繭に包まれたような。
尾張地方で古くから食されてきた「麩」を活かした和菓子。
第25回目の自分軸を整える和のお茶会。
事もあろうに…
開催翌週に日時指定してしまったがためにお披露目できなかった大口屋さんの『餡麩三喜羅』
呪文みたいな名前の『餡麩三喜羅(あんぷさんきら)』は1970年代生まれの割と若い子なんだけど、この堅実な感じは(どんな感じだ?)気づいたら100年200年後にも残っていきそうな安定感がある。
助産師の石上麻似さんが話してくれるテーマの『からだ』のイメージで選ばせてもらいました。
塩漬けにした山帰来の“おくるみ”に包まれたお餅ともちょっと違うもちっとした食感の麩饅頭。
小ぶりだけどしっかり詰まっている感じに素朴で飾りっ気がないのだけど、なんだか愛おしい感じ。
赤ちゃんのむちむちの柔肌を無性にぷにぷにしたくなるような感覚を思い出す。
栃餅にも似た少し個性派な香りが特徴。
これをトースターで焼いて、外側パリッと香ばしく中はホクホクでいただくのもなかなかいける。最初はほうじ茶にあわせて、焼いたらコーヒーにあわせて、気分に合わせて時間に合わせて楽しませてくれるなかなか気の利いたやつ。
今日はどうやっていただこうかな。と、考えるのも至福の時間。
それでは皆さま
素敵なお茶の時間を🍵
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