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wandbを使ってくださっている方々の記事をちょっと使ってみた系からAdvancedなTipsまで幅広くまとめていくマガジンです。 wandbは、エンタープライズグレードのエン…
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#機械学習

Fully Connected 2024サンフランシスコ イベントカバレージ - メルカリ Teo Narboneta Zosa様

本記事は2024年4月18日にサンフランシスコで開催されたFully Connected 2024: The Era of Generative AIのイベントカバレージです。第1弾は日本のお客様からのご登壇でメルカリのTeo Narboneta Zosa様。ご講演タイトルは「How Mercari Is Using Gen AI To Define The Future Of Japanese C2C E-Commerce(メルカリはどのように生成AIを活用し、日本のC2C

八千代エンジニヤリング様 〜 AIによるインフラ維持管理の高度化への挑戦

日本の社会インフラの設計・施工管理を担う建設コンサルタントの八千代エンジニヤリング様。同社は近年、インフラの維持管理業務におけるAI活用を推進し、建設業界のDX化を牽引している。同社 技術創発研究所のAI解析研究室で室長を務める藤井純一郎氏と研究員の都築幸乃氏に、建設業界におけるAIの活用状況と、同社の取り組みについてインタビューにご回答を頂きました。 建設業界におけるAI活用の障壁とは藤井氏によれば、建設業、特にインフラの維持管理分野におけるAI活用の障壁は「データの質と

Nejumi LLMリーダーボード Neoからの考察

Nejumi LLMリーダーボード Neoの仕組みと使い方を詳細にご説明するウェビナーを1/24に開催します。下記の申込ページよりご参加登録をお待ちしています! Weights & Biases Japanでは昨年末、Nejumi.aiリーダーボードのアップデート版、Nejumi LLMリーダーボード Neoを公開しました。 この新しいバージョンの開発に際しては、LLM-jpのモデル評価チームや、Stability AI Japan の評価チームの皆さん、弊社内LLMエク

LLMリーダーボード運営から学んだ2023年の振り返り

この度Weights & Biases Japan(W&B Japan)は、7月より Nejumi.ai にて運営してきたLLM(大規模言語モデル)の日本語評価リーダーボードをアプデートします(2023年12月27日に公開予定)。本稿ではアップデートに至るまでの経緯と私たちがLLM評価について学んだことを共有したいと思います。 そもそもなぜリーダーボード?昨年OpenAIがChatGPTをリリースしてから1年余りが経過し、世界中でLLM開発が多くの企業のAI開発に大きな渦を

Fully Connected Tokyo 速報レポート Part2

2023年10月11日に日本で初めてのWeights & Biases ユーザーカンファレンスである、Fully Connected Tokyo 2023が開催されました。本イベントは、日本をリードするW&Bユーザーの皆様からその最新のML開発・運用のノウハウをご共有いただくことを目的にして東京スクエアガーデンのコンベンションホールで開催され、約300人の参加者が集まり、大盛況となりました。 3つのパートからなる本イベントのパート2では、W&B ML Engineerの鎌田

Fully Connected Tokyo 速報レポート Part3

2023年10月11日に日本で初めてのWeights & Biases ユーザーカンファレンスである、Fully Connected Tokyo 2023が開催されました。本イベントは、日本をリードするW&Bユーザーの皆様からその最新のML開発・運用のノウハウをご共有いただくことを目的にして東京スクエアガーデンのコンベンションホールで開催され、約300人の参加者が集まり、大盛況となりました。 3つのパートからなる本イベントの最後のパートでは、W&B Japanの山本祐也から

Fully Connected Tokyo 速報レポート Part1

2023年10月11日に日本で初めてのWeights & Biases ユーザーカンファレンスである、Fully Connected Tokyo 2023が開催されました。本イベントは、日本をリードするW&Bユーザーの皆様からその最新のML開発・運用のノウハウをご共有いただくことを目的にして東京スクエアガーデンのコンベンションホールで開催され、約300人の参加者が集まり、大盛況となりました。 3つのパートからなる本イベントの最初のパートでは、W&B Japanカントリーマネ

生成AI/LLMから事業価値を創出するための条件とは

Weights & Biases Japan(W&B Japan)では、エヌビディア合同会社と共催で招待制のエグゼクティブラウンドテーブルイベントを9月末に開催しました。このラウンドテーブルでは、生成AI・LLM開発を開始した、または開発を検討中の企業のエグゼクティブの皆様をご招待し、企業が質の高い生成AIモデルを自社開発することからどのように独自の製品・サービスの開発に繋げ、競合優位性を確立できるのか、その最前線から学び、ディスカッションの中か

LLMOps:基盤モデルに基づくアプリケーション開発のワークフロー

大規模言語モデル(LLM)の可能性を引き出し、その機能を拡張してアプリケーションを開発・提供するためのワークフローは、どのようなものなのでしょうか。私たちはここ数ヶ月、様々な場所でこの課題を耳にしてきました。 これまで機械学習モデルの開発と運用を統合するMLOps(Machine Learning Operations)のワークフローの構築において最も信頼されてきたWeights & Biasesは、OpenAIやStability AIなど、生成AIの開発で最先端をいく企業

オープンソースLLMの日本語評価結果 - W&Bローンチで誰でも再現可能に

LLMの日本語性能ChatGPTが発表されて半年あまりが経ち、世の中は激変しました。少し冷め始めていたAIへの注目は突然急騰し、この新しい技術の可能性を探究すべく、日本では世界的にも突出した数の方々がその動向に関心を持っているようです。 ChatGPTは幅広い言語で高い性能を示している一方で、モデルは公開されておらず、またAPIの利用においてプライバシーや機密性の高いデータを送信することはできないため、オープンソースのモデルにも注目が集まっています。 オープンソースのモデル