11/20中央競馬勝負レース
阪神11RマイルCS 自信度D
◎ジャスティンカフェ
○ソウルラッシュ
▲シュネルマイスター
△ダノンスコーピオン
△ピースオブエイト
例年と比較すると今年の安田記念は不利あり馬が多数上位入線した言ってしまえば凡戦レース。逆にNHKマイルCが(21年には劣るものの)ハイレベルで、当然NHK上位陣が出走した富士Sもハイレベル。そして…GⅠ通用級ラップで走った◎ジャスティンカフェが出走していた湘南Sも引けを取らないハイレベルと見た。ウインシャーロットの逃げにより締まったペースとなり、前半58.0そこから32.9の上がりを使って勝利。東京マイル前半60秒切るペースで32秒台を使って勝った馬はアーモンドアイ、グランアレグリア 、インディチャンプなど数えるくらいしかいないがオープン以上。それを3勝クラスでやってのけるのだから大したもの。ここ2戦は1800を使われ、ラストに甘くなる競馬をしている。ベスト舞台のマイルに戻れば極上パフォーマンスの期待ある。
○ソウルラッシュは安田記念で鞍上のミスからとんでもない不利を受けてしまった。あれがなければ勝っていた手ごたえだったと思っているし、休み明け叩かれて更に上昇。
▲シュネルマイスターは安田記念で不利あり2着。能力は折り紙付きでここに出る多数の馬と勝負付けが済んでいるが、純粋に内枠はマイナス。
△ダノンスコーピオンとピースオブエイトは来年のマイルCSで買いたい馬なので、1年前から先物買い。
以下、全頭診断。
マテンロウオリオン
ダイワメジャーなのに末脚性能に優れている不思議な馬。ここ2戦は馬群内競馬ではなく、ポツン→大外追い上げがパターン化しており、ノーストレスな競馬をしている点は見逃せない。最内枠で出遅れ確率が上がってしまったのは痛いし、外ぶん回しじゃ届かない。
ウインカーネリアン
時間は掛かったが、覚醒したスクリーンヒーロー産駒。関屋記念はバイアスありとはいえ、マイルCS3着ダノンザキッドに完勝。難しいことが不要な番手競馬ができるので鞍上がへぐる心配は少ない。おなじ脚質に持続力モンスターのソダシがいるのがかなり痛く、GⅠ通用素地ないのもマイナス。
ダノンザキッド
昨年は能力示す3着。3歳馬の上位入線が難しいレース故評価したいが、今年は力負けのレースが多いし、メンバーレベルも昨年よりグッと上がっている。前哨戦時点で川田騎手が選ばず、戸崎騎手も乗らないのもなかなか厳しいし、前走のスタートやらかしや手前変えないなど不安がある馬。前走も色々あったなかでも強い競馬はしているので東京新潟より阪神向きな馬ではあるのでこの人気ならヒモには入れたいか。
シュネルマイスター
昨年のマイルCSは枠順不利にも泣き2着。海外帰りで調子整わなかった安田記念で不利ありの2着ともうマイル戦線ではトップの存在。が、しかし昨年パフォから楽勝できたはずの毎日王冠ではなく、スプリンターズSを経るグランアレグリアローテで必勝態勢も出遅れ癖はあるし、掛かる心配はあり。2021毎日王冠のパフォーマンスが日本最強のもので、東京>阪神であるのが少し気になる。内枠は微妙。
サリオス
ハーツクライ産駒らしく、直線の持続力に優れている馬、であったが近走は使える脚が短くなってる感がある。安田記念は上位だが不利なし、毎日王冠はスムーズにいかなかったがこちらも不利はなかった。一瞬のキレを見せて勝利したが、小頭数戦でもあったし、インを立ち回れた恩恵もあった。人気してるが、この年で劇的に強くなるのは考えにくいし、嫌いたくなる一頭。
ソダシ
芝マイル無敗だが、全て牝馬相手のもの。キレ味勝負はこのメンバーでかなり分が悪いが、逆に持続戦であればモンスター級の強さを誇る。VMの勝ち方が鮮やかだし、負かしたソングラインが安田を勝ったが、ローザノワールが4着しており前付けしていた展開がかなり向いたというほかない。距離短縮は◎。調教はメイチという言葉がピッタリだが、やりすぎ感もあるか?
ジャスティンカフェ
湘南Sの内容から決して1800の馬ではなく、マイルベストの馬と見ている。ウインシャーロット比較でソウルラッシュとは差がないし、エプソムCも不利がなければという内容。テンに早くないので、展開の助けがないとただ外を回る形になりそう。エピファネイアの阪神芝1600の成績はいいし、調教抜群でここはかなり狙ってみたい馬。
ロータスランド
スワンSはベストの1400で54kgでの完敗は物足りない。安田記念は0.4差でもしっかりキレ負けだし、マイルも長い印象で良馬場では買う要素なし。重馬場は鬼の部類だが。
ピースオブエイト
前走富士Sはマイル適性を存分に発揮し4着、しかも落鉄あり。ダービー共同記者会見での藤岡佑騎手「まだまだ馬体と気性が幼い」発言や富士S後の奥村豊師「緩さが残る」発言などから、本格化はまだまだ先。マイルCSも急遽の参戦で狙い澄ました感はない。調教抜群だったし、騎手の乗り替わりは好感。このメンバーでは能力劣るが、来年は主役級もありえる。
ソウルラッシュ
1勝クラス勝ちのラップが重賞級ラップだったが、そこからノンストップで重賞を勝ってしまった。不利あった安田記念は参考外で、前走は課題のスタートを無難に出たことから、いい位置で競馬できたのは収穫。池江泰寿厩舎はジャンダルムに代表されるように基本叩き良化型。GIで冷静に乗れない浜中騎手から松山騎手に替わっているのも魅力。タフな馬場にも強いので有力。
セリフォス
前哨戦の中内田よろしく、富士Sは快勝。藤岡佑騎手はスタート決めたのにかなり位置を下げたし、完全に仕掛け遅れのような感じでもう少し楽に勝てた気もする。NHKマイルはバイアス負け、安田記念はキレ負け。ダイワメジャー産駒ながら牝系由来のキレ味勝負に対応できる稀有な馬で先行すると味が出ない馬。となると外国人騎手が合うか少し怪しく、厩舎特徴どおり(叩き2戦目パフォダウン)なら嫌いたいところ。
ホウオウアマゾン
昨年伸びない内突いて5着。叩き2戦目の矢作厩舎らしく、スワンSは調教から太く完全な叩き台なので度外視。また、遠征すると寝られなくなるので、関東の成績も度外視可。最近の矢作厩舎は明確に逃げにこだわって上位入線するシーンをかなり見るので、恐らく逃げるのではないかと思う。差し馬多数なので、後続の牽制を期待してのハイペ逃げとみている。雨が降らなくても買っておきたい馬。
エアロロノア
展開向いた安田記念不利あり7着はかなり頑張った。富士Sも鞍上がかなり上手く乗って5着。阪神マイルもいいが、出遅れ標準装備で安田記念より圧倒的にメンバー強いここは強調材料に乏しい。近親エアスピネルは重馬場めちゃくちゃ強かったので、重馬場になればチャンスあったが。
ベステンダンク
御歳10歳。頭が下がります。近走逃げられていない。スラムダンクの映画楽しみですね。
ダノンスコーピオン
とにかくレースセンスがよく、無難な競馬ができる。前走は56kgと斤量差を考慮すれば上々の内容だし、上位馬よりも不利を受けない脚質は好感。ロードカナロアの成長曲線を見ても本格化はまだ先で、それを考えるとポテンシャルはかなり高い。ここ目標に全力仕上げだし、3歳馬ではいちばん強い馬と見ている。共同通信杯は稍重でキャリア唯一の大敗歴ある点がどうか。
ハッピーアワー
さすがにここに入るのは冷やかしなので、特にコメントはないです。
ファルコニア
唯一のディープ産駒。常に能力通り走れる安定感はあるが、強い馬にはきっちり負けていて、GⅠでは買いたくない馬。前走は開幕週馬場考慮しても辛勝。強い先行馬多数のここは苦戦か。重馬場疑問。
阪神10R再度山特別 自信度C
◎フィデル
ゲート式の小倉1800新馬ラップ
1位ドウデュース(21年)
2位ピースオブエイト(21年)
3位ヴェロックス(18年)
4位ウインバリアシオン(10年)
5位フィデル(21年)
6位クロノジェネシス(18年)
7位ラヴェル(22年)
蹄の不調でなかなか本来の走りが出来なかったし、友道厩舎の使い分けのせいで函館2600とかのわけわからん条件を使われてきたが、ようやく適条件なので、人気でも狙う。