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心にもないことは言わないほうがいい

 お店とか美容院とか、予約すると自動でメールが返ってきます。そこに、「タカハシ様とお会いできることをスタッフ一同心より楽しみにしております」と書いていたりする。もちろん、間には受けないが、その店に行くと、とても「スタッフ一同心より楽しみにしていた」風はまったく感じられない。そりゃ、そんなのただの社交辞令だと言ってしまえばそれまでだが、それが定型だろうがシステムのデフォルトだろうが、そう書いてあるなら、そう書いてあることを認識しているのであれば、少しは「楽しみにしていた」感を出してもいいと思うのだが。まあ、だいたいないね。それができない、する気がないのなら、そういう社交辞令的定型文は削除したほうがいい。
 世の中、そんなのが溢れすぎです。「またのお越しを心よりお待ち申しております」とか。嘘つけ!待ってないくせに!噓なんだから、そんなこと思ってないんだから、そんなこと書かなきゃいいのに!
 他にも、「本日はご来店まことにありがとうございました」というメッセージを、看板や標識などに書かずに、従業員がやはり口で、言葉で言うべきですよね。看板に「ありがとう」って書いてるから、それで良しとは思わないで欲しい。看板などの印刷している文字に誠意とか気持ちなんて、誰も感じないのだから。

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