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リコリス・リコイル第1話感想

 リコリコの放送が始まった7月は、同人ゲームの、まもけん2にハマっていたので、本格的に見始めたのは、3話からです。もちろんいきなり3話から見始めたのでなく、アマプラに3話まで上がっていたので1話から見始めたというわけです。7月の3連休明け、19日のことでした。
あまりアニメを1話からハマることはないのですが、このアニメはもう1話からハマっておりました。
 さて、1話のイントロは、千束の朝と、ニュース画像から始まります。ここで、「現代東京の少し未来、だけどフィクションの世界」というのをうまく印象付けていると思います。
 なんだか、「どうなってんのこれ!?」という壊れ方をしているスカイツリー、これを「旧電波塔」という言い方をしており、新しく建てられているものも「延空木」という名付け方をしている。たぶん、現実にそんなことが起こったとして、延空木っていう名前はないと思うんですよね。なんか適当に公募して、30位くらいのスカイなんちゃらタワーとか、なんかそういう名前になると思うんですよ。この世界は、国民、ないし都民が、延空木っていう名前をチョイスする、現実よりも和風な世界なのかな、と思いました。
 その後、「先生」に呼び出されて原チャで出動する千束。話し逸れますが、千束が原チャ使うのその後無いですよね。
 さて、続けて千束の軽い世界観説明……ですが明るい口調とは裏腹に白リコ大活躍してますね。あ、白リコというのはリコリスサードのことです。実際はベージュらしいですが私は白リコって呼んでます。世間一般的には、モブリコって呼ぶのがほとんどですが、モブって言うと、3話に出てきたモブセカンドリコリス(フキチーム以外の名前のない下手したら顔もないセカンドリコリス)も入らね?と思ってそれと区別するために白リコとしています。流行れ。
 話し逸れてばかりですみません、
 で、そのあといきなり風雲急を告げますね。人質になっている少女、それと同じ制服を着て対峙する子たちと、隊長らしい子……。
 さらに突然の通信障害により、隊長……つまりフキですね、フキはセカンドの子を見捨てざるを得なくなる。しかし、たきなは近くに残っていた機関銃でもって制圧してしまうことを選択した。
 これね、何が正しいって無いと思うんですよね。私の感想としては、フキの判断もたきなの判断もどちらも間違っていない。捕らえるということ考えたら待機するしかなかったしそうなると人質は間違いなく死んでいたでしょう。対して人質を助けるとしたら皆殺しにするしかなかった。相手も仲間を殺され激昂しているわけで、おそらくカウントダウン終了後躊躇なく引き金を引いたでしょう。また、そいつを一人だけ無力化したとしても他の生き残りが代わりに殺害するかもしれない。また、優秀なセカンドリコリスとチンピラの命を下手をしたらフキよりも冷静に天秤にかけていたかもしれませんね。
 殺す気か、と詰め寄るフキに、生きてますよね?と返すたきな。初見のときは、お、サイコパス系か?と思いました。フキはそれに対しグーパンで応じます。これも面白いのは、たきなは、フキに殴られたことに対してはさして思うところはなく、下手をしたら当然のことと思っているフシがありますね。
 いつの間にか千束は地上に降りており、ミズキに回収されますが、バイクどうしたんでしょうね。もちろん現場には乗ってこなかった、もアリだと思います
 事件の責任を取らされて転属となるたきな。険しい表情のフキとヒバナに対し、人質になっていたエリカは、申し訳無さそうな顔をしてますね。たきなはそれを知らないわけですが、こういうところで少し救われる演出がされてるのが、優しいつくりになっている気がするんですよね。
 喫茶リコリコに着いてからの、ミカ、ミズキ、たきなの掛け合いも面白かったですね。「ソレは、千束ではない」「ソレって言うな!……そのおっさんでもねえよ!!」は今でも笑える。
 ここでご本人様登場しますが、たきなから事情を聞いた千束が、速攻フキにクレーム入れてるのが、喫茶リコリコとDAのつながりと、千束の性格を表す演出になっていますね。
 突然ですが、私ここ好きなんですよ。


「リコリコへようこそぉ~」というときの「ぉ~」の部分、妙に絵も凝ってるような気がしますが、ここ大好きですね。

何するところかぁ~

 まあここも好きですけど。
 この後、警察官からの依頼で、護衛任務を受けることになりますが、護衛対象をオトリにするという、たきなのブッ飛び、と言ってもいい疾走感、よく言えば行動力が表現されていますね。
 さらに、たきなにウォールナットさんのドローンを撃ち落とすよう指示したとき、「音出してね」って言ってるのがしびれる。思わず身をすくめる敵、そのすきに眼前に迫る千束。
 そしてここ!ここいいよね!取引しようと持ちかける千束に敵がいきなりブッパしてムッとする千束。

かわいい

さあ、そして行き着くまもなく、今日の「その時」がやってきます

非殺傷弾って車のドア撃ち抜けるんでしょうか

 この、5発も撃って無力化した敵に、さらにとどめを刺す千束。
 私は寡聞にして、こういうヒロインを知りません。あったとしても、例えば殺人マシーンのような感じだったり、洗脳されていたり、そういう感じでしょう。

でもそうでない子がコレをやってのけた。これどうでしょう。万人がソレを好き、とはいえませんがとりあえず私の性癖にはぶっ刺さりました。私がこのアニメを見続ける決心をしたシーンです。しかもその後これは非殺傷弾を用いていて殺害には至っていない、つまりこれからも心置きなくこういうシーンが見れる、ともうテンション爆上がりです。

この撃ち方もかっちょいいっすよな

 事件は無事解決、一人も死なず、後片付けはクリーナーと呼ばれる謎機関が。謎カーボン、謎重力制御装置、謎機関、この手のアニメには必須ですな。
 とにかく、かなり端折っていいところを厳選して書いた記事なのに一話から都合4日かかってしまうくらいにはこのアニメ大好きです。
 あんま出てこないけど、喫茶の制服可愛いし。

近くにこの制服の喫茶あったら通いつめるわ

 あと、EDの「花の塔」が、とてもいいですね。非常に私好みの曲です。内容が普通のラブソングなのも言い。ちさたき(たきちさ)の歌になってるわけですよ。各話ダイジェストのあとは二人のデートシーンになるし。またラストの締めも可愛いですよね。
 これを書いてる時点で6話まで来ていますが、できればこの感じで最後まで行ってほしい。あんまこう、闇落ちとか、そういうのはナシで……流石にゼロってわけにはいかんでしょうが……




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