新共通テスト リスニング
英語<読解>とリスニングの配点が、センター試験の200:50から100:100になる話は、昨年の外部検定試験の一連の経緯で話したし、また各大学の係数(比率変更)も、途中までながら追いかけたものは廊下の掲示板に貼ってあったところです。
今後、まずは3年生向けに何らかの方法でリスニング学習に関してお伝えしていきますが、ここでは注目すべき項目を整理しておこう。
1、大学入学共通テスト英語におけるイギリス英語の使用について
現行の大学入試センター試験の英語表記はアメリカ英語を使用。
※試行調査(プレテスト)においてもアメリカ英語を使用
⇒ 共通テストでは現在国際的に広く使用されているアメリカ英語に加えて、場面設定によってイギリス英語を使用することもある。
みんなは、これまでにI先生やM先生のイギリス-アイルランド英語や、オーストラリアの英語にも触れてくる機会が豊富にあったので、それほど心配はしていません。今年は、e2の英訳英作の時間に、P先生やE先生が来てもらえるクラスもあるはずです。
2、問題作成方針
○ 外国語の⾳声や語彙,表現,⽂法,⾔語の働きなどの知識を,コミュニケーションにおいて適切に活⽤できるようにすることを⽬標として,「読むこと」「聞くこと」の中でこれらの知識が活⽤できるかを評価…したがって,発⾳,アクセント,語句整序などを単独で問う問題は作成しない
○ CEFRを参考に,A1 から B1 レベルに相当する問題を作成する。また,実際のコミュニケーションを想定した明確な⽬的や場⾯,状況の設定を重視
○ 「リーディング」については,様々なテクストから概要や要点を把握する⼒や必要とする情報を読み取る⼒等を問うことをねらいとする。
○ 「リスニング」については,⽣徒の⾝近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容について,概要や要点を把握する⼒や必要とする情報を聞き取る⼒等を問うことをねらいとする。⾳声については,多様な話者による現代の標準的な英語を使⽤する。
読み上げ回数については,英語の試⾏調査の結果や資格・検定試験におけるリスニング試験の⼀般的な在り⽅を踏まえ,問題の数の充実を図ることによりテストの信頼性が更に向上することを⽬的として,1 回読みを含める。⼗分な読み上げ時間を確保し,重要な情報は形を変えて複数回⾔及するなど,⾃然なコミュニケーションに近い英語の問題を含めて検討する。全ての問題を 1 回読みにする可能性についても今後検証しつつ,当⾯は1回読みと 2 回読みの両⽅の問題を含む構成で実施することとする。
という訳で、英語の運用能力を高める。
一般に、総合的に高めると共に、テクニックとして問題の形式を把握しておくことが肝要になるということです。
私としては、テクニックばかりに走ると「木を見て森を見ず。」になるように思うので、(それはみんなもわかってるとは思いますが)英語の全体の学習を進めていく中で、点を取りそびれない(理解してること上手にアピールする)ために、どういう形式で問が出されるかを把握し、試験時間を有効に使う手立てを得ておこうね、ということです。
詳細は次回以降に譲ります。
その他、全般的にどう公表されているかを見ておくのも悪くはないと思います。https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/
試行調査の問題も、お時間あればどうぞ https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html