子供を産んだ人間に頭を下げながら生きろ!

タイトルは私の意見ではありません。
最近の、結婚出産は家父長制に加担している派(反出生主義)vs家父長制に加担してるだなんて酷い派(出生賛美派)のバトルを、悪い意味で「すごいなあ」と思いながら見ています。
私はどちらかといえば、自分自身は結婚出産はしないが、反出生の人たちの意見を完全に受け入れられるわけでもない…という感じでした。「子持ち様」みたいな呼び方が滅茶苦茶嫌いだし、子供に対して危害を加えるような事を言う人も嫌いです。
私自身は子供が好きですし、上記のような反出生の意見や言動を受け入れるのは無理だな~というのは今も変わらないんですが、今回はそれよりも何よりも、出生賛美の皆さんがマイノリティの女性をグッシャグッシャめっっちゃくちゃに踏みつけている事が非常にショッキングでした。

いちばんヤベェなと思った反出生へのご意見は「将来は我々が産んだ子供の世話になるくせに」といった意見でした。
この手の意見を言ってる方は何人もおられ、理屈として言いたいことはわかるんですが……

これってフェミニストを名乗る人が言っていいことなんですかね?

(以下、滅茶苦茶キレ散らかしています)

もしかしたら皆さんご存知ないのかも知れませんが(笑)世の中には異性が恋愛対象ではないとか、そもそも性欲がないとか、性欲を他者に向けるのがようわからんとか、恋愛感情ってなに?みたいな人がいるんですね。
それだけでなく、女性として産まれたが出産できる身体ではない人、病気や障害で産めない人もいるんですね。

あっ、存知なかったですかね?(笑)

「将来は我々が産んだ子供の世話になるくせに」って、そういう人たちへ罪の意識を植え付ける、産んだ人たちに協力的だった産まない・産めない女性を踏みにじるような酷い言葉だなあと思いました。
私自身は自分のことをアセクシュアルだと思ってるんですが、産まない人を見下している方々からすると「恋愛しないなんて完全に頭のイかれたキ○ガイだ」と思われてるのかもなーと感じました。

「産まない女どもは将来、我々が産んだ子供の世話になるくせに、ウチらに逆らうようなこと言ってんじゃねえぞ」と思っているフェミニストの方々。
私どものようなマイノリティを踏んだところであなたにダメージは無いんですから、これからも無邪気にマイノリティ女性を踏みつけまくりながら「正しいフェミニストでーす」ってやっててください。
産みたくない女性や異性愛者じゃない女性、病気や障害があって産めない女性は、フェミニストやったらいけないんですもんね。
「うちらの子供に世話になるくせに」と思ってるということは「お前は死ぬまで子供を産んだ女に感謝し続けろ」と思ってるんですもんね。
ついでに結婚・出産という行為が家父長制に少なからず加担してるということも、1mmも認めたくないんですもんね。何なんだろうねフェミニズムって!

最後に、もう私はあなた達のようなフェミニストには何も望んでいないんですけど、一つだけお約束して欲しいことがあります。

今度また老害政治家が「産まない女は早くタヒぬべき」と言ったときは「そうだそうだ!早くタヒね!」と賛同してくださいね。絶対だからな。絶対やれよ。

よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?