日曜日のお気に入り
ミニマムめざしてしゃかしゃか今日もおうち改造をしていたNUまゆげですこんにちは、てかもうこんばんは
こどもって本当にオトナが考えもしない発想をするので、それがおもしろい。おもしろくてしかたないので、まわりに転がっていたこどもの言葉をあつめて「こどものことば」っていうサイトを立ち上げたことがありました。
HTMLでつくっていたので、手作り感満載。WEBのレイアウトが拙いとシャープな感想を掲示板にご投稿くださる方もいらっしゃいましたが、こどものことばだもの、拙くてなんぼじゃーん、趣旨がわかってか、わからずなのか、それとも日本語が拙くていらっしゃったのかもしれませんが、アップロード先が無料サイト提供のサービスをやめちゃったので、移行はせずに今に至りました。
ほんとこどもの言葉を拾い集めていると、とってもおもしろいのです。最初の方にあげてあるんですけど、遡るのが難儀なので、再度ご紹介しますが、ある時駅でみかけた男の子が発した言葉です。5歳ぐらいかなあ。身重のおかあさんがゆっくり階段から降りてきたとき
ねえねえぼくをうんでしまうおかあさん
ぼくのことすき?
って尋ねたんですよ。お母さんは笑顔で
うん、だいすきよ
って、答えたその光景が目に焼き付いて離れなくて
おかあさんの「大好き」という言葉に安心したのか、嬉しそうにホームをかけだしそうになったその子に、おかあさんはやさしく「走っちゃだめだよ」と、大きいお腹を押さえながら男の子に声をかけると、男の子は振り向いて
はあいっ!
って、満面の笑みでおかあさんの方に戻ってきて、優しくママの手を握っていました。
じきに生まれてくる弟か妹に、おかあさんとられちゃうんじゃないかっていう、うっすらとしたジェラシーと不安を感じながらも、心のどこかで新しい家族を待ちわびている、そんな雰囲気が感じられて
ほっこりしたことが、昨日のようです。
こどものことばを集めていきたいなあ、と思っていますが、最近は、個人情報とか著作権なんかが絡んできたりして、自分の家族以外の言葉を集めるのはなかなか難しくて。ところが、私の夢をかなえてくれたかのような「姉ちゃんの詩集」サマー著。あるフォロワーさんから紹介していただいた1冊だったんですが、これがもう、すごい。出版にまつわるエピソードもすごくて。
まあ、ざっくりいうと、おねえちゃん(当時小学生)が書き留めていた詩を、弟がおもしろいと思い、多くの人と共有したくなって、無断でネットにあげていた。そしたらバズって、出版ってことになって、おかあさんがあわてて、勝手に人のものをあげたことに、激高し、しかし被害者であるおねえちゃん自身は、いやいやだいじょうぶだからとおかあさんをたしなめて、一旦冷静になって、出版の段取りとなる・・・という、まさに夢のようなお話。
でも、夢じゃないと思います。おかあさんの文章を読んでいると、ああ、やっぱりDNAが作用しているなって思うし、お母さんの考え方がやはり二人の子供たちに影響しているな、と感じました。常識はちゃんとあって、礼節を重んじるけど、創造性を壊すようなことはしない。個性をちゃんと受け止めてあげている。このおかあさんにしてこの子達あり。
才能を伸ばしてあげる土壌ってのは大事ですね。だから、こどもがなにかしても、すぐに叱らないで、どうしてやったのかな?って、違う方向からみてもらえたらいいなあと思っています。
泥だらけになってるけど、カタツムリをみつけて、どうしても手に取ってみたくなったのかもしれません。水浸しになっているけど、カエルをみつけて、追っかけていったのかもしれません。
洋服が汚れても、魂は汚れませんから。
こどもの魂の輝きを大事にしてあげられるような、そんな大人がいっぱいいてくれるように、願って止みません。
※ダビッコラは天才少年画家の濱口瑛士君の作品です。
https://twitter.com/reishihamaguchi
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