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【ウマ娘の小説】ミリしらトランセンドノーマルエンディング

「ハァハァハッ」
息苦しい
ゴールまでの300mが恐ろしく長い
「ウチは‥ウチは負けられへんのや!」

鉛のような足、熱い体

「勝ってみんなを笑顔にするんや!」
  
【想い】がトランセンドに力を与える。

ゴール と同時にどよめきと歓声がきこえる。

遥か遠くから  ーー



目を覚ますとなぜか目から涙が溢れていた
「疲れる夢やったな〜。でも気持ちええ朝やわ」
めざましを止め布団から出る。
今日は決戦へ旅立つ日だ。





「もう遅刻だぞ〜」
空港でトランセンドは他二人とトレーナーを待っていた。

「今日凄いいい夢みたんだ〜」
「こんな時にレースなんて出るなって言われたけどさ~」
「ウマ娘の走りで人に勇気と希望を与えられるんやなって‥」


「って夢じゃ2着だったけどリアルは一着かもしれんし〜」
不意にトランセンドに手をひかれる。

俺達は日本最強の布陣、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、トランセンドの三人娘でドバイに挑む。

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