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マスクの弊害

故だんなさんがよく行っていたばーばーしょっぷ、とこやさん。そこのマスターは耳が不自由な方でしたが、読唇でコミュニケーションをとれる方でした。

いつもだんなさんがお店に入り着席すると、「短く」という短い一言で、髪の長さの要望をくみ取ってくれて、センス良くカットしてくれました。

あるとき、税務署に申告に行ったときに並んでいると、前の男性が税務署職員の顔をガン見しながらお話しているんです。ん?と思って少し斜め前に移動してその方をみると・・・はっ!!マスターだ!!!

そうです。あのとこやさんのマスターでした。税務署職員の口元をみながら読み取って会話をしていたのでした。

ふと、コロナ禍になって、あのマスターはどうしているのかな・・と、思い出しました。

マスクをしていては、まったく口の動きがわからない・・・実は私も、交通事故後、左耳の聴力が下がって、無意識に人の口の動きも見ながら会話をしていました。コロナ以降、マスクした上にはシールドもあったりするとますます聞こえづらい・・・音声はききとれるので、かろうじてコミュニケーションはとれますが、音声がききとれない人はどうしているのだろう・・・

テクノロジーが進んで、内耳に集音装置を埋め込めばちゃんと聞き取れるようになるのは、そう遠くない未来のことかもしれません。

人間のいろいろなパーツも、人工臓器が作られていくのでしょう。

それでも今の今、マスク生活でとても不便を強いられる人々がいることも事実です。

みんなが自分と同じと思わないような、想像性のある人たちが多くなってほしいものです。

サポートしていただきましたら、きっといいことがあるでしょう!少なくとも私から多大なる感謝を持って、心より敬意を表します。ありがとうございます!!