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「赤ちゃんポスト」について

東京都内に「赤ちゃんポスト」を設置する構想を進めている東京の医療法人社団が、都知事に協力を求めたというニュースが報道されました。
「赤ちゃんポスト」については、今も賛否両論あります。
この件を、以前、環の会のYouthの会のメンバー(環の会で養子として迎えられた成人した方)とお話ししたことがあります。
当事者の声、としてお読みいただければ幸いです。

「赤ちゃんポスト」があることで、トイレとかに捨てられる子どもが増えないんじゃないかな。
私はトイレで生まれた子ども。危うく流されるところだったんです。
世の中には、そういう子がいるんですよ。
そういう子を「死なせる」か「生きさせる」かを考えたら、生きていてほしいです。私みたいに。
赤ちゃんが生きているなら何でもいいんじゃないかなと思います。
まずは生きるところから。
その子どもの出自やお母さん、お父さんはどういう人なのかっていうのは、本人にとっても後々気になるところではあるけれど、まず生きていないとそういうことも考えられないし。
生きて、大人になってから本当に知りたいなら調べればいいし。
まずは子どものためとか、その子のことを考えるのであれば、赤ちゃんポストはそういうお母さんのちょっとした逃げ道みたいな感じなのかもしれないけれど、そういうお母さんは手段がないんだから、そういう場所があるっていうのはいいと思うんです。

(スタッフM)


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