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今日から「療養食ね」と言われたときにどこを見る?

日々疑いもなく食べていたごく普通のカリカリフードから突然「もう〇〇病食に切り替えが必要」と言われたらどう思いますか?
とっても不安になりますよね


今回、わが家のナッツが突然病院から戻ってきて言われたときのことを思い出しながら書いてみようと思います

数値的にはまだ許容範囲にも見える
ただ、この数値も一般の方々がすぐに読み込める、読み解くことは難しいと思っています
そうなると、療養食にしないとだめだよ、と言われたらそのまま信じて新たなフードの購入をすると思いますが、それぞれの療養食には特性があります


例えば、腎臓病食はたんぱく質制限をしています
たんぱく質量が多いことで腎臓に負荷をかけてしまうので、その負荷を極力与えないためにも制限がかかっているのですが、たんぱく質はご存じの通り「筋肉の元」でもあります

筋肉の元ということは、量を減らすことで筋肉量が減っていく可能性も否めず、しかもお肉大好きな子がいきなりごはんやコーンといった食材の割合が多い、いわばコーンフレークのような味のするごはんを好んで食べるかというとそうではないはずです
なんとなく味も素っ気ないです
果たして今すぐにでもたんぱく質量の制限が必要なのかは疑ってみてほしいところです

心臓病に関しては減塩が必須となりますが、総合栄養食の基準の中にあるナトリウム量はAAFCOによると最大量の制限がありません(※ナトリウム×2.54=食塩相当量〇mg)
そのため、実は味濃く作られている場合もあるのですが、味がしっかりしていればそれは食欲もわくはずで、人間も薄味だとイマイチ・・なんてこともあると思います
結果、「食べない・・」なんてことも起きかねません

全然食べてくれない場合はこれまでのフードを食べさせつつ、カリウム豊富な野菜やフルーツを摂らせてナトリウム(塩の元)を外に出すという仕組みにすれば解決に至るかもしれません
人間でもよくやる栄養療法です
※少量では機能しないこともあります


このように、今食べているフードと指定された療養食の違いをきちんと理解し、場合によってはまだ療養食は早いかもしれないので、mixして食べさせようなど検討してみてもよいかもしれません
ただ、その場合はハードル上がりますので、専門家に相談が間違いないはずです





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