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経口中絶薬を導入すべき理由

イギリスの製薬会社の経口中絶薬について厚生労働省がパブリックコメントを募集していますが、私は「日本でも経口中絶薬を導入すべき」だと思います。

なぜなら、経口中絶薬の導入によって妊娠初期における中絶での身体的な負担を少なくすることができ、なおかつ掻爬(そうは)法の根絶にも繋がるからです。これは中絶の現状を知ると納得していただけると思います。

現在の日本で妊娠中絶をする場合、外科的人工妊娠中絶が行われます。手術には真空吸引法と掻爬法の2通りの方法がありますが、掻爬法は身体への負担・事故のリスクが大きい時代遅れの外科的中絶方法であり「真空吸引法または薬剤による中絶方法に切り替えるべき」とWHOも警告しています。ここでの「薬剤による中絶方法」というのは経口中絶薬のことでしょう。経口中絶薬は最後の月経が始まった日から49日(妊娠7週)以内に使用するという制約がありますが、身体的な負担を大きく減らせることができます。

そして重要なのが、経口中絶薬に関しては特別な装置や技術が必要無いので容易に導入できるという事です。これまでは真空吸引法を実施するための装置やノウハウをもっておらず、掻爬法で中絶をおこなっていた産婦人科医でも、経口中絶薬ならすぐに導入することができます。つまり中絶の選択肢が増え、結果的に掻爬法を減少させる事に繋がるのです。

もちろん経口中絶薬を導入するにあたって懸念点もあります。懸念点の一つが経口中絶薬であればオンラインでも簡単に入手することができるため、産婦人科を受診する事が嫌な人は勝手に手に入れて服用することができるという点です。服用方法もインターネットを調べればいくらでも出てきます。これの何が問題なのかというと、手に入れた薬剤は偽造薬ではないのか、もしくは本物だったとしても適切に保存されていたのかが保証されないということです。他にも自分の身体の状態を検査していないために副作用が深刻になるリスクや経口中絶薬の販売が反社の収入源となるリスクもあります。

これらの懸念点に対する解決方法は2つ考えられます。1つ目は政府が経口中絶薬の販売を厳しく取り締まるという解決方法です。オフライン・オンラインどちらの販売も目を光らせて管理する必要があり、それなりのコストがかかるでしょう。2つ目の解決方法は経口中絶薬をOTC医薬品にするという道です。OTCというのはOver The Counterの略で、OTC医薬品は医師による処方箋を必要とせずにカウンター越しに購入できる医薬品のことを言います。下手に規制すると粗悪品が出回ったり、反社の収入源になってしまう可能性がありますが、オープンなOTC医薬品にすれば薬局などで適切に管理・販売することができると思います。

以上のように経口中絶薬を導入するリスクはありますが、それ以上に身体負担の軽減や掻爬法の減少という点でメリットの方が大きいといえます。したがって、私は日本でも経口中絶薬を導入すべきだと思います。

「経口中絶薬が中絶を引き起こす原理」

妊娠は、卵子と精子が結びついた受精卵が子宮内膜に着床することでスタートします。そして、受精から約35時間後には細胞分裂が始まり、受精後4~8週(妊娠6~10週)で皮膚や筋肉、骨、内臓などほとんどの器官や組織の土台ができていきます。順調に妊娠を維持するためにはたらくのが、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンです。プロゲステロンは受精や着床をしやすくしたり、子宮内膜やそのまわりの血流量を増やして赤ちゃんが育ちやすい環境を整えたりします。

経口妊娠中絶薬は、このプロゲステロンのはたらきを止め、すでに着床した受精卵をからだの外へ排出します。経口妊娠中絶薬による中絶を行う場合は、2種類の薬を組み合わせます。まず、プロゲステロンのはたらきを止める「ミフェプリストン」という薬を1錠飲み、2日後に子宮を収縮させる「ミソプロストール」を4錠飲みます。すると、おおよそ24時間以内に出血が起こって排出され、中絶が完了します。
引用「Tokyo Sexual Health 2022

@わんこふの日記

昨日は東京ビックサイトで行われている「第50回東京モーターサイクルショー」に行ってきました。このイベントでは国内外のバイクメーカーが集結して様々な展示をおり、例えば創業120周年を迎えるハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)は日本に初めて輸出したバイクを展示していました。

夜はビリー・ザ・キッドというお店でジャンボハンバーグセットを食べたのですが、なんと500gのハンバーグが出てきて、お肉を飽きるくらい食べることができました。ご飯は少ないので低炭水化物、高タンパク質の食事を目指している人には良いお店かもしれません🥴

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