新しい活路を見出したらありがちなこと
たまたまなのか、確信犯なのかわからないけど、大きな組織が追いかけると先行者が後の人には見えないし、組織が先行をいつの間にか飲み込んでたりしません?
苦労して表現者を発掘紹介するたびに、
— 櫛野展正📕新刊「超老芸術」 (@kushinon) January 25, 2024
高確率でこの番組に後追いされるんですが。 pic.twitter.com/oFNZqfMpVb
自分にも似たようなことがある。
「私の公開したアイデアをこいつはパクりやがったな。」みたいな。
でも、それは勝手に思っているだけで誰かに言ったら「アホちゃう。」と一蹴されそうなので心の奥にしまっている。だいたいは、パクったと思われるネタを非の打ち所がないくらい壮大なクリエイティブに昇華されているので、独りでこっそりネタ提供者として誇らしく思って終わる。
でも、思いがけず逆の立場になって、人のアイデアにただ乗りしてしまうことだってありうるので、気をつけなくちゃいけない。
この投稿を見てモヤったのは、後追いする組織の権力と、無自覚な組織の構成員だ。もし、この発掘した先行者がフリーだとしたら、行動の結果が死活問題なので切実に必死にコツコツ積み重ねている実績である。それを、失敗しようが成功しようが生活が保障されている大きな組織の構成員は、このことが誰かの利益を奪って自分の生活を成り立たせていることの自覚がないのだろうな。大きな実績のある組織だというだけで信用を得てしまう。その力を無意識に振りかざしてしまっていることもある。こういう無意識・無自覚っていっぱいあるよな。
自分は全くもってそんな大きな力はなく、吹けば宇宙の果てまで飛んで行く小さな存在だけど、そんな自分よりも小さな存在も沢山あって、そういう人たちに無自覚にただ乗りしてはいないか。我が身を振り返った。
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