ICT化とアナログ


どれくらいの保育園がICT化されているのだろうか?
そしてどれくらいの「紙」が削減されているのだろう。
ICT化されて印鑑文化の変化や監査準備も楽になっているのだろうか。

我が園はまだまだアナログ。
全てが紙ベースだ。 

毎日どれだけの紙に触れチェックし、どれだけ押印をしているのか。押印については印漏れをチェックしたり、その印をもらいに行ったりなんて仕事が発生したりする。
この紙まみれと押印の時間を減らしたらきっともっと有効に効率的に少し余裕を持って仕事ができるのだろう。

でもアナログで残したいものもある。
私は古い人間だから連絡帳は手書きがいい。
その日その日の保護者の保育者の温度感を感じられるし、交換日記のような、ママたちの育児日記のようなものだし、子どもにとっても大きくなった時に知らない自分を知るツールになる。ママこんなに想ってくれてたんだ、こんなことで困らせてたのか、私ってこんなだったのね、こんな先生に見てもらってたのかぁ。
そんな風に連絡帳を大切にしてもらいたい。
それはやっぱり手書きだからこそ、温もりを感じるような気がしてならない。

DXが進んでも失なわずにいたいものは、大切にできるといいのだけれど。

保育園はすごくすごく無駄が多い。
だからその無駄を無くしていくことは最優先。
けれど無駄の中に大切なものがあったりもする。

何事も極端にならない適度さが必要。
それは様々なことに言えたりする。
叱らない保育(褒める保育)とか、
室内装飾とか、行事とか。

世の中の流れにちゃんと乗りながも必要なもの、不必要なものをちゃんと選択したい。

自分は何を大切にしたいのかをちゃんとブレずに持っていたいな。

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