中国共産党(CCP) = 1984

■香港と国家安全法
 中国共産党は香港に国家安全法を施行開始。既に香港人は国家安全法を適用され何人も逮捕された。約27カ国が香港国家安全法を国連で廃止するように要求するが、中国共産党は拒絶。

 アメリカは中国への経済制裁を予告し、イギリスは香港人300万人にイギリス市民権を与える道を示した。香港国家安全法は一国二制度を正式に破棄する行為だから、英米との対立は拡大を続けている。

■1984化する香港
 ジョージ・オーウェルの小説1984は、全体主義の恐ろしさを小説にしている。小説1984は監視社会と独裁の組み合わせた世界観だが、現代の中国共産党と類似する。小説1984の平和省は終わらぬ革命と闘争を続けさせるが、この終わらぬ革命と闘争が香港を侵食している。

 社会主義・共産主義で革命を成功させた国の多くが今も闘争を続けている。革命は国王・資産家から富と権力を奪うだけで、革命派は生産能力を持っていない。既存の生産設備と生産能力を維持することはできても、市場に適した資産運用・商品開発・生産は困難。これが原因で、社会主義・共産主義の国は豊かにはならない。

 その代り外国・資産家から富・技術を奪うことで解決している。外国・資産家から奪うことは闘争であり革命を維持するための基本概念。中国共産党は安い人件費を餌に外国から工場を自国に呼び込んだ。次は技術移転を条件に外国企業を脅迫。中国は1990年代後半から急速に発展したが、実際は外国との闘争だった。

■批判すら許可されない
 近年では中国共産党は香港を侵食し、香港人が築いた香港市場を奪おうとしている。香港人を監視し、中国共産党が望む思想・思考・教育を押し付ける。中国共産党を批判するだけで逮捕され、仮にデモが許可されても逮捕される。

<香港国安法>香港警察、370人拘束 大紀元のスタッフ4人も
https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59001.html

 日本政府は日本からの独立を叫んだ者達を逮捕しない。日本では天皇陛下・首相を批判しても逮捕されない。しかも天皇陛下・首相を批判するデモすら許可される国。だが知識人・メディア・活動家は。日本が独裁的だと批判する。彼らは中国共産党・香港政府を批判しない。中国共産党こそ独裁的な国なのに批判しない。

 中国共産党の独裁を批判し報道しているには、現地の香港メディアと独立系の大紀元などだけ。世界の主要メディアは中国共産党の独裁を批判しない。代わりに世界の主要メディアは、香港で逮捕者が出たことだけを報道する。

■人間性・自由・尊厳を捨てた世界の主要メディア
 中国共産党は党に適合した歴史・思想が真実。人民を監視して反革命派を見つけ出し、未来は党が定めた社会主義・共産主義の思想のみ。中国共産党は民族性・宗教も社会主義・共産主義に適合させる。これは独裁だ。だが世界の主要メディアは中国共産党の独裁を批判しない。

 中国共産党の独裁を豪胆に批判するのは、独立系のメディアだけになってしまった。世界の主要メディアが独裁的だと批判するのは、自国や日本の様な国に限定されている。実際にアメリカの白人警官が黒人容疑者を死亡させたら、全米でBLM運動発生。さらにANTIFAの抗議活動でアメリカ政府は批判された。

 BLM運動とANTIFAの抗議デモは世界各地で発生し、白人世界と関係する植民地時代の人物像などが破壊され、現地政府も批判された。だが中国共産党だけは批判されていない。中国共産党は自国でアフリカ人を差別しているが、BLM・ANTIFAは中国共産党を批判していない。中国大使館は世界各地に存在するが、中国大使館前に抗議活動が行われていない。

 世界の主要メディアはBLM・ANTIFAに好意的。そして各国政府に批判的だが、中国共産党だけは批判していない。つまり世界の主要メディアは、暗に中国共産党による独裁を認めているのだ。世界の主要メディアに中立性は無く、人間性・自由・尊厳を捨てて、中国共産党による独裁を望んでいる。

■習近平の嘘
 習近平は2018年に、アメリカの当時のマティス国防長官と会談した。習近平は暗に太平洋の覇権を中国共産党に渡すことを要求し、嘘を用いて南シナ海の所有権をマティス氏に臭わせた。

 習近平は「祖先が残した領土は一寸たりとも失うことはできない。他人のものは少しもいらない」と発言している。だが国家の命運は国家体制の変更で決まる。これが国際社会の基準です。国家体制は国ごとに異なり、例えば王制から共和制に変えると国家体制の変更になります。だから国家体制が変わると建国日も変更されます。

中国の建国は1949年だから、過去の国と南シナ海は今の中国共産党とは無関係。中国が言う祖先とは1949年からの意味になります。つまり中国は、1949年から獲得した領土は中国のモノだと威嚇したのです。

■侵食される香港
 中国共産党は1949年以後から獲得した領土は自国に組み込んでいる。実際にチベット・東トルキスタンなどが典型例。南シナ海の海域も隣国から奪い取っている。習近平は他人のものは少しもいらないと言いながら、南シナ海の海域を奪っている。これは外国人を追い出し、他人がいない状態だから正当化している。

 香港から香港人を追い出し、その後に中国人が香港を支配する。これなら他人から奪うわけではない。習近平は、死ぬのが嫌なら香港から出ていく様に仕向けている。この悪事に世界の主要メディアは参加しているが、抵抗しているのは地元の香港メディアと大紀元の様な独立系だけ。世界の主要メディアは、彼らの豪胆さを学ぶべきだ。

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Viewpointプロフィールページ https://vpoint.jp/author/ueokaryuuji 戦争学を研究しています。基本は戦争のメカニズムを知り可能な限り戦争を回避する。欧米系の戦争学です。

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