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春は桜だけじゃない

「春めく」
古典の授業で習った言葉。
〜めく(接尾語)とは〜らしくなる、〜を感じられる状態になるという意味で
この言葉から春になってきた心の弾みや色彩豊かな花が連想されるから好きになった。

今年の春はぽかぽかしたり
突風に飛ばされそうになったり
突然の豪雨に見舞われたり

なんだか慌ただしいけど
例年より花粉は短期間で終わってくれた気がするから良し。

なにより今年の春は
こんなに春って綺麗だったっけ?と思うほど
普段過ごしている街中が綺麗だった。

桜はもちろん。
ソメイヨシノや枝垂れ桜を見に行った。
いつも通る道路の隅にピンクの花びらが積み上がっていた。
花びらの量が結構多かったので、例年より咲いたのかな。

桜が咲く前には紅白の梅の花が小さく可愛く咲いていた。

桜と同じか少し後には
ハナミズキが濃い赤や白、薄ピンク、
パキッとしたピンクに目立っていた。

ハナミズキって歌のイメージが強いけど
実際どんな花が咲くのか気にしたこともなかった。
「薄紅色のかわいい」桜よりちょっと大きなはなびらで、細い木の幹でも立派に咲いていた。

低木に500円玉くらいの花がたわわに咲いていて
こんな花見たことないと思ったら
モッコウバラという中国原産のお花だった。

バスを降りたら道路の脇にはピンクと白のツツジが満開で道路両側ずーっとツツジが咲き続いていた。

春ってこんなに綺麗だったっけ?
桜が散ったら春は終わりだと思っていたけど、
よく見たら?気づいたら?
春にはこんなにいろいろな花が植えられていた。

もしかしたら春はいつも通りに綺麗で、
変わったのは私の方なのかな。

今の生活にも慣れてきて
心に余裕が出来てきた証拠なのかもしれない。

他にも名前も知らない低木の葉が
ぼんやり赤く色づいていた。
春の紅葉?
もしかしたら年中赤いけど
私が気が付かなかっただけ?

私の知らないところでお花を手入れしてくれている人がいるんだろうな。

今年めっちゃ春を満喫しました。
といいつつ、まだまだ明日もなにか咲き出すかも?

楽しみ。

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