青年よ大志を抱け

2023年5月17日、昼食を食べ終えまどろむ正午過ぎ。
そのまどろみも一瞬で飛び去った。

「巨人・廣岡、オリックス・鈴木のトレードが成立」

思わず目を見開きスマートフォンの画面を凝視する。デマじゃない。れっきとした球団からの発表だ。

今回の当事者である巨人ファンに限らず、筆者を始めヤクルトファンにとっても記憶に新しいだろう、2021年3月の同じく衝撃的なトレード。
その時は「ヤクルト・廣岡、巨人・田口」だった。
諸々はさておき、双方とも新天地での将来と弱点の補強を願われてのトレードだったことに違いはない。
結果として廣岡大志は再び球団を渡り、今度はリーグをも渡ることとなったが、彼に望まれていることは一切変わっていないだろう。

二連覇を達成した上に昨年日本一も成し遂げたチーム、オリックス・バファローズ。いくら補強を計るポジションとはいえ、1軍レギュラーへの壁はとてつもなく高くて分厚いものだと想像するのは容易い。
それでも君の負けず嫌いな性格と、良い意味で空気を読まない打撃が実を結ぶことを、私たちも古巣のファンではあるが切に祈っている。

大空へと願い込めて
その翼
蒼きに立つ雄姿よ
大志抱け

ツバメ軍団作・廣岡(ヤクルト時代)の応援歌

青年よ、大志を抱け。
願わくは君がその翼で羽ばたかんことを。


追伸
拝啓、バファローズ球団様。
片手で食べられ人気だった猛牛コロッケがなくなり久しい今こそ、お手軽グルメ枠として広岡精肉店監修のコロッケを売り出してみてはいかがでしょうか。

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