職場は世代交代の真っ最中です

今の職場では定年になられる人が2人います。1人は職場に友人が多いので元同僚たちが別れの挨拶で部屋を訪ねてきます。
前の赴任地の人が電話をかけてくることもありました。「仕事は面白くやらなきゃいかん」「職場では友人を作るように働かなかん」など教えてくれました。

同僚と話をすると忙しかった時期、大変だった時期について懐かしく語っています。困難な状況というのはその時は大変ですが後から振り返ると良い思い出になるようです。
先輩は同世代の友人が多いようで「ここ数年で知り合いが減っていっている」という言葉を聞いたこともありました。何十年の付き合いがある身近な人がいなくなると心細い気持ちになりそうです。自分よりも少し上の世代の方がどんな近況であるかを知ることで自分自身の方向性を改めて考える機会になります。私のチームには私の両親よりも一回り若い世代の男性もいます。自分とは属性が違う人と話をすることで自分自身の特異性を認識することに役立っています。

定年のお二方は新人の私が業務を覚えるために3ヶ月延長して働いてくれています。引き継ぎを意識してくれているので訪問者の方で私たちと接点のある同僚を紹介してくれます。一緒に仕事をした人たちの得意分野について私たちに情報を繋げてくれます。先輩はバトンを繋ぐということを意識してくれているようです。経験業種の思い出話も興味深いです。私たちはサポート業務をしているので現場を知りません。私たちが扱っている道具が現場ではどう使われているのか、どのような雰囲気で働いてきたのかを理解することで仕事に対する認識が変わります。現場の方が働きやすい、仕事をしやすくするために私たちはどんなふうにサポートするのが正解なのかなと考えながら私は仕事を進めています。

少し前までは長い時間働くことが多かったそうです。「残業代が多いから役職者よりも月給が高かった」ということもあったようです。私も前職では拘束時間が長くてヘトヘトになったこともありました。今の仕事になってからは残業は一切ありません。もう残業はしたくないので業務効率化に役立つ技術を身につけてアウトプットのクオリティーを保ちたいと考えています。

すぐ忘れる私はすぐに業務に取り掛かります。できる限り中途半端にせずやり切るようにしています。頼まれた仕事をリズミカルに片付けていきます。同僚との間に業務量の偏りがあるかなと思います。定年の方が抜けると人員が減ります。今の偏りを維持すると私が定時に帰れなくなりそうです。来月から環境が変わったらお願いできることは同僚にやってもらおうと思っています。

定年される方は「今までのやり方に捉われずに新しくルールを決めていけ」と言います。私はまだ素人なので「どうすれば自分が楽で周りの人にとってわかりやすい仕事になるのか」を意識してやっています。私にとっては創意工夫をする余地がある仕事の方がやりやすいしやる気が出ます。
来月からの新体制でより一層裁量を持って業務を行うことができるようになります。不安もありますが経験値を積むチャンスと思って前向きに捉えていきます。

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