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昨晩は、パフェを食べたその時に本当に最高だと思っていた。
酒を飲み、飯を食べ、パフェを食べ終えたときあたかもそこが人生の上の方であるように感じた。

飛行機が着陸してタブレットから顔を上げたとき、初めてこの飛行機は寒かったと知った。上空で、俺が漫画を読んでいるとき俺は死んでいて、それはとても心地良く、着陸して生きている方に戻ってきたときに寝起きみたいなダルさを感じて、そこで初めて寒いと思った。死は気持ちいい。そこから生に引き戻されるときのなんたる心地悪さ
その心地悪さを感じながら余韻みたいにそういう話だったなということを反芻しているとき、パフェを食べたときより上に登っていた気がした。少なくとも死んでいる間は登れていたはずなのに、地表に降ろされてしまいそれがもどかしく、でもそういうものだからしょうがないと諦める。
心地悪さが気持ちよく、諦めが次を求めてしまう
漫画を読んでいるときだけが人生であり、人生を感じているときに俺は死んでいて、じゃあ生きたまま上に登るにはどうしたら良い?