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コロナで急騰のゲーム業界を徹底研究

GamesIndustry.bizの調べによれば、3月16日から22日にかけて、全世界のゲームの売上は前週比で64%の急上昇。

新型コロナウイルスによる全世界的な外出自粛がデジタルエンターテインメントコンテンツの需要に火をつけた形だ。

そこで、注目のゲーム業界について業界研究していきたい。

ゲーム業界の人気度は?

ゲーム業界に入りたい、という人は多い。
特に最近は小さい頃からゲーム機と触れる機会が多い為、作り手になりたいという人も増えている。

また、ゲーム企業は当たればドンッと稼げるが、流行り廃りが激しく、安定して経営出来る会社は限られているのが現状だ。

従って、人気企業に応募が集中し、高倍率となっているケースが多いことにも注意しよう。

ゲーム業界の構造

上記を参考に概観していく。

まず、ゲーム業界では主に開発しているハードによって分類することが出来る。
コンシューマ(家庭用ゲーム機)、PC、モバイル(スマートフォン)だ。

例えば任天堂は「Nintendo Switch」や「DS」などコンシューマ向けハードの企画・開発から「あつまれ どうぶつの森」などコンシューマ向けソフトの企画・開発まで広く行っている会社だ。

ただ、これはあくまでも主に開発しているハードでの分類であって、別ハードでの展開をしている企業もあることはおさえたい。

先の任天堂も「スーパーマリオラン」などスマートフォン向けゲームを発表している。

第2の分類の仕方が「パブリッシャー」か「ディベロッパー」かでわける方法だ。

パブリッシャーとは、「どのようなゲームを作るか」
という企画から、宣伝、流通、販売まで行う会社を指す。
「企画」「宣伝」「販売」「流通」を行っている会社ということになる。

対して、ディベロッパーとはゲームを開発する会社の事を指す。
上記パブリッシャーが企画したゲームを実際に開発する会社ということだ。

もちろんパブリッシャーが自ら開発する場合もあるし、大手パブリッシャーがある分野を得意とする別パブリッシャーに開発を依頼することもある。

例えば2019年9月にリリースされ、セールスランキング1位を独占したスマートフォン向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」はスクウェア・エニックスが発表した。
しかし、開発は位置情報ゲーム「コロニーな生活」に端を発するコロプラが担っている。
コロプラは「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」で有名なパブリッシャーであり、ディベロッパーではない。

このあたりはややこしいので「企画」も「販売」もしてたらパブリッシャー、と覚えればいいだろう。

まとめ

この記事で紹介した2つの分類を確認し、あなたが作りたいゲーム、やりたい仕事はどの分類に当てはまるのか、しっかり見ておこう。

①作りたいゲームはコンシューマか、PCか、モバイルか?
②パブリッシャー企業かディベロッパー企業か

次回はゲーム業界の優良企業を個別にみていこう。

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