嫉妬しがちな可愛い彼女との1日
今日は久々の外出デート
同棲を始めてからは毎日がお家デートだったが
外に行くのは久々。
そして、今日のデート先は!
ひ:〇〇準備できた?
〇:できてるよ
ひ:じゃあ行こっか
ひ:あ、待って!いつものやってない
〇:やらなきゃダメ?
ひ:私が拗ねてもいいならやらなくても
〇:やります!
ひかるが拗ねたら本当に言うことを聞かない。
1週間口を聞いてくれないこともあった。
ひ:じゃあ行くよ?
〇:いつでもいいよ
ひ:失礼します
僕の胸の中に飛び込んできて、顔だけを僕の方に向けて
静かに見つめ合っている。
これだけでも恥ずかしいのだが、これからがもっと恥ずかしい。
ひ:〇〇好きだよ
〇:僕も好きだよ
ひ:私の方が好きだよ
〇:いや、僕の方が好きだよ
… … … … …
ひ:私は星の数より好き
〇:じゃあ俺は宇宙のように好き
ひ:今日はここで終わりにする
〇:あれ、いいの?
ひ:うん。あとの2回は残しとく
〇:わかった。じゃあ行こっか
ひ:うん。行こっか!
玄関を出て、デート先へ向かった。
先程してたのは、この前約束した
1日10回好きと伝えるという恥ずかしすぎることを実行してた
いつもハグしながら好きと伝え合うのを10回なのだが今日は少し残しておきたいらしい
というか僕の心臓の音は聞こえてないかな?
恥ずかしすぎて毎回倒れそうなんだけど、笑
______
ひ:ついた!
今日のデートは王道の水族館!
ひ:早くチケット買いに行こ!
〇:ちょっと!走らなくてもチケット逃げないよ!
ひ:逃げるかもじゃん!
チケット売り場について列に並ぶ。
ここは機械ではなく店員さんがやってくれるらしい
ひ:お願いします
〇:ずっとなに願ってるの?
ひ:店員さんが女性じゃありませんように!
、 、どんな願い事だ、、!?
〇:そんな願うようなことでもないような、
ひ:ううん。これは大事だよ
なんか僕も女性じゃない方が嬉しいかも。
どこからかそんな気がしてきた。
店員:次の方どうぞー!
ひ:なんで、、せっかく願ったのに、、!
願いとは反対に清楚系の女性が店員さんだった
店員:どれにしますか?
ひ:カップルで!
店員:カップル割ですね!代金はこちらになります
財布を出してお金を払った。
店員:こちらチケットになります!
〇:ありがとうございます
ひ:ありがとうございます!
ひ:良かった、、〇〇取られなかった、、
〇:心配しすぎだよ笑
ひ:よし!水族館入ろ!
______
中にはまばらに人がいて、そんなに混んでなかった
ゆっくり見ることができそうだ。
ひ:可愛い、、尊い、、
いつの間にか、ひかるは目の前の水槽を見ていた。
はしゃぎすぎだよ、笑
ああいうとこも好きなんだけどな
ひかるの隣に行って、同じ水槽を眺めた。
〇:ほんとだ、かわいい
ひ:、、もういい。
〇:え、ちょっと!どこ行くの!
ひ:帰る。〇〇は見てていいよ。
手を掴んで、ひかるの歩く足を止めた。
ひ:手離して
〇:なんで、怒ってるの、?
ひ:だって、、可愛い。って言ってたじゃん、、
、、え、人間じゃなくて動物にもダメなんだ、、
付き合って今初めて知った。
〇:それは、、その、、
〇:水槽を眺めるひかるが可愛い!ってこと!
ひ:、、なんだ!そういう事か!
〇:うん!ひかるが1番かわいいよ
ひ:ごめんね、勘違いしちゃって
〇:ううん。気にしなくていいよ
嘘をついたけど、
ほんとにひかるが1番かわいいと思ってる。
だから、嘘はついてない!
ひ:あのさ、あと2回のうちの1つここでしない?
〇:え、ここ?周りに人いるけど、、
ひ:だめかな、、?
上目遣いはずるだろ、、
〇:いいよ。おいで、ひかる
ひ:失礼します
ほとんどのお客さんがこちらを向いている
過去一恥ずかしいんだけど、、!
ひ:〇〇好きだよ
〇:僕も好きだよ
やばいやばい、これは恥ずかしいっていうレベルじゃない
今すぐにでも逃げ出したい。。
それぐらいみんなが見てる、、
ひ:よし!次はあの水槽見に行こーっと!
次からは、可愛い。というのはひかるだけにしよう
物に言ったら、それ壊しそうだし、、
______
色んな水槽を見に行って、イルカショーも見た。
ひ:うわ!水しぶきかかったんだけど!
〇:カッパ買っといて良かったね笑
ひ:〇〇が買うって言ってくれて助かった、笑
お土産屋さんにも行った
〇:なに買おうかな、、
ひ:これお揃いにしない?
〇:イルカのキーホルダー?
ひ:うん。私たちお揃い、なかったし
〇:いいよ。お揃いにしよっか
なににつけようかな?
財布?スマホ?あとで、ひかると相談しよっと
ひ:〇〇はなんか買うの?
〇:うん。姉になんか買ってこうかなって
ひ:姉いたんだ、、
〇:あれ、言ってなかったっけ?
ひ:うん。会ってみたい
〇:、、誰と?
ひ:〇〇のお姉さんと
えぇ、どうだろうな、、
少しイメージしてみるか
・・・
??:だれこの人?
〇:僕の彼女の森田ひかるさん
??:彼女さんね、、
ひ:はい。そうです!
??:ほんとに〇〇の彼女に相応しいのか見させてもらおうかな?
・・・
やばいな、、やめとこう
〇:やめといた方がいいと思う
ひ:ふーん。私に見せられないんだ!
〇:え、あ、そういう事じゃなくて
ひ:私だと、家族に紹介できないんだね、、、、
〇:あー!わかった!後で一緒に行こ?
ひ:言ったからね?楽しみー!
はぁ、その日一生来ないで欲しいわ、、
キーホルダーと、クッキーを買って
水族館を出た。
ひ:今日はありがとね。払ってもらって
〇:いえいえ、いつものお返しだよ
ひ:あ、そうだ。〇〇の実家ってここから遠い?
〇:いや、そんな遠くないよ
ひ:今から行ける?
〇:え、あ、うん、まあ。
ひ:よし!じゃあ今から行こっか!
〇:え、ちょっと待って!え、なんで?
ひ:いいから、親に確認してみて?
渋々確認取ってみたら
「もちろん!大歓迎よ!」
おい。ここはダメです!って言ってくれよ。
ひ:よし!じゃあ行こっか!
〇:だめ、いや、後でにしない?
ひ:あー、、拗ねてきちゃったかも、、
〇:あー!わかった!行くから!でも、変なことしないでよ?
ひ:もちろん!じゃあ行こっか!
神様。お願いします。
穏便に平和に無事、終わりますように。
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