Zoho Subscriptionsの設定方法

Zoho Subscriptionsは、繰り返し請求や決済を管理するクラウド型サービスです。定期支払いの受け入れから、お客さまの定期決済の処理まで、顧客ライフサイクル全体を簡単に管理できます。

本noteでは、毎月一定金額を顧客から徴収するサブスクリプション型の商品を作成してみたいと思います。

1.商品の登録

Zoho Subscriptionsは「Product」と「Plan」の組み合わせで商品が構成されます。例えるなら、Aというサービスにライトプラン、スタンダートプラン、プロフェッショナルプランがあるようなイメージです。

商品登録は起動画面から「商品」を選択し「+New」からスタートし、起動するウィンドウにProduct情報を登録します。

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Productが登録できたら、次にPlanを登録します。

ここではプラン名称のほか、料金や徴収サイクル、課税有無等を設定します。無料期間や初期費用の設定もこちらで行うことができます。

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今回は「商品X」に「ライトプラン」を作成してみました。「ライトプラン」は月額380円(税抜)で、初期費500円(税抜)のサービスです。

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2.顧客の登録

次に、商品Xを販売するお客様を登録します。

お客様の基本情報に加え、ここでは「支払期間」や「ポータルの有無」を設定できます。ポータルを設定すれば、お客様はいつでも自身のポータルサイトから、サブスクリプションの支払状況などを確認することができますが、今回は「ポータル無し」で作成します。

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3.サブスクリプションの登録

それでは、登録した商品Xのライトプランを、顧客に販売してみます。

販売は「新しい取引」から「Subscription」を選択します。

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すると、このような画面になり、販売するProdcutを選択することができます。

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「Product」を指定すると、「Plan」が選択できるようになります。ここで、先に登録した「ライトプラン」を選択すると、自動的に月額料金(380円)と初期費用(500円)が登録されます。消費税も予め設定しておいたので、自動的に計算されます。

ここで、課金の開始日と終了日も指定します。終了日が特に決まっていないのであれば、「期限なし」にしておくと良いでしょう。

さらに支払い方法もここで設定します。今回は決済方法を「Stripe」とし、支払期限は請求月の月末にしてみます。

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設定が終わると、請求金額の確認画面になります。今回請求額と次回以降の請求額および日付を確認してください。問題なければ、「作成する」で完了です。

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4.お支払い

今回は請求開始日を当日にしましたので、すぐに顧客に初回請求が発生します。

顧客にはこのようなメールが届きます。

今回はすべてデフォルト設定なので、メール本文や添付される請求書も少し様子のおかしな文書になっていますが、こちらは自由に直すことができますので、自社に相応しい内容に変更されると良いでしょう。

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請求に問題がなければ、お客様はメール本文から「今払う」をクリックするでしょう。

するとこのような画面が表示され、今回はStripeを決済手段として指定したため、支払に使用するカード情報を求める画面となります。

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お客様が正しくカード情報を登録して支払を完了すると、次のうような画面が表示され、支払が完了となります。

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併せて次のようなメールがお客様には送信されます。こちらも、様子のおかしな文書ですがw 後日、テンプレートを直しましょう。

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5.支払の受取

お客様が支払を完了されると、請求者には次のようなメールが配信されます。

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Zoho Subscriptionsの請求書も「支払い済み」となり、領収書も作成されます。(領収書は自動的にはお客様に配信されません)

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Subscriptionの画面を確認すると、次回の請求日は1ヶ月後になっています。あとはZoho Subscriptionsが来月も自動的にお客様に請求処理を行ってくれますので、支払完了メールが届くことも待ちましょう。

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6.おわりに

以上でZoho Subscriptionsを利用したサブスク型の商品作成は完了です。PaypalやStripeと組み合わせれば、お客様に対して、クレジットカードや銀行口座を利用した支払手段を簡単に提供することができます。

文中にも書いた通り、デフォルトのままでは、少しおかしな日本語のメールやドキュメントになりますが、全てカスタマイズして直すことができます。

ぜひZoho Subscriptionsを利用して、新しいサブスクリプションサービス作りに挑戦してみてください。

Zoho Subscriptionsのホームページはこちらから


(田中記)


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