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2024冬コク障害レースゆる~く振り返り

2024年ももう3月ですって。1月3週目から3月1週目まで続いた冬の小倉障害戦をゆる~く振り返ろうかなと。主観マシマシの文章です。あとゆる~く振り返るつもりが色々書きたくなってそれなりの分量になりましたとさ。


馬券に関して

馬券成績

全レース24戦
回収率:125%
的中率:50%(24レース中12レース的中)

未勝利17戦 
回収率:172%
的中率:59%(17レース中10レース的中)

オープンレース7戦
回収率:32%
的中率:28%(7レース中2レース的中)

所感

 例年フユコクの成績はあまり良くないんですが、今年は無理して買わないように購入金額を抑えめにしたのでいい成績でした。
3/3未勝利の◎アイスジャイアント、2/10未勝利の◎サンマルグレイトで大きい馬券を取れたのが大きかった。スピード勝負の開幕前半よりズブズブ差し決着みたいな開催後半の方が馬券スタイルとマッチしているのかなという気付きを得ました。

冬コクトピック

覚えておきたいことをとめどなく書きました。書いてから気づきましたが騎手中心の振り返りみたいになってます。

伴啓太の復帰と不調、そして復調

 9月中山でアイスジャイアント騎乗の際、返し馬で放馬し脚を怪我した伴騎手が年始中山から復帰。
一昨年昨年猛威を奮った冬コクの伴ですが、未勝利の騎乗馬が乗り替わりで勝ち上がってしまったり、逃げの人気馬で乱ペースを刻み失速したりと冴えない騎乗振りが目立つ開催前半でした。
 上野蓑島の両名が負傷離脱したことにより騎乗馬を確保し徐々に従来のスタイルを取り戻した伴騎手は開催後半でニューツーリズムとコンビを組んだ春麗JSで3000m越えの距離で久々の馬券内となると、上野騎手から引き継いだデシマルサーガ、蓑島騎手(前のレースは五十嵐騎手)から引き継いだブリヨンカズマで馬券内に。そして冬コク最終日。怪我した際の騎乗馬でもあるアイスジャイアントと再コンビを結成。ダート重賞馬の馬力を生かして馬場の悪い内埒沿いを追走し力強く突き抜け約半年振りの勝利を納めました。
 ここからは得意の中山→福島になり、どこまで勝ちを伸ばせるか。昨年の9勝を超える活躍に期待です。

上野翔覚醒

 上野翔騎手が覚醒。2024年に入り(5-1-0-9)と飛ぶ鳥を落とす勢いだっただけにルレーヴドゥリリでの落馬負傷が悔やまれるが、近い内に復帰するらしい。靱帯損傷って見た気がするんだけどバケモンかな?
 再三呟いているが上野騎手は馬の力がよほど抜けてないと勝てないような厳しいコース取りを取りがちで外目を先行して早々に垂れるという必敗パターンがあった。それだけに埒沿いを通れたときは実に鮮やかな勝ち方をする。(例:ケイティクレバーの東京JS)
ただ去年ごろから直線内の進路を取るように(中山未勝利タイセイコマンドや阪神未勝利ボイラーハウス)なりかなり進境が見えていたため、その意識と馬の頑張りが上手く重なったような感じ。
 ペガサスの結果と怪我の状況次第だがセブンデイズでGJ挑戦する姿を見たい。

ブラックボイスの強さと成長に驚き

 今開催の小倉OPを連勝したブラックボイス。正直福島未勝利はメンバーと内容からしてもOP即通用の感はなく、石神式教育の例として刻んでおきたい。
 新潟未勝利で最後方から上がりだけ使って福島で勝ち上がり。ここまではよくあるパターン。ここから小倉OPSB最内でスピード競馬で完勝。距離を延ばしたOP特別春麗JSでも勝利と、ここまでやれるとは思わなかった。2戦とも最内を引けたのが大きいかもしれないが、その成長と教育の上手さに舌を巻く。OP特別勝てるとなると次は重賞か。今年は同条件の小倉SJがなく、東京JSあたりを使ってきそうな感じ。

小牧騎手の成長

 小牧騎手の成長を感じる冬コクだった。イン前への意識が向上し、コースロスなく回ろうとしたり、逃げ作戦を取ったりして競馬に幅が出たように感じる。
 気づけば冬コクだけで5勝を挙げてリーディングトップに。カイザーバローズのような癖馬も矯正して乗りこなす技術にレース感が磨かれて戦術に幅が出てきた大・小牧騎手時代がやってきそう。あとは重賞奪取したい。

安定という言葉の擬人化、森一馬

 毎週障害レースを見ていれば森騎手の安定感を絶対に感じ取れるはず。冬コクでも存分に発揮された。特にオールザワールドでクラップサンダーの追撃をしのぎ切ったレースやスマイルスルー・メイショウキョウジなどの絶体絶命のピンチから立て直したレースなど普通なら馬券外になる展開の馬も馬券内に残せてしまう。教育も行いながら勝ち上がるので、オールザワールド・ゴールドパラディンともに昇級即馬券内だった。この点は覚えておきたい。

若手騎手の積極参戦(水沼・鷲頭・井上)

 障害レース経験の浅い騎手たちの頑張りも目立った今年の冬コク。
・水沼(1-1-0-11)
・鷲頭(0-0-0-9).
・井上(0-1-0-6)
上記の数字を見てもわかるようにそれなりの鞍数を確保。
 特に水沼騎手は平地でも成績を上げながら半分以上である13鞍に騎乗。エンデュミオンに騎乗して勝利した経験は大きく。レースもかなりうまくなってきた。
 鷲頭騎手は減量の恩恵が大きいOPでナギサとニンギルスの有力馬に騎乗。残念ながら抹消してしまったが、森騎手以外まともに乗れていないナギサとテン乗りで上手く導いていた。ニンギルスは外枠が堪えたり、飛越ミスがあったりと力を出し切れなかった。栗東は障害騎手の引退で需要は多いはず。減量があるので、鞍数を積極的に増やしたい。あと夏北海道行くかがちょっと気になってる。
 井上騎手は小牧騎手を頼って栗東滞在。小牧騎手の騎乗馬に調教をつけたりして鞍数を増やした。タマモワカムシャで見事な追い込みを見せたし、テン乗りのサクセスエースでの騎乗も成長を感じさせた。上述の2人と違い減量がない分鞍数が中々増えないが、頑張ってほしい。

異色の新人坂口騎手がデビュー

 冬コク最終週で調教助手から転身し騎手免許を取得したオールドルーキー坂口智康騎手がデビューした。トーセンアウローラに騎乗し、コーナーで膨れながらも落馬なく回ってこられただけで初騎乗としては良かったのでは。
 レースの中でしか分からないことがたくさんあるはずなので、とにかく数乗って経験を積んでほしい。小倉→中山/阪神→福島なのでコースがトリッキーで大変かもしれないが。

西谷ー中内田ラインの新星

 西谷騎手と中内田厩舎の黄金ラインからヴァリアメンテが新たに入障。初障害3着→中1週再輸送で未勝利勝ち→再度中2週再輸送でOP3着とまだ奥がありそう。コンビで障害に使ってきた場合は6頭中5頭(転厩後に勝ったミッキーメテオ含む)が勝ち上がりとあり得ない数字。今後もこのラインからの入障は黙って買った方が良さそう。

大庭の乱

 2023年は激薄メンバーの東京未勝利でクラウンセトを2着に導いた以外は馬券にもならなかった大庭騎手が突如連続馬券内に。
 謎の継続騎乗でジューンヨシツネで3着。上がりの脚だけ使って届かない競馬を繰り返していたユーベルントで鮮やかな差し切り勝ち。蓑島騎手の負傷で急遽の代打騎乗となったトラファルガーで逃げて2着と過剰供給。
 特に障害戦での勝利は2022年の1月にヤマノグリッターズで勝って以来。加藤和師のツイートでその素性があきらかになりつつある大庭騎手のびっくり箱騎乗が今後も楽しみ。あとブログの更新もうしないのかな…。

ユーベルントの口取り

おわりに

 2021年に京都競馬場の改修によってはじまった冬の小倉障害戦(冬コク)も気づけば4年目が終了し、どんなことがあったかなというのを思い出せなくなってきたので、2024年分だけでも書き残しておこうというのが今回これを認めた理由です。
 京都競馬場の改修が終わっても冬コクが継続したので、来年以降も続くでしょうし、これを読んでそういえば2024年の冬コクはこんなことあったなということを思い出す一助になればいいなと思います。

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