国立国会図書館デジタルコレクション有効活用法案
国立国会図書館デジタルコレクションがアツい
こんにちは。
皆さんは国立国会図書館デジタルコレクションを、またその個人送信サービスというものをご存知でしょうか。
簡単に言うと、著作権の切れた書籍や絶版となってしまった資料などを国がデジタルアーカイブとして一般公開しているサービスです。
本人確認(5日ほどかかる)が完了すると自宅からでもかなりの資料を読み漁ることができます。印刷用ファイルとしてpdfのダウンロードもできます。もちろん無料です。
とにかく膨大な資料にアクセスできるのですが、とは言っても著作権の切れたものや絶版本などが主であり、現代に生きる私たちに利用価値のある資料を見つけ出すにはちょっとコツがいるのではないかと感じました。
今回はちょこちょこ触ってみて思いついた活用法やどんな資料が見れるかについてご紹介しようと思います。
料理本、レシピ集
「料理」「レシピ」などで検索をかけると昭和の料理本やレシピ集なんかが出てきます。もっともっと昔の、もはや筆で書かれていて何が書いてあるのかわからないようなものまであります。
大衆向けのレシピ本から、かなり本格的なフレンチの料理教本みたいなものまで色々あります。料理の種類や人の味覚自体は数十年前と今でさほど変わってはいないだろうと考えらえるので、昔の資料でも十分役立つと思われます。
哲学書、心理学書
有名な哲学書や心理学の本についてはだいたい揃っています。というのも、だいたいめちゃくちゃ昔に書かれている(かつ訳されている)ため、著作権が切れていたり絶版になっているものが多いからです。
古典を学ぶことが重要な学問については、あらかたデジタルコレクションでなんとかなってしまうように思われます。
昔の詩や文学
同様に、昔の詩や文学についても有名どころはあらかた揃っています。昔の岩波文庫とかも読み放題です。しかし、有名どころだと「青空文庫」に移植されているものも多く、わざわざデジタルコレクションで読むよりもそちらの方が読みやすいかもしれません。
英語学習、語学
検索をかけてみると語学関係の書籍が意外とありました。昔の大学受験参考書なんかもあります。単語や文法が今と昔で異なるなんてことはそうそうないと考えられ、語学についても昔の資料で十分学ぶことができるのではないかと考えました。戦後まもなくの単語帳などがあって面白いです。
数学、物理学書など
ここらへんも同様で今と昔で内容が異なるということがほぼないと思われます。線形代数の教科書とかありました。
エロ本
「官能小説」とか「ヌード」で検索しましょう。
まとめ
ポイントは「今と昔で価値の変わらないもの」を探すことです。逆に言えば、医学のような常識がどんどん更新されていく分野については、あまり意義は見出せないかもしれないと感じました。(『傷寒論』のような漢方の古典はありました)
かなりの資料数なのでまだ見ぬ掘り出し物がたくさんあると考えられます。みんなも国立国会図書館デジタルコレクションでタダ読みを楽しもう!