殊な性質を持った魚も出てくるので、結局死ぬときは死にます……。
余談ですが、ゲームオーバー時にはコブラが引き上げてくれているようです。
紹介の時にデイヴ任せだとけちょんけちょんに言った気がしますが、彼は常にデイヴを見守っているのでしょうね。可愛いね。

他にも要素はたくさんあるのですが一律して言えるのは、「難易度は高くない」です。
詰みになるポイントは現段階一切ありませんし、ボス戦などの難易度が高く設定されている所はリトライし放題です。
無限に日数が設けられている事もあり、のんびり楽しめるゲームでしょう。
難しいところはほんと難しいですが……。

SUSHI(お金の概念)

経営シミュレーションの側面を持つこのゲームの特色の一つには、「寿司の強化」があります。
魚を捕まえれば捕まえるほど魚肉があつまり、それをコストとしてバンチョは研鑽して寿司の味を上げていきます。
同時に値段も上げるのはコブラが提案している事な気がしますが。
つまり儲けるためには大量の魚が必要になります。

……のですが、このゲーム……単価が安い魚は伸びしろが低いです。
もちろん雰囲気重視で安いものをたくさん種類豊富に置くのも経営方針上可能ですが、ここの世界の客は安いもんが好きなので、あまり多く安いメニューを置くとそればっかり食べられてお高い売れ残ったメニューは廃棄……なんて事に。
ちなみにやってみると解りますが、このゲームの「廃棄」はデイヴが食べる……という事になっています。可愛すぎ。バンチョの意志に反した珍しい行動。

このシステム上、置く品は少なくなりがちで、強化にも大量の食材が必要。結果的に世間でよく言われるのは……
・キュウリゲー(これは少しアプデで廃れましたがまだ強い)
・カレーゲー(恐らく一番根強い現段階の良コスパ)
・サメゲー(序盤から終盤まで、根強い安定感)
の三つです。
魚じゃないじゃねえか!!!
このゲーム、サイドメニューにコストが高くかかる分、一個の単価が高いです。そしてお客さんの数は一晩で有限、そうなると単価が安い寿司は置けません。
結果的に、最初から鮫を乱獲するのが一番儲ける手段としては手っ取り早いですね。バンチョ寿司の命運はプレイスタイルによります。

あと、主人公だから仕方がないとはいえ朝から夕方まで海に潜って具材を集めてきたデイヴに店員までやらせるのは攻めすぎです。
やっぱブラック企業

いざ海の中

さて、もう少し海の中について。
海の中では主に「銛」と「銃」、それといくばくかのアイテムを使用する事になります。
序盤はとにかく小さい魚を銛で捕まえ、サメを銃で倒す事になるでしょう。

こ~れが楽しいんだ。

デイヴも人間なので持てる量には限りがあります。その限界までパンパンに魚を詰め込んで持って帰るだけなのですが、まあ楽しい。
少し操作性には難ありですが、水中だと思えばこんなものかと思います。
ただ銛構えたまま動けなくなるバグだけは取ってくれ

ゲームが進むにつれ、どんどんデイヴは深海へと潜っていくことになります。そこで出会うものたちとの物語、必見です。

それとこのゲームのサブコンセプトであろう「有り得ない食材でスシを握る」のせいか、深く潜れば潜るほど単価が上がっていきます。
銛で一突きできなくなってきてからが本番!

〆に

デイヴザダイバーは物凄くやれる事が多いです。
こんなに凝る?!というほど様々な事が出来ますし、パロディネタにも余念がありません。
ゲーマーなら知っているネタが一個も出てこないという事はありえないほどですし(一人のキャラが悪さしすぎてて)、古い漫画ネタまできっちり搭載。
ドット表現にしては繊細すぎるグラフィックと、ちょうどいいぐらいのコント感。
「インディーゲームが好きだ」という人にピッタリのタイトルになっているので、まだインディーズゲームのノリに馴染めていない方にもおすすめできる入門編にもなっています。
興味があれば是非購入してみてはいかがでしょうか!

ではでは!
以下購入リンクです。(どうやらプレステにも出るらしいですね!)


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