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ないフリしてた

中3の時に進路相談で先生から芸人を進められた

高校に入学した

高3の時に三者面談で先生から芸人を進められた

就職もせずに

ふらふら

夜の町で働いて

ふらふら

ほんまはあるのに

ないフリしてた

ずっとあったのに

夜の仕事をやめた

それから

工事で働いた

ずっとあったのに

小さい頃から

ずっとあったのに

ないフリしてた

バンドをした

インディーズでCDを出した

全国ツアーを周った

一緒に拳をあげて歌ってくれるパンクスたちが

勇気をくれた

もうないフリはできなくなった

バンドを解散すると決めた


夢がないフリするのをやめた


ないフリしてた22歳の頃

浪人していた友達と

よく夜中にドライブをしていた

その度に車から流れるラフィンノーズのSTRANGE BOY YAに心をしめつけられた

この歌の ″夢だけ追いかけな″ からは自分の気持ちを誤魔化せなかった

それが夢に向かわせた希望だったと思う

その時の希望は直接僕に熱く語りかけてくれた


希望はどこにだってある

なんだって希望になる


例えば運命や神様を恨むぐらいの悲しみのどん底にいる時に、

めったに見ることがない空に浮かぶ気球を見て

「うわ気球や」って少しでも珍しく思ったら

それが希望になってると思う


生きる気力をなくすぐらい夢や恋に打ちのめされてる時に、

雨の中をとぼとぼ歩いて通り過がりの自転車に水溜まりのドロ水で服を汚されて

その汚れでできたシミが ″なんか魚みたいになってる″ って思ったら

それが希望になってると思う


怒りや悲しみが意図もないところから消されることが

あると思う


偉業を成し遂げるまでは絶対に諦めないという熱心な気持ちで一生懸命ガンバってる時に、

まさに夢を追いかけている真っ最中に、

真夏の暑い日に工事現場のおっちゃんが日影で休憩しながら水筒の冷たいお茶飲んで「あぁ、幸せや~」という光景で

日常の幸せが大きく見えて今までの努力と情熱に決別する

それも希望になってると思う


なんの変哲もないことが意表をついて人生を動かす

こともある
















「厭わずの音」

おい!! おい!! おい!! 
おい!! おい!! おい!!

希望がどつく 伝えたいだけ
希望がどつく 感じたいだけ
希望がどつく 納得ないだけ
希望がどつく 気がすむまで

響かせろ 響かせろ
性でぶち破れ
響かせろ 響かせろ
義理じゃ鳴らない
厭わず命の音

人にも一歩やるくらい
とめどない熱血よ
悲劇の中に隠れた
眼差しは忘れない

おい!! おい!! おい!! 
おい!! おい!! おい!!

希望がどつく 理屈が消えた
希望がどつく 理由が消えた
希望がどつく 理不尽なだけ
希望がどつく 気にすんなよ

響かせろ 響かせろ
性でぶち破れ
響かせろ 響かせろ
義理じゃ鳴らない
厭わず命の音

人にも一歩やるくらい
とめどない熱血よ
悲劇の中に隠れた
眼差しは忘れない

いつか懐かしくなる
あの頃がやさしくて
誰でも熱くさせたい
一歩やれよ眩しさよ

走馬灯が浮かぶ 
走馬灯が浮かぶ
走馬灯が浮かぶ
最高の瞬間へ

走馬灯が浮かぶ 
走馬灯が浮かぶ
走馬灯が浮かぶ
最強の瞬間へ

走馬灯が浮かぶ
走馬灯が浮かぶ 
走馬灯が浮かぶ
最大の瞬間へ

走馬灯が浮かぶ
走馬灯が浮かぶ 
走馬灯が浮かぶ
最新の瞬間へ

振り返ることは二度とない

人にも一歩やるくらい
とめどない熱血よ
悲劇の中に隠れた
眼差しは忘れない

人にも一歩やるくらい
とめどない熱血よ
悲劇の中に隠れた
眼差しは忘れない

思い出さなくてもいい

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