老犬の面倒見れない…そんな時は施設に預けるという選択肢もある
こんにちは。
高齢者がペットを飼うことは心身の健康維持に良いとされ、認知症の予防にもつながるといわれています。家の近所を歩いていても、高齢者が犬を散歩させている率がとっても高いな~と感じています!
その反面、ペットと飼い主の高齢化によって‟老々介護”が問題となっているのです(><)飼い主のケガや病気、介護によって愛犬の世話ができなくなるというリスクもあります。。
今回は、老犬の面倒がみれなくなった時の対策について考えてみたいと思います。
何歳からが老犬?
老犬と見なされる年齢は、犬種や体のサイズによって異なりますが、7〜8歳くらいでシニア期にはいります。小型犬は大型犬よりも寿命が長い傾向があるので、10歳近くからシニア期となります。
犬は人間よりも早く老化し、そのスピードは小型犬で人間の約4倍、大型犬なら約7倍と言われているのです。
老犬になると介護が必要になる子もいる
子犬の時から一緒に過ごしてきた最愛の家族。
犬も人間と同じように年をとるにつれて、健康を維持するために特別なケアが必要になる場合があります。
老犬になると皮膚の代謝が悪くなり、被毛がパサつきツヤがなくなったり、毛量が減ってきたりします。また、歩く速度が遅くなったりなど、見た目や行動に何らかの変化が見られるのは自然なことです。
元気で幸せに生きてもらうためにも、老化のサインは見逃さず、年齢や体調に合わせてケアをしてあげましょう。
体の変化
老犬がケアを必要とする理由の 1 つは、加齢に伴う身体的健康の変化によるものです。犬は年をとるにつれて、可動性、視覚、聴覚など、さまざまな老化のサインがあらわれます。
体の機能が低下することで、体温調節をうまく行うことができなかったり、散歩や段差、トイレなどの日常活動を行うことがより困難になるでしょう。
また、活動量が落ちることで、睡眠が昼夜逆転したり、食事量が減ってくることもあります。
心の変化
老犬がケアを必要とするもう1つの理由は、加齢に伴う心の変化によるものです。人間と同じように、犬も加齢に伴い認知機能が低下することがあります。
認知症を発症すると
・夜鳴きがひどい
・意味もなく単調な声で鳴き続ける
・飼い主の呼びかけに反応しなくなる
・同じところをグルグルと歩き回る(徘徊)
・今まで出来ていたことができなくなる
・狭いところに入って出られなくなる
・部屋の隅で動けなくなる(角を曲がれない)
・トイレの失敗が増える
・急に攻撃的になる
といった人間の認知症と同じような症状がみられます。
認知症は早い段階で気づき、治療してあげることがとても大切です。ただ見た目から判断するのが難しいので、行動のちょっとした変化を見逃さないようにしましょう。
老犬の介護ってどんなことをするの?
では、具体的に愛犬がシニア期に入った時、どんなことが必要になるのでしょうか?
快適で安全な環境づくり
歩行の問題を解決するためにスロープやステップを追加するなど、できるだけ老犬の体の負担が少なくなるように調整しましょう。
一日の大半を過ごす寝床は、できるだけリラックスできるように整えてあげます。暑い季節は直接日光が当たらない風通しの良い場所に設置し、通気性の良い素材のベッドにしてあげましょう。
寒い季節には毛布やマットを敷いてあげることで暖かさを保つことができますよ。ただし、冬でも暖かいからといって直射日光のさす場所に寝床を置くのは避けてくださいね。
また、快適な環境を整えるために、室内の温度や湿度の調整も大切です。ただし、冷暖房の風が直接当たらないように寝床の配置に注意しましょうね。
適度な運動
老犬になっても、無理のない範囲で適度な運動を続けましょう。
足腰が弱って愛犬が動きたがらないからといって、散歩や運動をやめてしまうと、ますます老化を早めてしまうことになります。できるだけ自力で歩かせるようにして、足がおぼつかない子には、歩行の補助や老犬用のハーネスなどを利用するといいでしょう。
また、刺激のない生活は認知症につながることもあるので、少しでも体を動かす、外の空気にあたるということが大切です。おもちゃで遊ぶことも脳への刺激となるので、認知症予防に効果的とされていますよ。
食事のケア
老犬になると嚙む力や飲み込む力、消化機能が低下してくるため、食事の介助も必要です。
食べやすい姿勢をとれるようにフードボウルの高さや角度を調節してあげましょう。フードをぬるま湯でふやかすなどして、嚙んだり飲み込みやすいように硬さを見直すことも大切です。
また、嗅覚や味覚が衰えることで食事量が減っている可能性がある場合は、香りが強いものにしたり、鼻先にフードを持っていって香りをかがせてみましょう。
食事や運動のサポートで悩んだ時は、早めにかかりつけの獣医師さんに相談してくださいね。
老犬の面倒がみれないという時にできること
老犬の介護はとっても大変です。
飼い主として「老犬の面倒をみれない」ということに強く責任を感じてしまう人もいます。頑張りすぎた結果、ノイローゼ気味になってしまうことも・・・
もちろんペットは最後まで責任をもって飼わなければいけません。ですが、環境の変化や健康状態などで、やむをえず飼い続けることが困難になることもあるでしょう。
大切なのは、そのような状況に陥った場合にできる対策を考えておくことです!
友人や家族に連絡する
老犬の世話をしてくれる信頼できる友人や家族がいる場合は、もしもの時に世話を引き受けてくれるか聞いておきましょう。
誰かに相談することで、自分では考えつかなかったアイディアをもらえることもあります。1人で抱え込む必要はないのです。
デイケアサービスや訪問介護を利用する
介護の負担を減らしたい、リフレッシュする時間を作りたいという場合は、老犬向けのデイケアサービスや訪問介護に頼るのもおすすめです。
プロに任せている間は、ショッピングをしたり、友達に会ったりとリフレッシュの時間にあてることもできます。愛犬と一緒に暮らしながら介護の負担を減らせるというのが魅力ですね。
老犬ホームに預ける
老犬の介護に疲れ切ってしまい、体力的にも精神的にも参っているという場合は老犬ホームに預けるというのも選択肢として考えましょう。
老犬ホームを選ぶときは
・現地見学やお試しステイができるか
・24時間介護が可能か
・運動ができるスペースがあるか
・散歩などに行ってくれるか
・近くに動物病院があるか
などについて、確認しておくと安心です。
飼い主、ペットとともに高齢化によって、老犬の介護が難しくなるというケースも少なくありません。愛犬との幸せな生涯のためにも、老々介護についてしっかりと考えおく必要があるでしょう。
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・トリミングサービス
・季節の行事
・誕生日お祝い
・エンジェルケア
など、老犬が快適に楽しく暮らせるよう充実のサポート体制です!
老犬の介護でサポートを必要としている人は、THEケネルズ東京のようなサポート体制の整った老犬ホームに相談してみると良いでしょう。
一度、愛犬と離れてみることで気づくこともあるはずです!
また、まだ愛犬が若く元気だという人も、シニア期への備えや介護が必要になった時のことを考えておくことが大切です。
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