お笑いを楽しむには(千鳥ver)

お笑いを楽しみ理解するうえで何が必要か。

色々あると思いますが、私はその人たちの「関係性や文脈」を理解してるかが大きな要素だと思っています。

そう思ったきっかけは千鳥に対する自分の評価です。(評価なんて偉そうな言葉を使うのは大変申し訳ないですが)

関東住みの自分は「関西からの殴り込み」「大阪No.1」という雰囲気で売り出し中だった2011、12ぐらいの「THE MANZAI」の時の千鳥に対して思っていました。

「千鳥って全然面白くない」

当時、高校生だった私は「THE MANZAI」の翌日に友達と「千鳥って面白くないよな」って話をしました。別に嫌いではなかったです。でも、面白くなかったです。


ただ、それから3年後ぐらいにアメトークの「帰ろか千鳥」を見て思いました。

「あれ、千鳥って面白いな」 

番組中に流れたロケVTRが面白いのです。


横でテレビを観てた親父が言った「千鳥って面白いじゃん」がすごく印象に残ってます。

それから、YouTubeに上がってる「いろはに千鳥」を見まくりました。(本当はダメですが)


で、本題はこっからです。

こうなってから、漫才見返すと面白いんです。

「なぜ?」

もちろん、ネタの中に2011〜12年からの変化はあったのでしょう。

いや、でもそれでは説明が出来ません。

だって、あんなに「つまらない」と思っていた2011〜12以前の漫才も面白く感じるのです。

「どろぼうだどろお」とか「べにずわいがにえびみ」「智弁和歌山」とかが面白いのなんの。

これはびっくりでした。

ロケが面白いと思ったら、漫才も面白くなるってなんだろう。

その時に気がついたのが

「関係性と文脈理解」です。

あ、千鳥の2人ってって悪ふざけが大好きなんだなって。学生時代のあの悪ふざけの極みにいるんだなって。そういうお笑い、漫才をやってるんだなって。それを突き通してここまで来たんだなと。

関西に住んで千鳥のロケや平場を普段から見ている人はそれはもちろん知っていたことでしょうが、非関西民にとってそれを理解するまで時間がかかりました。そして、これが千鳥が東京で売れるまで時間がかかった大きな理由だと私は思っています。

関係性と文脈が分かってくるとつまらなく感じた漫才が面白く感じる。


2019年のTHE MANZAIの千鳥の「空いてる店は空いてる」漫才なんてまさにその典型でしょう。2011〜12年の私が見てたら「つまらない」と思っていたでしょう。でも、今回はめちゃくちゃ笑いました。関係性が分かっているから。

ゴッドタンで劇団ひとりが千鳥の漫才に対して言っていた「千鳥にしか出来ない漫才。台本にしたら何にも面白くない」とはまさにそういうことだと思います。



即座に芸人を「つまらない」と決めつけるのはなんて勿体無い発想なんでしょう。

そんなことを私はあの時の千鳥を通じて感じました。

と同時にお笑いってハマっていけばいくほどゲラになっていくんじゃないかなって。「ロケを見て、平場を見て、ラジオを聞いて、ライブ行って」をすればするほど、関係性が分かってくる。そうすれば面白さが分かってくる。

その点、今はネットで全国の番組が見られたり、ラジオが聞けたりし、YouTubeで芸人個人から発信も出来るわけで。

芸人にとっても見る側にとってもすごく有難い世の中だなと。

本来なら気がつけなかったかもしれないお笑いに気がつけるのです。


せーの、お笑いさん。


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コメント (2)
わかりすぎてコメントしました。まっったく同じです。私も昔は千鳥って何が面白いんだろうと思っていたのに今ではゲラゲラ笑わされてます。そしてその人たちの背景を知って面白くなることも同じ考えです!興味深い記事ありがとうございます。
ししさん。共感のコメントありがとうございます!背景を知ることって大事ですよね。
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