【剣盾公式大会チャンピオンリーグ】覇者ドラパキッスグロス【最終89位、レート1717】
こんにちは、ありげいつです。
チャンピオンリーグお疲れ様でした。
今回はチャンピオンリーグで公式大会初の最終2桁を達成したということで、準備段階から思考整理を兼ねて書いていた構築記事を公開させていただきます。最上位帯で戦えていたわけでは全くないですが、何かの参考になると嬉しいです(なるのかな?)。
TNひかる 最終89位、レート1717
並びもチーム名もかなりお気に入り
1.構築経緯
構築を組む過程でダイマエースから何から全て入れ替わってしまったので、そのあたりは全カットさせていただき、基本選出→補完の順に説明しようと思います。
そのため構築を組んでいるときの僕の思考過程そのままではなく、ある程度(というかかなり)後付けのものになっていることをご了承ください、、
まず初手の残飯身代わり鬼火電磁波ドラパが初手ダイマ(エースバーンやラプラスなど)にも起点作成(ボスゴドラやアマルルガ)にも出し負けしない性能を持っているのを評価し、この子を構築の中心としました。
次に、初手ドラパで困るのがミラーとトゲキッス対面でした。ミラーはHBキッス引きで何とかなることが多く、ドラパキッス対面はチョッキメタグロス引き安定だったため、彼らを構築に入れ、この3匹を基本選出としました。
このままだとバンギラスがきついので、バンギ対策のおまけにギャラドスやミロカロスにも打点を持った珠両刀エースバーンを採用し、サンダースもきついのでしっかり見つつ物理受けもできる枠としてHBトリトドンも採用。最後にキッスでも止まらない特殊ドラパに選出圧力をかけたり、ドラパミラー初手ダイホロウを牽制したりする枠としてバンギラスを入れて穴埋めし、今大会の構築が完成しました。
2.パーティ構成
ドラパルト@残飯 すり抜け 臆病HBベース
193(236)-×-117(172)-121(4)-96(4)-191(92+)
祟り目/鬼火/電磁波/身代わり
8世代前半の環境トップ。
禁伝2体環境で言うムゲンダイナ枠であり、ダイマックス砲こそ覚えないものの、この技構成にすることで初手出しが安定します。
調整は、Hが16n+1、Sは最速エスバ+3、残りBといった感じです。ミラー意識で最速にしたり、プテラ意識で最速130族抜きにしたりせず、HBベースにすることで環境に多い物理アタッカーに役割を持ちやすくなります。ミラーはキッス引き、プテラはそもそもあまりいないし、出てきたとしても攻撃を1発耐えて役割遂行することで解答としています。
このルール、ノーマルタイプがバッフロンしかいないため、ゴーストワンウェポンでもめちゃくちゃ通りがいいです。むしろこの型のほうが普通の物理アタッカーより通りいい(バンギ以外に対しては)。
ちなバンギに対しては鬼火してから引きます。
トゲキッス@アッキ 天の恵み 図太いHBベース
191(244)-×-151(180+)-141(4)-136(4)-110(76)
エアスラ/マジフレ/あさひざ/電磁波
ズキュントスの一角。
アッキ発動したら珠持ってないエスバのアイへぐらいなら受かってしまうほど硬いし、何よりまひるみが強すぎて驚きました。
Sは麻痺の入った+1最速ギャラドス抜きです。普通は悪巧みが入る枠を電磁波にしていますが、この型だと積んでもバンギ後投げに全く強くないこと、バンギ後投げに対する電磁波が麻痺バグを狙え、かつ速いバンギならばこちらのグロスとのS関係が逆転すること、ドラパの足を封じる動きがかなり強いこと、この環境の電気・地面タイプはそこまで多くないので電磁波がよく通ること、単純に電磁波とエアスラの相性がとても良いことなど、総合的に考えて電磁波採用が強いという結論に至りました。
ガラルユナイトでも大活躍間違いなしなんでしょうね、
メタグロス@チョッキ クリアボディ 意地HAベース
183(220)-205(252+)-150-×-110-95(36)
アイへ/地震/雷パン/瓦割り
重戦車。
火力も耐久も超一級品で、このルールでこの子を採用しないのはあり得ないと思うほど強かったです。さすがはダイゴのエースポケモン。
Sは麻痺が入ったエスバ抜きです。基本選出のうち2体が麻痺を撒けるのでこの調整はやり得でしょう。技構成ですが、バレパンと違って火力を出しつつまひるみも狙えるアイへ、ミラーや麻痺エスバへの打点となりダイアースで特防を上げることができる地震、ギャラドスへの打点となる雷パン、ラプラスに役割を持て、かつダイナックルで火力を底上げできる瓦割りとしました。冷パンも欲しかった説あるけど、何やかんやこれが結論なのではないでしょうか。
キッスやラプラス、パルシェンへの解答として構築に欠かせない存在でした。
エースバーン@珠 リベロ 無邪気ACS
155-167(244)-95-105(156)-85(0-)-168(108+)
火炎ボール/飛び跳ねる/とびひざ/エレキボール
ガラルを守るダイマエース。
ギャラドスやミロカロスで止まらないようにエレキボール持ち両刀で採用。調整は以下の記事を参考にしました。CはH4振りダイマギャラドスをダイサンダーで確定1発、Sは最速100族抜きです。
エースバーン育成論 : 【ガチ両刀】電気なボールを操る両刀リベロエースバーン【ダイマギャラドス確１】｜ポケモン育成論ソードシールド｜ポケモン徹底攻略 (yakkun.com)
ミロカロスに関しては逆にこの子で倒しにいっていました。ダイサンダーマジで読まれませんね。
バンギラス@帯 砂起こし 意地HAS振り
191(124)-204(252+)-133(20)-×-121(4)-95(108)
噛み砕く/ロクブラ/雷パン/瓦割り
ドラパ対策してますよ感を醸し出す枠。
ドラパに受け出すことを目的としていないため、崩しに特化した型としました。タイプ一致技で環境に通っている噛み砕くとロクブラは確定で、サブウェポンをミロカロスやギャラドスに打つ雷パンと、ミラーに強く出られてダイナックル媒体になる瓦割りにしました。
調整については、Aは特化、Sはミラーやグロス、麻痺エスバ意識で95まで伸ばし、残りを耐久に割きました。
あまり出さなかったけど最高のラストピース説。
トリトドン@オボン 呼び水 図太いHBベース
217(244)-×-128(228+)-112-107(36)-59
再生/冷ビ/大地/あくび
サンダース対策枠。
物理ポケが環境に多いのでHBベースで採用しましたが、ボックスにあったHBトドンをそのまま構築に入れただけなので細かな調整の意図は忘れました。
S21,22で使っていたからか、バンギトドンの並びがなんか好き。
3.選出
大体は基本選出(初手ドラパ+キッスグロス)で、ミロカロスがいたりキッスかグロスの役割対象がいなかったりしたときはエスバを投げます。
あとサンダースいたらトドンを投げます。
バンギはほぼ選出誘導枠です。
基本選出が本当に強く、補完でさらに磨きがかかるといった感じ。
4.環境考察
以下常体。
ラプラスやばそう→確かに明確な受けポケはいないが、残飯ドラパの身代わりでダイマターンを枯らしたり、チョッキメタグロスで打ち合いながら瓦割りで壁破壊したりと、対策は割とある
ドラパやばそう→これはガチだけど、ダイマなしの普通の物理ドラパはキッスで止まるので、気持ちよくダイマさせない＆被害をこちらの1体以内に抑えてダイマを消費させる立ち回りを心掛ける。特殊や10万ボルト入り両刀はバンギを出さないため本当にきつい
サンダースやばくね?→地面で止まる。逆に地面かバンギいないとアタッカー型に荒らされる(一応物理ダイナックルがあるがバンギに対して火力足りないって友人が言っていた)
(自分の構築では?)受けサイクル(ループ)やばそう→切る。まああまりいないでしょ(実際に自分は全く当たらなかった)
2番目について補足すると、相手視点バンギが選出されている可能性があるため、少なくとも初手ドラパミラーに関しては、ダイホロウを考慮せず、この環境において役割範囲が広いHBキッスに引くのが合法っぽくなる。
5.感想
ランクマをやっていない中で、ここまでしっかり準備して挑んだ公式大会は初めてだったのですが、2,3日目が思ったより勝てませんでした。皆さん強かったです。
また、公式大会はランクマと違って対戦回数が限られていて、事前に練習できる環境も有限だったので、試行回数をそこまで重ねなくとも練度を上げて勝ち切らなければいけないことに難しさを感じました。
本当はもっと勝ちたかったですが、まあこれが今の僕の実力なんでしょうね。それでも、自分的には納得のいく構築が組めたのでそこは良かったかなと思います(この構築じゃなかったら17もいけなかった説)。
とにかくこのルールは楽しかった。またやりたいです。
ちなみにてとらさんがこれとほぼ同じ構築を使っていたのですが、17いって最終99位取ってくれたので良き。
6.Special Thanks
本番に向けて一緒に考察してくれた「ドラパ研究会」メンバーのかっしーさん、ゆうたさん、らくラージくん(なんとかっしーさんは最終88位で連番でした笑)
練習会を開いてくださった皆様(自分も含む)とそこでの対戦相手の皆様
本番の対戦相手の皆様
応援して下さった方々
本当にありがとうございました!!
8世代終了まで残り2か月を切りましたが、チーム戦や仲間大会など、まだまだポケモン剣盾を楽しんでいきたいと思います!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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