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とっても簡単!ストロマンテ・トリオスターの育て方

私のお気に入りの植物であるトリオスターの取り扱い説明書をご紹介します。

 まず初めに、トリオスターを取り巻く誤解を払拭したいと思います。トリオスターはカラテアではありません。
 そう、葉の美しさや生え方で勘違いされがちですがトリオスターは気難しいカラテアではないのです。深い緑に白の斑が入り、後ろのピンクがド派手に主張してくるこの植物は一度見たら家に連れて帰らずにはいられないでしょう。

おすすめの用土

 ぶっちゃけ水捌けさえ良ければ土はなんでもいいと思います。私はプロトリーフさんの観葉植物の土に対して赤玉土を1/3程加えて使っています。気分でハイドロボールも混ぜたりしています。

薄い黄土色なので水やりのタイミングのサイン


 表面3cm程を赤玉土で覆っています。これは無機質な赤玉土を入れる事で産卵場所が無くなり、コバエ対策になります。もう一つの理由は水やりタイミングを目で見てわかるからです。赤玉土は濡れていると色は濃く、乾くと黄土色になります。なので表面が乾いてくると赤玉土から乾いていくので、土にどれくらい水が残っているかおおよそわかります。私は見てわかるのが好きなので植物全てに赤玉土を敷いています。可愛い化粧石だとその下の土の状態が変わらないんです。

水やりタイミング

 水やりは前述した様に、表面の赤玉土が乾いたら行います。トリオスターは水切れを嫌うので、表面の赤玉土の色が均一な黄土色になったらあげます。植物にほっては表面の色が黄土色になってから2日、など調整をしています。何日に一回とルーティンを決めずに、植物の成長に合わせて水をあげると良いでしょう。

 水は成長期(5月-10月)の間は液体肥料ハイポネックスを混ぜた水を与えています。その他の月は表面が乾いてから2、3日を目安に水を与えています。

葉水

 うちにお迎えして直ぐの夏頃、ストロマンテは湿度が好きだろうと思い、毎日葉水をしていました。しかしズルッと溶ける葉っぱがチラホラ出現してしまいました。夏は十分湿度があるので葉水はいらなかった様です。
 逆に乾燥しがちな冬は葉水をすると湿度が保たれて良いですね。

光量

 トリオスターは耐陰性の植物と言われていますが、浴びる光の量によって姿が変わります。
あまり陽に当たらないと葉はもっと光合成をしないと!と葉緑体の多い葉っぱを作ります。つまり、ほぼ緑の葉が出てくる事になります。陽にしっかり当てていると、葉緑体はそこまで必要じゃないので、白の斑の面積が大きく美しい葉を出すようになります。

後ろのピンクが透けて可愛い


 私は、トリオスターが陽に当たった時に裏面のピンクが表面の白に透けた色が好きなので陽にたっぷり当てています。直射日光を避けた明るい場所でしたら葉の焼ける心配もないと思います。

半分白の新しい葉

我が家のリビングは明るいものの、直射日光は当たらないのでカーテン無しの窓辺に鎮座させています。(近隣から部屋が見えないので大胆にもカーテンなしです)

増やし方


新芽のドリル

 トリオスターを雑草と形容する海外ブロガーの方を拝見した事があります。これは大正解でして、うちのトリオスターは常に新芽を出し続けています。水をあげて放置しておくだけでハッピーでいてくれる上に、成長速度も早いので株の成長を見たい方にはピッタリだと思います。
 この植物は地下茎で増えます。なので株分したい場合は一回鉢から出して引きちぎる必要があります。

新しい株の新芽

私は大きくてワサワサしているのが好きなので、鉢は大きくなれど、まだ分けた事はありません。今の8号鉢が窮屈になったらやってみたいと思います。

新芽が黄色い?!

 トリオスターの新芽の斑の白い部分は開いたばかりだと黄色っぽいです。植物の葉が黄色いと様々なトラブルを想定しますがこの植物の場合徐々に白くなっていくので心配ご無用です。
 新芽を初めて見た時に黄色くてかなり心配したのはいい思い出ですね。ネット検索しても「根腐れを疑いましょう!」みたいなのが出てきて頭を抱えたものです。

なかなか黄ばんだ新葉

終わりに

今回は育て方の概要ざっくりですが説明しました。ホームセンターや園芸ショップでトリオスターを見かけたら是非お迎えしてみてくださいね!

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