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Let’s study AI(えーあい)会話!!

今日(2024年4月17日)12時から、法務パーソン向けのAI活用セミナーに登壇する。GPT-4で仕事をラクに、楽しくするために、参加者全員がGPTを「わかる」「使える」体験をするワークショップだ。
https://hubble-docs.com/news/2024-04-17

今回ワークショップを企画するにあたり思い出したことや考えたことを整理してみる。エモしかない、みたいな内容なので「なんだかハイカロリーなポエムだな」くらいでササッと読んでいただけると嬉しい。

懐かしい記憶

1995年11月23日。今から30年ちかく前。
当時、小学生だった自分は、テレビを見ていて、ただただ不思議だった。ブラウン管の向こう側で、大学生やサラリーマンの男性たちが深夜から電器屋の前に行列しており、開店と同時に駆け込んで、水色の箱を手に入れて歓喜している。

それは、Windows95の日本発売日であり、時代がアナログ時代からインターネット時代に変わることをはっきりと示したイベントだった。

なんてことを自分が理解するのはだいぶ後のことで、当時、自分が感じていたのは、
「え?何これ?」
だった。なぜこれだけの熱狂があるのか。なぜ自分は事前に全く知らされていないのに、あれだけの人が殺到しているのか。聞いてないし、誘われてないんだけど?

自分が、時代が変わるお祭りからは、すっかり蚊帳の外に置かれていたことを、その時にはっきり知った。近所のお祭りに行くのが大好きで、太鼓の音や花火の音に心踊る子どもだったから、ニュースが映す浮かれた大人たちの姿を見ながら、とてもさみしい気持ちと、自分が向こう側に、社会のほうに行かないと、ずっとこんな感じなんだろうな、という確信があった。

しゃべるコンピュータ

2022年11月30日。ChatGPTが登場した。それまで、自分にとってコンピュータは、自分のほうが相手の言葉を覚えて、相手に合わせる必要がある道具だった。しかし、この日を境に、コンピュータが、自分の言葉で、自分に合わせてくれる道具に変わった。おたまじゃくしがカエルになるように、なんだか急に足が生えて向こうから歩み寄ってきた。

ずっとこういうコンピュータを待っていた。その興奮で毎日ひたすらChatGPTと話をし、色んな人とその興奮を分かち合い、まだ使っていない人や会社にChatGPTの使い方をボランティアで説明し…ということをやっていたら、あっという間に1年経った。

ただ、ふと、95年のときの懐かしい記憶が蘇ってきた。たぶん、今、同じように「あー、なんだかお祭りが遠くでやっているんだなあ」と思っている人たちが、やっぱり、いるんじゃないかと思う。そう思ったら、居てもたっても居られなくなった。

Hubbleの早川さん、山下さん、企画担当のFさんとお話ししたのは、ちょうどそんな時だった。
「AIが代わりに仕事をするというメッセージが喧伝される状況って、ちょっと息苦しい感じありますよね」みたいな感覚を共有しながら、「それってなんでだろうね」「どうすればいいのかな」ということを話し合った。

↓が話し合った内容の一部。

240322_Hubbleウェビナー相談メモより

今回、法務を対象に、「AIで仕事を楽に」かつ「AIで仕事を楽しく」するためのワークショップを行う。法務は言葉を使う仕事だから、AIと会話するスキルを身につけやすい職種だ。でも、法務に限らず、英会話を学ぶように、誰でも、AI(えーあい)会話を身につけることはできる。「身につける」なんて大層なことは考えず、とりあえず、「Hello」から始める、でいいし、「今日のランチどうする?」とか、思いついたことを聞けばいい。

プロンプト・エンジニアリング…!?と固く考えずに、「AI(えーあい)会話」だと考えて気軽に参加してほしいな、と思っている。盆踊りみたいなもので、太鼓が鳴っている周りを、見様見真似でとりあえず踊ってみると楽しい。うまいとか下手とかない。誰が進んでいるとか遅れているとかもない。ChatGPTのインパクトに全世界同時に驚いていたのだから、その意味では全員遅刻状態。全世界同時にワクワクを感じられるフェスなんだな、くらいの感じで、自分のペースで、自分の参加したいやり方でお祭りを楽しむのがいいと思う。

そうして様々な人がお祭りに参加してAIと遊ぶことで、AIとのより良い付き合い方を、社会が見つけていくことにつながると信じている。

ということで、Let's study AI(えーあい)会話!!

なぜか毎回新しい綴りで出力されるけど、それも楽しい

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