先延ばし癖

今日は友人が泊まりにきているので、早起きしてコメダ珈琲でモーニングをしている。
久々に早起きして気分が良い。

私はきっかけがないと行動に移せない人間だ。
適応障害になってから、部屋の片付けどころか掃除すらまともにしておらず、ほぼ一年くらい荒れた部屋で生活をしていた。
回復してからも時間はたくさんあるのに、きっかけがないから後回しにしていて全然掃除をしていなかった。
そんな時、友人が泊まりに来る予定ができた。
2週間前くらいから断捨離して、ベッドシーツを変えたり、掃除機をかけまくったりして、それなりに人を呼べる部屋にまで回復した。
久々に整った部屋を見るとやっぱり気分は良いし、背筋もシャンとなる。
身の回りを整えることは大事だと思った。
こうして休職中の最大の目標であった「部屋の片付け」は約1年後に達成された。

そう、もうすぐ休職してから1年が経つ。
正直こんなに休むと思っていなかったが、先延ばし癖のある自分からしたら、なるべくしてここまできた、とも理解できる。

仕事に行く友人をみると、ちょっと働くことに憧れみたいな感情を抱いた。
朝、外に出るとスーツを着て駅に向かう社会人の姿を見て、ダル着姿の自分と比較してちょっと恥ずかしくなった。
コメダ珈琲で仕事をしている人を見て羨ましくなった。
以前は胸が苦しくなったのに。

本当に不思議なもので、以前はこんな気持ちになるなんて想像もできなかったことが起きている。心がちょっとずつ社会に戻ろうとしているんだな、と気がついた。

このまま退職してしまおうという選択肢もあったが、最近は復職しようと思っている。
ただせっかく休むチャンスがあるのだから、焦らずに雇用期限ギリギリまで休んでから戻るつもりだ。ここにきて自分の先延ばし癖が発揮している。
復職して、一年くらいは頑張ってみて、フルリモートの仕事に転職できたら理想。
そしたら二拠点生活のこととか、将来のことにもっと向き合っていきたい。

まだまだ休みを楽しむぞ、の気持ちで。